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孤島の鬼 感想

これは随分と前に私が読んだ江戸川乱歩原作「孤島の鬼」の感想文です。

素人が人様に見せる為に書いた文章ではない

ですので、良くない表現・意味不明な文が出てくるかもしれませんが、誰かと感想を共有したい人向けで投稿させていただきます。なので皆さんも大いに「孤島の鬼」の感想文を投稿していただけると嬉しいです。喜んでバレないように見に行きます。
また、読んでいる途中(意外な素人探偵)から感想書きてーってなったので最初の方は記憶が曖昧な部分がございます。ここ違うんじゃね?となった場合は華麗にスルーして置いて下さい。言わずもがなだと思いますが「~まで」はその目次まで読んで下さいという意味です。そこまで読んでもらってからこちらの感想文を読んでいただくと感想を共有している様な気持ちになれると思います。
最後には「孤島の鬼」の舞台の感想もありますので、知っている方・見たことある方、また全然知らない方もよければどうぞ!

意外な素人探偵まで


感想でよく箕浦くんひどいとか、諸戸が可哀想だとかをよく見たけれど、今の所どっこいどっこいと言うかどちらも悪いなという印象を受ける。諸戸の好意(恋情)を知りながらも関係を辞めずに思わせぶりな態度をとって、まるで都合のいい女のように諸戸を使っていた箕浦は確かに酷い男だけれども、まだ17歳という若い頃の話だし、相手が嫌いな人ではないので突っぱねることも出来ないだろうから関係を終わらせられなかったのは仕方ないかなとも思ってしまう。まぁ君は綺麗だとか熱い手の部分で離れたって言ってたから大丈夫だって思ってたら、手紙も書いてるし出掛けにもいっとんかい!!どういうことやねん。関係やめたんちゃう?まぁ、話し合い手になってくれみたいな事を諸戸言ってましたからこれまた仕方ないかなって。。だってどう考えても惚れた弱みってやつでしょこれ?どんだけ箕浦くんは美少年なのさ?気になってしゃあないわ。諸戸は同性愛者で箕浦は全然その気がないので結ばれるのは無理でしょうけど、諸戸もその部分は理解してて、別に良いんだって諦めモードだったのに箕浦が誰かのもの初代のものになったもんだから我慢ならなくて結婚の邪魔をするっていうやべーやつだし。どんだけ好きなの?諦めてたんじゃないの?まぁ、箕浦が誰のものでもない限り自分のものになる可能性が少なからずあると思っていたのではと考えていました、私。だから実際に誰かのものになってしまった箕浦を見ていられなくなってそれを阻止したいという一心で求婚運動するんですから、かなり本気ですよね?現時点だと、どうにも諸戸可哀想、、とはならないんすよね。性別を超えた恋愛ってめちゃくちゃ難しいわけじゃないですか?拒否すればいいとは思うけど、実際簡単じゃないんだろうなって思っちゃうわけですよ。ぶっちゃけ箕浦くんが嫌われる理由って相手の気持ちを知りながらその気持ちにつけこんで頼ったり使ったりすることと、言いよられたりするのが嫌とは思っていないくせに手を出そうとするとめちゃくちゃ拒絶するって所じゃないですかね。分かっててやってるあざとい感じが読者をいらっとさせるんでしょうね。確かに諸戸可哀想かも、、

読み返して思ったのは初代の話普通出掛けてる時に諸戸に話す??ちょっと、箕浦くん空気読めんか?諸戸はあんたが好きなんやで?忘れたとは言わせへん。案外酷いことしてるよね。諸戸の恋心を知らないならまだしも、がっつり知ってますやん?態度が明らかに変わるんはよろしないですよ?出掛けた先で違う人の話ばかりだったり、いくら手紙をよこしても返事を返さなかったり、露骨すぎて草生えちゃいますわ。心を知っててわざとそんな風にするなんて、箕浦は悪魔か何かなの?いや、違うわ小悪魔だったわ。

乃木将軍の秘密まで


諸戸の恋愛感情を完全には理解出来ないものの頭では理解していた。そして、他の普通の人や場合のようにいやではなかった。諸戸と相対していると彼か私かどちらかが異性でもあるような一種甘ったるい匂いを感じた。
たぶん箕浦くんの悪い所はここですね↑そういう関係になりそうになると完全に否定するわりに、日頃は諸戸に好意を抱いていていやとは感じていない。むしろ、男女の間で感じるような甘ったるい匂いを感じている。この時点で脈ありじゃん!?って思っちゃうよね。もしかしたらと諸戸が思っちゃう気持ち分かりますわ。ほいで、出てくる理不尽な格差、諸戸が主に動いてるしお金出してんだよな、、んでわざわざ用意してもらった家を汚いって余りに酷いんじゃありません?箕浦くん
まぁ、何故だか凄くやる気の諸戸が次々と動いているだけと言えばそうなんだけど、てめぇ大事な恋人殺されてんだからもっと行動しろよ?敵討つんだろぉ??とか思ってしまう。あと、なんでこんな諸戸張り切ってんだろ?ってめちゃくちゃ箕浦気になってるけど、たぶん誰のものでもなくなった箕浦くんと一緒に話したり時間を共有したり出来ている時間が凄く楽しくて堪らないんじゃないかなって、箕浦くんの役に立ててるの嬉しいんじゃないかなって、、もし本当にそうなんだとしたらむちゃくちゃ悲しい😭私泣いちゃいます。

岩屋島まで


まさかまさかの展開でびっくりしちゃいましたよ。。初代と諸戸に関係があっただなんて、、てか本当の親を知らんやつが多すぎんか?なんなんや?特殊な生まれすぎて感情移入が出来んて、双子の話もそうやけど所々中略しすぎて文章がむちゃくちゃで具体的に吉ちゃんが秀ちゃんにどんなことしたんか分からんけど、可哀想でならないわな。違う人間と絶えず一緒にいて寝て暮らさなあかんとかまじ鬼畜の所業、しかも相手はこっちに好意を抱いていて寝てる間に触ってきたり、キスをしてきたりする。こりゃ堪らんな、吉ちゃんも可哀想っちゃ可哀想やし、秀ちゃんが泣いたり怒ったりすると大人しくなるとこ可愛いなって思ったけど秀ちゃんからしたら溜まったもんじゃないんで、同意を得て下さい。
ほいで、諸戸がやる気になってたんわ、自分の過去・生まれ故郷のことで引っかかってたからやねんね。箕浦くんと一緒にいれる嬉しさやおもたけど違いました、ごめんね。そして明かされる女嫌いの訳、まぁ血の繋がらない母親に悪戯まがいなことされたらトラウマもんやろなとは思いますわ。それで他の女の人も無理になって綺麗な若い男!ってなるのおかしいと思うけど(もとから、そっちのけがあったとしか思えない)どタイプの箕浦くんにゾッコンてなわけなんですね。

三日間まで


あのさ、箕浦くん。何の為に岩屋島に来たか分かってる?初代を殺した犯人を突き止めるためだよね?敵討ちするためにきたんだよね?そういう認識であってるよね?なのに、秀ちゃんと恋に落ち合ってんじゃねーよ!まだ、秀ちゃんは良いよ?今まで会ったことある男性ってずっと横にいる吉ちゃんと世話をしてくれた助八さん、お父さんと思わしき人物、自分の日記を渡した深山木さんで箕浦は若くて諸戸が言ってるように美しいらしいですから、一目惚れもしましょうよ、恥ずかしくて顔を赤らめることもありましょうよ。でも、箕浦てめーどういうつもりだ?あ?てめーの一目惚れは許さねーよ、初代さんにしか。なんなんだよこいつ、若い女なら誰でも良いのかよ。片輪娘の彼女に恋しちゃうなんて!みたいな事を書いてますけど、ずっと酷いからその表現!愛する人への態度なの?それ。自分も一目惚れしたけど、相手もしてるみたいこれって運命!!って凄くポジティブに解釈なされてますけど、秀ちゃんがお前を好きかはまだ分からんからな?助けて欲しいが一番だから、出して欲しいだけだから!勘違いしてんじゃねーぞ!このやろう!!
諸戸が弱まっているのが、見てらんないよ、、疲弊してる諸戸に対して城を抜け出し秀ちゃんに会いに行ってるウキウキ箕浦、ほんとお前。大人しく城にいろよ!そのせいで秀ちゃん酷い目にあってんだろ?考えろ!弁えろ!本当駄目、むちゃくちゃ好きじゃ無くなってきましたわ。

麻縄の切口まで


頭も切れて行動力もある諸戸に心ときめかせながら、箕浦くんの表現の仕方とか25歳ながら年齢を感じさせない幼稚な行動にイライラしておりますよ。まず!諸戸が箕浦に対して好意を抱いていることは前々から重々承知なくせに、めちゃくちゃ自分の事好きじゃん!?って空恐ろしく感じてる箕浦くん酷すぎない?いや、箕浦くんが他人の気持ち考えたり、酷くなかったことなんて一度たりともなかったけれど、若干引いてる感じがムカついたわ。諸戸を助ける為に島に残んのは当たり前だろ?なに、主人公気取って助け出してやるだよ、普通なんだよその考え!!諸戸と秀ちゃんを助け出さなきゃじゃねんだよ、秀ちゃん助けたらもれなく吉ちゃんもついてくんだよ、現実逃避してんじゃねぇ。あと、またてめーの所為で人死んでんじゃねーか、徳さんとその息子。徳さんはまだしもよ、息子は本当に何にも関係ないのに死んじゃっておい、じゅうごろう!ちゃんと確認して殺せよバカタレが!!ほいで、秀ちゃんと吉ちゃんの話よ、何が吉ちゃんが気に食わないからって秀ちゃんとわざと親しくして秀ちゃんに酷い目合わすの?好きなんだよね?なんなん?この男何歳だよ?小中学生じゃないんだから、幼稚なことはおよしよ。ほんとむかむかしちゃう!井戸に入った後も特に役に立つことはせんと、縄離すわ、やる気無くして気い弱くするわ、見つけた縄無駄に引っ張るわでほんと意味のない人間ですわ。それと、引き換え諸戸はそんな箕浦を励まし、気に病むことじゃないと声をかけ、いつも冷静でいようとする。6歳違うと言えど、箕浦さん25歳ですから、そこそこ大人なんで、もう若いから仕方ないなんて理由で許しませんよ。
あと、どっかで初代と秀ちゃんを同時に想うことが出来るみたいなこと書いててしらねーよ、黙れと強く思いました。

暗中の水泳まで


頭の良い男ってやっぱりかっこいいよね、冷静でいて決して折れることもなく助かる道を諦めない。もし洞窟に行かないといけない時が来た時は是非とも諸戸道雄を連れて行きたいと思います。(まぁ、私なんかと行ってはくれないでしょうけどね!)いや、分かるよ。あんなに頼りになる人が近くいるんだもん、何か聞いたら答えてくれそうだし、何とかしてくれそうだもんねー。箕浦くんはただただ怖がって絶望して、無駄に気分下がる事言って、死にたくないってほざいてたのにもう死にたいとか言い出して、いいご身分ですね。まぁ、あんな状況に遭遇したら自分も死ぬほどテンパるだろうし、もっと酷い事してるかもだけど、なんだろ同族嫌悪ってやつかな。箕浦くんは誰かに頼ることが慣れすぎてるんだよ、だからまず自分が考えてじゃなくてすぐ人に聞こうとするんだよ。その方が早いし、自分で考えなくていいし、責任もないからね。自分の得意分野じゃないから、任せました!みたいな感じで、でもお前はお前の力で何やったよ?初代が死んでからも深山木さんに頼って、死んだ後は諸戸に頼って特に大したことしてないじゃん!?自分一人でしたのって初代の遺骨食ったぐらいじゃねーの?こいつ。してたとしても余りにも前だし、多分小さいこと過ぎて覚えておりませんわ。
そして、近くで感じる諸戸の体臭をいやとは感じないあたり!なんだてめーこら、何なんだその感想、どっちつかずなんだよ!!お前なんか水の中に溺れちまえ!

復讐鬼まで


まず第一に箕浦の幻?が気持ち悪い。初代さんが見えたならそれだけでよいではないか、なぜ秀ちゃんまで出てくるんだ?心の浮気じゃないこれ、秀ちゃんとはまだそんな関係じゃないし、初代さんが亡くなってそんなに経ってない、心の切り替え早すぎて草。女二人出てくる幻とか何?それ、モテアピールか何か?気持ち悪いこと書いてんじゃねーぞ。
「私の精神はやっと死なないでいた。」じゃねーよ。死ねよ。いや、死んだらめちゃくちゃ諸戸悲しむだろうから駄目だけど、読んでる時に自然と口から出てもうたよ、悪いな箕浦。
そして、諸戸が諦めてしまう場面。とうとう死ねるんだねとか言ってはりますけど、私はここで諸戸を励まして欲しかったよ!今までしてもらった分今度はあんたが返す番じゃないの?ねぇ!!なんなのよ。あと、死ねるんだねって諸戸の所為で今まで死ななかったみたいな責任押し付けてんじゃねーよ。そんなに死にたかったなら、勝手に死にやがれ。何も考えずに気持ち悪い幻見てた箕浦と違って諸戸は色々考えた結果諦めるっていう結論に辿りついたんだよ!何がとうとうだよ!!やっと分かったんだねみたいに聞こえてむちゃくちゃ腹立つ!でも、ここの会話、本当は好きなの…。死を覚悟して吐くセリフはエモくて何故だかここの会話は好きよ。ただし、箕浦てめーは駄目だ。25歳の大の大人が怖い、僕、怖いってなんすかそれ。可愛いアピールです?まぁ気持ち悪い箕浦はさて置いて、諸戸の親の過去の話っすよ。つか、本当の親だったんだー、へー。それが一番の驚きだよ!親が企てている恐ろしい計画・考えに酷く悲しみ、怒りを覚えるもどうすれば良いのか分からなくなってしまっていた諸戸。そんな心境の中で箕浦を励まし、生き残る希望を最後まで捨てなかったのはほんと大したもんだよ、あんた。もう、十分に頑張ったよ諸戸は、もう無理しなくていいよ。ただただ幸せになって欲しいんだよ。

生地獄まで


うぅ…もう幸せになれないよ、即オチ2コマだよ。なんだよ、幸せになれよ。やっぱり、諸戸、箕浦が秀ちゃんに気があるの気付いてたんだ、そらそうだよね。好きな人の好きな人って案外分かるもんだもんね、ずっと見てるから。ま、だからと言って箕浦くんの気持ちや考え方を否定するつもりはない!むしろ、合っていると思う。今までも体の関係は拒否していたし、此処で優しさか何かで関係を受け入れてしまえば、初代にも悪い、秀ちゃんにも悪い、そして諸戸にも悪い。以前の友人としての関係性には絶対戻れないし、理解しなくていいって諸戸言ってたから、箕浦くんは悪くない。悪くはないんだけど、なんだろこの場違い感?空気読めない感じ??何だその余計な一言。「君は嫉妬しているの」当たり前だろ?初代の時からずっとだよ!知ってたんだろ?分かってたんだろ?分かってて、利用してたんだろ?その好意につけこんで使ってたんだろ?浅ましいのはお前だよ、けだものはお前だよ。
そして、タイトルよ生地獄って…今まで無理だとは分かっていながらも自分の気持ちを知りながら好意的な態度の箕浦に期待をしてどうせ死ぬんだからと行動に移したにも関わらず、浅ましい、人間じゃなくけだものだって思われてる諸戸の方がよっぽど生地獄じゃね?悲しむ箕浦のために散々力も智恵も勇気も与えたのに恋人の敵討ちの旅の途中で他に好きな人を見つける箕浦の方が浅ましいし、けだものじゃね?

霊の導きまで


お腹いっぱいになって、人も増えて(お前が死なせたはずの徳さん※息子さんはまだ見つかってない、多分助からないって)うっきうっきな箕浦くんほんと空気読めない、駄目な子。さぞ僕を恨んでいただろうねって詫び事に入るの?それともごめんとかすまんとか書いてないけど言いましたの?そんなことどうでもいいけど、僕を恨んでいただろうねって何だよ?当たり前だろぉ??あぁん???お前あれだな、当たり前なこと人に聞くの好きだな!煽ってんだろ、どう考えても。あと、可哀想な諸戸。じゃねーんだわ、テメェのせいで可哀想なんだよ諸戸はよ。浅ましい所業だぁ?今までしてきた自分の諸戸への行いは浅ましくないの?皆んなが読む読み物に主観入れてくんのやめてくんない?邪魔だから。
そして、諸戸は実の子じゃないって話。良かったねーそれで凄い落ち込んでたし、悩んでたもんね、心労が一つ消えてなによりだよ、一つだけだけど。そしてまた出た!自分の気になる事食い気味で聞くマン。腹立つ!ほんと箕浦くんって自分のことしか考えてないし、人の気持ちとか考えられないし、自分の損得でしか動かねーのよ。ほんと自分勝手、自惚れ野郎、お前なんかが蟹なんて食うな。
そして一番引いた、気持ち悪い箕浦ポイント。初代さんの妹に恋してたのも気持ち悪いし、その後の私の気持ちを初代さんは恨むかな?それともこの巡り合わせは全部初代さんの霊の導きで私に一目惚れをさせたのではないか?アアなんだかそんな気がしてならないよ!って….きもっちわる。なんなの?このおっさん、何言っちゃってんの?馬鹿なの?死ぬの??んな訳ねーだろ、なんで好きな大事な恋人を妹にやるんだよ、わざわざやるわけねーだろ?どういう思考回路でその答えが導き出せるわけ?正直怖いよ。いつもはネガティブで弱気なことばっか言ってるくせに、こういう時は都合の良いように考えちゃってさ、ほんと。自分が勝手に好きになって、それがたまたま初代さんの妹で、ごめんよ初代さん僕を恨んでくれとか何とか開き直っててもうざいし、きしょいけど、初代さんに責任押し付けようとしてんのまじで許せんくない?無理、あたし絶対無理。自分でどんだけ責任持ちたくない訳?誰かに責められるのが嫌なの?初代さんに後ろ目たいの?それとも本当に導きだと思ってるの?相当頭おかしいよ、狂ってるよ。初代さんがそうさせたんじゃなくて、自分で選んだんだよ、決めたんだよ、その道を。誰かのせいに、それももうこの世にいない愛しい恋人のせいにするなんて、あんたが鬼だよ、どう考えても。箕浦くんはどれだけ私達に嫌われたいの?それともこれを美談か何かだと勘違いなされてる?え?なになに、怖い話か何かかしら?

大団円まで


最後の最後で泣いてしまいました。道雄…彼はなんで幸せになれないのでしょう?いや、幸せではあったのかもしれない、でもやっぱり浮かばれないよー!報われてないよー!!それ幸せとは言わないもん、私は認めたくないよ。だって箕浦が得し過ぎてる、何が大団円だよ、てめーだけだよ。まじで許せんて
その実私は、恋人秀ちゃんの安否を気遣っていたのだ、じゃねぇって何回言わせたら気が済むんだよ、あとまだ恋人じゃないから、早とちりやめておじさん、気持ち悪い。妻も手に入れて、妻の金で百万長者になってウッキウキな箕浦くん。自分で新しく建てた病院の院長になって貰いたくて待っていた諸戸が病気で帰らぬ人となり、全て好都合にいった中で一つ残念なことがこれなんだって。好都合だぁ?初代さんが死んでるのに?深山木さんが死んでるのに?友之助が死んでるのに?徳さんの息子さんが死んでるのに?吉ちゃんは秀ちゃんが好きなのに?いや、初代さんも深山木さんも友之助も徳さんの息子さんも死んだんじゃないんだ、箕浦の所為で殺されたんだよ、箕浦が殺したも同罪だよ。これのどこが好都合なんだ?初代より、秀ちゃんの方が良かった訳?何なの?初代さんの代わりに死になよ、姉妹二人で暮らして欲しいわ。無関係なお前には一銭も使って欲しくない!てめーの頭髪が白くなろうがどうだっていいんだよ、こちとら。

最終的な感想


箕浦くんの諸戸に対するどっちつかずの態度や考えにも勿論苛立ちはするけど、そんな事より初代さんの敵討ちをするために訪れた先で初代さんの妹に一目惚れをして、それを初代さんがそうさせたんだ、導いたんだってほざいてた箕浦にドン引きしたし、完全に冷めましたね。まだ、同性同士の恋愛に関しては理解してあげられる部分あったんだけど、秀ちゃんに心奪われウキウキしてたとこと、それを初代さんの霊が導いたとか頭おかしいこと言い出したとこで、無理だって白旗あげました。遺骨食べるくらい忘れられない大事な恋人だったんじゃないの?なに?読者を騙すための嘘ですか?あと、遺骨食うのも普通にきもいから無理です。

舞台鑑賞 感想


所々原作と違って、あれこんなシーンあったっけ?とかあれ徳さんは?女性が嫌いな理由は?みたいな省かれている部分もあったけど、2時間ちょっとの時間で綺麗に表現されてるなと素直に思いました。元々、舞台が見たくて原作を読んだ口だから物語を読んでいる時も役者さんの顔とか声でイメージしてた訳だけど、、諸戸は完全に諸戸でしたわ。イメージにピッタリで知的で美しくてでも力強さも感じられる、まさに求めてた諸戸道雄!諸戸の箕浦君に対しての執拗な愛、恋愛感情と言うものが痛々しいほど伝わってきて箕浦君が言っていた空恐ろしいという気持ちがちょっと分かっちゃうぐらい怖さを感じた。でもそれと同じくらい可愛いと感じる部分もあって文字だけで感じる諸戸と人間が演じる生きた諸戸とでは感じ方が変わってくるのが面白いなと思った。そして改めて思う箕浦の残酷さ。原作だと多分心の中で思っている事や行動には移していない事を分かりやすくあからさまに表現していて、いやそれ諸戸に言っちゃ駄目でしょ!とか諸戸の前でとっちゃ駄目だろって行動を平気で箕浦君がとるから見ててめちゃくちゃヒヤヒヤした。殴られるんじゃね?とか思いながら見てました。特に嬉しかったシーンは諸戸が箕浦に対して文句?をいうシーンで原作にはなく、秀ちゃんに一目惚れして自問自答みたいなのをするシーン何だけど、読者が皆んな思ったことを諸戸が箕浦に言ってくれるのが凄く嬉しかった。そいつはそういう男なんです!だからもう諦めて諸戸!!目を覚まして!って思ってた。あと、乃木将軍って言葉が一切出てこなかったのが悲しかったのと、かち割る時の音にめちゃくちゃビビった。

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