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ピロリ
2020年2月19日 12:09
雪は嫌い。辺り一面銀世界、そんなものは害でしかない。電車は止まり、車は滑る。高いマフラーに雪が付く。外に出る気を奪ってく。雪は嫌い。ふんわりふわふわなんかじゃない。融雪の水でべちゃべちゃだ。踏み固められてカチカチだ。歩こうとするとツルツルだ。雪は嫌い。ほとんど溶けた雪の残りは、消しゴムのカスのように道路脇に転がっている。白く綺麗なものじゃなく、土や汚れで灰色だ。冬の汚れを吸い取って、
2019年9月17日 23:09
灰色の感情ばかり数えていたら、いつのまにか自分の持ち物が何か忘れてしまった。奥には何が転がってるのか、深いところまで潜れるか、体力は少ない。でもきっと君もそう。積もり積もって、君は1番大切な『楽しい』を奥に無くしかけている。僕が代わりに潜ってあげたい。肋骨の隙間から入り込んで、なけなしの体力を溶かして、もがいて、探して、ここにあったよって。でも、僕の代わりに無くした物を探してくれる人はいるだろうか
2019年8月27日 23:47
あなたは別れた恋人を大切な思い出にしますか?人生から抹消しますか?一度は愛した人どういう風にケジメをつけるか願わくば風化してほしいけれど瞼の裏にはいつもの笑顔自分以外に見せないでほしいと思う思い出にもならず、消えもしないただひたすらに黒い感情となり、僕の真ん中に残り続ける。 #ピロリ日記 #日記 #エッセイ #コラム #雑記 #毎日更新 #毎日投稿 #毎日no
2019年8月19日 23:48
なんだか随分と遠くに行ってしまったような気がする。気がする、じゃない。皆が歩いている中僕は座り込んでいるんだ。置いて行かれるのは当然だ。怖くなる。部屋のテレビがついていることに今気づいた。手元の画面と向き合っていると、全てを忘れてしまう。時間の流れも、自分が座り込んでいることさえも。だから、今日はスマホを置いて、ちょっとだけ立ち上がって歩いてみたんだ。言葉で、何かを生み出し、人の
2019年8月4日 23:58
時間が経つのは早い。何かをしていても、何もしていなくても、時間はどんどん過ぎるし季節は目まぐるしく回る。ついこの間まで春だったのにもう真夏だし、店頭には秋服が並び、心は冬を求めている。いつか4つの季節なんて全部くっついちゃうんじゃないだろうか。そんなことを考えていたからか、夢の中の僕は半袖に半ズボンで、虫取り網を片手に雪道をずかずかと歩いていた。その頃は出会うことすら知らなかったはずの君の手を引い