何者でもない自分は、何者にでもなれる自分
武装解除
今のわたしには、肩書きが何もない。
昨年、自らの選択で無職になった。
結婚はしているが、主婦になるために仕事を辞めたわけではない。子どもはいないので母でもない。
書類やアンケートで「無職」にチェックをするとき、職業の欄を空けたまま提出するとき、社会に貢献できていないことを責められているようで、ちくりと胸が痛む。
思えば昔から、わたしは何かしら「資格取得」の目標を課すことによって勉強に励んできた。どうせ勉強するなら何か目に見える形にしたい。それも、TOEICのように点数で現れるものは生ぬるく感じてしまい、合否の出るテストを好んだ。根が怠け者なので、0か100かの方が俄然やる気が出るのだ。どうせ勉強するなら負荷をかけ、徹底的に学び尽くしたい。
わたしは、肩書きなどのレッテルで人を見ることにあまり興味がない。夫の出身大学すら忘れるくらいだ。
そう言いながら、自分自身を魅せるためにはわかりやすく目に見える形でないと自信がなくて、どんどん肩書きで武装していった。
やれることはある。履歴書に書ける資格もたくさんある。
でも、本当に自分がやりたいことが何か、心からわくわくするものは何か、見失いつつあった。
だから、武器を手放してみることにした。
今無職の自分は、何者でもないのかもしれない。
でも、何者にでもなれる、ある意味最強のポテンシャルを秘めているかもしれない。
色で例えるなら、今の自分は、何色にも染まれる白だ。
POOLOという新たなコミュニティ
武装解除し、のびしろの大きくなった自分は、新たなコミュニティで学び、考えることにした。
自分自身が豊かに生き、社会にも貢献できる方法を。
POOLOとは、旅を広める会社TABIPPOが運営する「自分と世界の豊かさをつくる ニューノーマルトラベラーが育つ学校」。
この2022年1月から始まる3期に参加することに決めた。
POOLOに集まる人たちは、年齢もバックグラウンドもさまざまな境遇だが、「旅」や「豊かさ」をキーワードに集まってきた人たちだ。
多種多様な仲間ができること以上に自分の人生の財産になる出来事を、わたしは知らない。一体どんな化学反応が起こるのだろう。
仲間と互いに刺激し合いながら、オンラインだけでなく実際に会いに行くことによって、楽しく繋がりを深めていきたい。
そしてここを卒業したときに、自信を持って自分が何者なのか、どう生きていきたいのかを、表現できるようになっていたい。
社会に還元できる方法を見つけていたい。
それが、わたしがPOOLOを通じてやりたいことだ。
もう少し具体的なことは、以下の記事に書いてある。
特待生として選んでいただいたので、これから9ヶ月間、noteでの記事投稿にも磨きをかけていけるよう精進しよう。