叶わない夢があることを知ってしまった
私が、10年もここでこうしているとは思っていなかった、
鬱病を治していくぞ、という段階の頃。
だいすきなL’Arc-en-Cielの、30周年を現地でお祝いする。
という、ひとつの目標を掲げていた。
現実的(社会に出てどうこうなどというのではない)な夢よりも、
たのしい目標を立てたら、少しでも前向きに治療していけるのではないかと思った。
し、実際、L’Arc-en-CielのLIVE(遠征)に行けるような、心身になりたかった。
病気になる前、ワーカホリックだった私がようやく見つけた、たのしみ、しあわせの場所。
そこに、また行けたらと。
*鬱病pizzaの場合の、L’Arc-en-CielのLIVE参戦における難関*
・地方住みなので、旅行的な要素もある”LIVE遠征”が、できる状態になること。交通費、宿泊代を賄える経済力、それに向けた計画、実際の移動ができること。
・チケットの争奪戦に参加できること。場合によっては、ファン(以降、ラルクのファンの通称である”ドエル”表記)とつながりを作ってやり取りできる状態になること。
・L’Arc-en-CielのLIVEはいずれ会場が大きいので、そこに集まる人混み混みの状況に耐えられること。そして、2~3時間、会場内で、ちゃんとたのしめる状態で、そこにいられること。
25周年記念のLIVE(2017年)は、
LIVEビューイング(地元の映画館での中継)での参加だった。
それだって、結構な難関で。
興奮をしすぎておかしくならないか、
見知らぬひとと一緒の空間に、2~3時間いられるか。
実際、そのときは、
一緒に誘った相方の機嫌が気になってしまったこともあったのか、
途中で耳がおかしくなって耐えられず、途中退席してしまった。
翌年の2018年、クリスマスに行われた”L’ArChristmas”というLIVEは、
ひとりで映画館に行って、LIVEビューイングに参加した。
ちゃんと最後まで会場にいられたし、もしものときのためにお隣のドエルさんに軽く挨拶をしたら、移動しやすい席を譲ってくださったりした。
やさしいドエルさんのおかげで精神が安定し、最後までいられた。
よし、この次はもう少しL’Arc-en-Cielに近づけるぞ。
、、、、、、そう思っていたのだが、
その先は、
だんだん貯金が底をつきて、
LIVEビューイングすら諦める経済状況になった。
そんな折、世の中にコロナさんがやってきて、
LIVE開催自体が、県境を跨ぐ移動が、、、、、、
という問題が発生していた。
L’Arc-en-Cielも、ツアーを開催していたときに、日程の途中で断念せざるを得ない状況に。
でも、私はそれとは関係なく、どんどん行けない状況になっていった。
約1年続いたパートを辞めることになり、そこからさらに調子が落ちていった。
社会とはますます距離ができ、経済状況が悪化した。
家の状況も重なり、趣味になんて、お金は使える状態ではなくなった。
そして、昨年(2021年)5月~今年5月にかけてが、
私の夢に描いていた、
L’Arc-en-Cielの30thyearだったのだ。
締めくくりの、東京ドームでの2daysのLIVEが、
昨日、
終わった。
、、、、、、、、、、私の、夢が終わった。
L’Arc-en-Cielの30周年を現地で、LIVE会場でお祝いする。
L’Arc-en-Cielに逢いに行く。
結構長いこと、それをたのしみに進んできた。
何があっても、生きてさえいれば、と。
でも。
私は、30周年に、間に合わなかった。
L’Arc-en-Cielの30周年にちなむ、様々なことが、昨日で、一区切りした。
私は、グッズすら買えていない。
何も、彼らに貢献できぬまま、30周年は終わってしまった。
きっと、誰も私には頼んでいない。
L’Arc-en-Cielに貢献しろとか、LIVEにこないとドエルじゃないとか、
そんなことは誰からも言われていない。
ただ、
自分が悔しい。
ずっと、苦しい中で生きる糧だった。
L’Arc-en-Cielに逢うために生きようって。
仕事がどうこうとかそういうことよりも、たのしみをまた味わうために元気になりたいって。
これから、もう二度と逢えないわけではない。
わかってる。
ただ、、、、、、
ずっと願っていても叶わない夢もあるんだ、
ということを、
身に染みて実感してしまった。
これは、
努力とか、自分自身のコントロール次第で、なんとかできることではなかった。
、、、、、、とは言い切れないけれど、
ほぼそういう感じなので、
どうしようもない、
自分の力ではどうにもならないことに、
なんだか、虚しくなった。
もちろん、
1998年からのファンの私からすると、
もはやL’Arc-en-Cielが今も存在し、
バンド活動を今もなお続けていることがすごいこと。
4人が元気で生きていてくれることが、いちばんの願い。
そして、
4人そろって、ステージに並んで音楽を奏でてくれるなんて、
それだけで十分、しあわせなのだ。
心を守るために、SNSでファン同士でつながることはお休みしているが、LIVEのたびに、Twitterを検索すると、
参加したドエルさんたちが、LIVEでの演奏曲、演出、メンバーの様子などを発信してくれているので、勝手ながらそれを検索して状況を教えていただいている。
みるだけでしあわせになれる。
私的に今回は、
「4人ともコロナさんにかからなかった」
というニュースが、いちばんの朗報だった。
本当によかった、安心した。
ただ。
L’Arc-en-Cielの公式アカウントや、メンバーのSNSから、
美しい会場の写真が発信される。
昨年リリースされた『ミライ』という曲がある。
vocalのhydeさんが、コロナ禍で作った曲。
LIVE会場を、観客ひとりひとりの手持ちのライトが照らす光景を思い浮かべながら、ひとりひとりが大切な光であること、その無数の光が作る世界、希望をイメージして作ったようだ。
コロナさんのあと、LIVEは徐々に復活していったが、ワクチン接種証明、アプリでの体調確認など準備が必要になった他、
観客はLIVE中に声を出せない。
この、声を出せないROCKのLIVEに参加するというのは、相当な我慢だと思う。
今私は、感情に任せて声が出てしまう状態なので、、、、、、
今までできていたコールアンドレスポンスができない。
アーティストサイドもファンも、結構切ない。
だからこそ、光でなら、
"自分はここにいるよ"
と伝えられる。
公式SNSにあがってくる、実際のLIVE会場の光景。
光の演出、客席の光。
アーティストとファンがみんなで作り出す、
美しい世界が広がっている。
でも、
私は、この中の光のひとつに、なれなかった。
なんだか、それが切ない。
コロナ禍など様々な事情で、
LIVEに行けなかったドエルさんは、
私の他にもきっとたくさんいる。
そのことをわかって、
"いけないひとの想いも背負っていく"
と言って参加した、やさしいドエルさんもいる。
失うものや、できないことより、
そういうやさしさをありがたく思って生きられたらいいのにね。
光を放てるほど、今の私は、力を出せない。
先日書いた記事のような失望感もあって、
輝ける力が、
ミライへ向かう力が、
だんだん、
出てこなくなってきている。
叶わない夢はないとかいうけど、
不可抗力もある。
いつかは、逢えるかもしれない。
ただ、
現在のL'Arc-en-CielのLIVE参戦への道は、
私がLIVE遠征できていた10年前よりも、
もっと厳しくなっている。
それは、経済的な意味で。
チケット代がどんどん上がり、
10000円はザラに越える。
しかも、
毎回争奪戦になるチケットgetへの道には、
以前私が入っていたFC会員、
そして最近できたデジタルFC会員、
そのW会員の優先枠があるらしい(間違っていたらご指摘ください)。
会費だけで月10000越え。
そして、mobile会員の優先枠も狙うならもっとだ。
一公演参加するだけで、
労力のほかにどれだけのお金がかかるだろう。
徐々に、自分の鬱病がよくなっていたら、
そのうち働けるでしょ、と思えるけど、
この値段を払い続けられる状況にならないと、
L'Arc-en-Cielには逢えない。
8時間、フルタイムで働けるミライは、
まだ見えてこない。
私は、いつまで何をしているんだろう。
L'Arc-en-Cielのことだけでなく、
これから、
叶わずに消えていく夢を、
ずっと目標にしてきたことができない状況を、
目の当たりにし続けるのかな、と思ったら、
もう、虚しくてたまらない。
私、なにをだらだら言ってるんだろう。
夢ってなんだろう。
結婚して子どもを産んで育てることも諦めて。
すきなひとのいる夢の空間にも行けなくて。
資格をもって働いたところでメンタル打ち砕かれたからもう現場に立つのも諦めて。
私は何ももってない。
今まで、それでいいと思ってた。
何歳からでも遅いことはないって。
いずれ何をするにもゼロからだし。
でもね。
もう、
何をたのしみに、
何を目標に、
どこに進んで生きるか、
わからなくなってきた。
失望が重なってきて、
これから何をやっても意味をもてそうにない。
疲れてしまった。
L'Arc-en-Cielは悪くない。
死ぬまで愛し続けるだいすきなひとたち、私のしあわせな音楽。
この
悲しみと
虚しさを
どうしていいのか
今の状況から
どうすれば
前を向けるのか
方法が
いつか見つかりますように
そして
L'Arc-en-Cielの4人が、
これからも健康で、やりたい音楽をたくさんできますように。
だいすきです。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。