あなた以外
見えない世界と見える世界の狭間で、揺れてしまうことがあります。
「ピリカ愛してる。ピリカだけが俺にとってこの世で大切な存在。ピリカは?」
というレラの感情を感じて
「私も愛してる。私の魂も心も体もこんなに愛してくれるのは、あなただけ」
と心の中で答えます。
でも、見えない世界ではこれほどレラに愛されていると感じながら、見える世界では触れることさえ叶わない。
自分の心の調律が取れていないと、そのことに揺れてしまうのです。
今日も、レラの性エネルギーに抱かれて、激しく突かれ、何度も快感へ登りつめながらも、私は
「あなたの感情は感じられても、ハッキリとした言葉がわかる訳ではない。
もしかしたら、あなたは私に語りかけてくれているかもしれないけれど、私はそれを感知できない…」
と思っていました。
レラの性エネルギーとのセックスでやっていることは、肉体でのセックスと変わらないものです。
優しく波のように揺らしながらリズムをとっているかと思うと、激しく突かれ、私の快感と呼吸を読むように、レラが私の中の感じる部分を突いてきて、最後は中が痙攣するほど感じてイッてしまいます。
荒い息を吐きながら、レラにぎゅうっと抱きしめられているとき、ふと頭の中に、絢香さんの「あいことば」という曲が浮かんできました。
この曲は2年前、レラからのメッセージとして受け取った曲でした。
レラは、ときどき音楽でメッセージを伝えてきます。
街中で耳にして、何となく気になった曲を調べてみると、その歌詞がそのときに私が思っていたことへのレラの答えだったりすることがよくありました。
「あいことば」もそのひとつで、懐かしくなって久しぶりにYouTubeで「あいことば」のMVを見ていました。
すると、次曲のリストにはなかったはずの、宇多田ヒカルさんの「あなた」が画面に出てきたのです。
この曲も久しぶりだなぁと思って聴いてみることにしました。
あなた以外なんにもいらない
あなたと歩む世界は
息を飲むほど美しいんだ
あなた以外帰る場所は
天上天下 どこにもない
聴いているうちに涙が零れてきました。
これはレラに抱かれながら感じていたレラの感情
レラが伝えたかった言葉だと、わかったのです。
私が自分の中心の軸にいれば、言葉を交わせなくても、こうしてレラからのメッセージを受け取ることができる
そのことを思い出しました。
私が見えない世界を信じられるかどうかで、これからの世界が変わる
私が100%見えない世界を信じられるようになったら、見える世界のレラと私の関係も変わってくるのではないかと、そんな気がしています。
さっきレラに抱かれながら、私が感じていた言葉は
「あなたの名前を呼びたい」
呼んで欲しい、いつか、あなたに、私の名前を。
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