コロナに沈む今、鬱病8年生が言えること
今朝の朝刊をみたら、ついに
”コロナの影響でうつ症状の訴えが増加”
の見出しが。
理由はきっと、、、と、予測できることもあったが、もう一つの見出しには
”職場でのコロハラ(コロナハラスメント)頻発”、、、
ひどい。
先行きが見えない不安、仕事ができない、家族とずっと過ごすストレス。
そして既に治療中の患者が外に出られない、通院が怖いと受診を控えてしまう、などなど、、、
これは分かるが、
今仕事ができない職種とは反対に、死に物狂いで働いている医療関係者、スーパー・薬局、配達業、運送・物流関係などなど、ただでさえ激しい緊張感の中で駆け回っている方々がいる。
世の中のためにこんなに必死で生きているときに、コロナによるストレスや不安をぶつけられたらもう、たまったものじゃない。
そして、職場内でのハラスメントなんて、ただでさえ苦しいけど、こんなときに、、、部下に除菌スプレーをかけるとか、そんな上司は心と脳みその除菌を今すぐしやがれ。
こんなことで鬱病になってしまったら、その先の人生保証できるのかよ。
必死な時って、思いやりを忘れがち。
こんなときこそ、やさしくあろう。
自分にも言い聞かせる。
私は、キングコングの西野さんの話を、鬱になる前の予防策として参考にしてほしいと思う所存である。
ただ、西野さん任せではダメだと。
私は鬱病経験者、現在進行中、そして鬱病患者の家族でもある身として、なにかできることがあるはずだと。
今の私は、とはいえ現在進行形なので、大きなアクションを起こすのは諸々の事情でかなり厳しい。
ここで、それこそ西野さんのオンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)に入っていたら、サロンメンバーの方に今私ができることについての相談なんかができるんだと思うが、コロナに関係なく収入がないので本当に、本当にお金が払えない(月1000円)。
だから、とにかく思ったことを何でもするしかない。
誰かが見ていると信じて、ここに書き殴ってみる。下手だけど。
(今日も前置きが長いなぁ、、、)
不安って、誰でも感じるもの。
”私だけじゃない”
と思うことで安心したり、勇気が湧いたりすることがある。
ただ、
”私だけじゃないんだからがんばらなきゃ”
”自分だけ弱音吐くなんてダメだ”
と、思って苦しみを我慢したり、隠したりしてしまうこともある。
それは違う。
苦しいとき、苦しいと言うことはたいせつなことだ。
言えるときは、言った方がいい。
もし、勇気を出して言った相手に「そんなこと言うな」なんて言われたら、
”考えが間違ってたんだ”と思うのはやめて、違う人にまた言って欲しい。
言う相手がいなくなったら、SNSで独り言でもいい。
吐き出す。
私が鬱病になる直前は、もはや今自分が”苦しい”と感じることすらできなくなっていた。麻痺していた。先に体がおかしくなって、仕事に行けなくなってからも、”行かなきゃいけないから○○しよう”、と思うのに、耳もふさがる、目もまぶしくて開かないし字が読めない、足元もおぼつかない、眩暈に幻聴。歩かなきゃ、と散歩しても、そこにいないはずの先輩の声が後ろから聞こえる。
行こうとしてた。ずっと。こんな状態なのに。
その前段階で、声をあげられればよかった。
ダウンする前の記憶としては、職場での問題に自分しかできない任務があると勝手に背負いこみ、加えて既に心の治療中だった母の調子が結構悪く、ダブルパンチで心の居場所を失っていた。
”助けて”を言う相手が分からなかった。
そのうち、助けて、、、の、声を出す力がなくなった。
力が出なくなるんだ。
今、心が苦しいひと、声が出るなら出して。
勇気がいるのも分かる。私がそうだった。
言う相手も重要だし、いろいろ考えてしまう。
SNSのタイムラインでもいい。
苦しい、つらい、言ってもいいんだ。
みんなそれぞれに大変でも、自分には自分の”苦しい”がある。
言うことで心がネガティブになるタイプの人もいるだろうから、万人には言えないけど、
私がダウンしたとき、
「気づいてあげられなかった」
と悲しんでしまったひとがいた。
言わなかったことで、私はひとを悲しませた。
言える力がまだあるなら、言う、発信する。
それでもダメなら、
”息を吸って、食べて寝るだけでいい。”
と思うこと。
生きているだけで、誰かを救ってるし、何とかなる。
どんな状況でも、必死に仕事せざるを得ないお仕事の方でも、心が壊れて死にたい衝動に駆られる前に、休んで。
いや、無理でしょ、って、思うのは私も経験済み。
自分のせいで誰かの命が、なんて思う前に、自分を守って。
ここを逃してしまうと、今”死にたい”なんて思ってなかったとしても、
”いつ死にたい衝動に駆られてもおかしくない病気”になってしまう。
8年も人生を犠牲にしている私が、ここにいる。
今の仕事を守ろうとした結果、
8年間もフルタイム勤務ができない人生を送る羽目になった私が、ここにいる。
収入がない、ずっとない。コロナの前からそれと闘い続けている。
そして。
息を吸うこと、食べること、寝ること。
これがうまくいかなくなったら、迷わず、精神科、心療内科に連絡して、予約をとって。
今きっと患者さんが増えていると思うし、今すぐに話を聞いてもらえはしないかもしれないけど、電話で聞いてみれば病院のほうでしかるべき対応をしてくれると思います(予約は先になっても相談できる窓口を教えてくれるとか、、、)。
自治体とかNPOとか、さがせば相談窓口はたくさんある。
それを選ぶことも難しくなったら、
体を動かしてみて。
外出、散歩ならOKなはずだから、外の空気を吸って。
ちなみに私はラジオ体操、ずぼらヨガのさわり程度、家にあるレッグマジック、スクワットとかやってる。
体が思うように動かないときは、
横になって。
余計な心配ばかりで頭がおかしくなりそうになったら、
音楽、テレビ、本、YouTube、ゲーム、何でもいいからとにかく現実逃避で気を紛らわして。
診察してもらえる日を待って。
お薬をもらおう。話を聞いてもらおう。
心の病院の先生は守秘義務をもっているので、何でも話していい。
私は、いろんな科を回って精神科に行きついて話を聞いてもらいながら、ずーーーーーーっと泣いてました。それでいいんです。
心のお医者さんに行くことも、
一日何もできなくなってしまった時も、
自分を責めなくていい。
生きていればいい。
結局、自分の言いたいことを勝手に書いてしまっただけ、、、
ブログって難しい。
でもひとりでも、何か感じてくれたらいいな。
誰かを、傷つけていないといいな。
本当は、周りに理解されないこととか家族の理解とか、もっと書けたらいいんだけれど、書くのも体力。
ここで休憩すると、モードが変わって結局お蔵にしてしまう兆候があるので、書ききったことにして終わろう。
私みたいに苦しむ人を増やしたくない。
闘病の渦中にあってもできること、何かないかな。
まずは自分のことしっかりしろって話なんだけど、、、
今日、明日、少しでも良い方向へ向かいますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。