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ピロリ
2019年8月27日 23:47
あなたは別れた恋人を大切な思い出にしますか?人生から抹消しますか?一度は愛した人どういう風にケジメをつけるか願わくば風化してほしいけれど瞼の裏にはいつもの笑顔自分以外に見せないでほしいと思う思い出にもならず、消えもしないただひたすらに黒い感情となり、僕の真ん中に残り続ける。 #ピロリ日記 #日記 #エッセイ #コラム #雑記 #毎日更新 #毎日投稿 #毎日no
2019年7月25日 23:59
女性の方が準備が大変だというけれど、男だって準備は大変だよ。朝は早起き。シャワーを浴びて、服をじっくり選ぶ。かっこ悪い服はダメだ。野暮ったくなく、かつさりげないオシャレを。ヘアアイロンとワックスで髪型をバシッと決めて、お気に入りの香水をつける。君の隣で少しでもかっこいい男でいられるように、出発直前まで大忙し。そして、約束よりかなり早めに集合場所にスタンバイするんだ。汗をたくさんかいた。
2019年7月16日 23:05
あの子が視界にちらつく。赤いN-ONEを見かけるといまだにナンバーを確認してしまう。叶うはずのない夢を抱いて走り出してしまいそうだ、ゆれている、面影に。まったく別の命に代わってしまいたい、でも記憶は、そのままでいて。友達になったはずだったのに。連絡なんてできるわけない、友達として。二人の時間は、溶けてなくなって、新しい花の養分になる。あの子が誰かと咲かせる花の。二人で使おうと決めた入浴剤が泣い
2019年7月9日 23:01
家の近くに大きな川がある。水の上では光が跳ね、風が草花を優しくなでる。芝の上に寝転ぶと、優しい空気が二人を包む。わたしの手をあなたの手に優しく重ね、横顔にやわらかくキスをする。そんな二人の世界を上から太陽が覗き見て、顔を赤らめている。夜には川へと向かう人の川ができる。うちわ片手に、カランコロンと下駄が笑う。流れの中ではぐれないように、ぎゅっと君の手を握る。まもなく打ち上がる花火は君に嫉妬するだ
2019年6月23日 23:33
君は僕に似ている。好きなものも、苦手なものも。一日の最後に僕の家に来た君には糸が巻き付いていた。きっといろんなものをその小さな体に抱えているんだろう。いいよ、そのままで。糸を切っても僕は飛べなかった。君は僕に似ているから、きっと君も飛べないだろう。でも君には家に帰れば暖かいご飯が待っている。そこは似てないね。僕は添加物にまみれた身体だから。君の血も肉も僕より美しいだろう。君なら飛べるのかな。君