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起きたら、推しのコンビ2組が準決勝で敗退していた―M-1グランプリ2021―
師走になった。
年末と言えば、数々のSP番組がTVを賑わす。
その中のひとつで、漫才師にとって、今後の未来を左右する命がけの大会、M-1グランプリ。
今年、2021年の大会も、12/16日、テレ朝でその決勝戦が放送される。
ここ数年、賞レースマニアのYouTuberカジサック(自身もキングコング梶原としてM-1出場経験あり)の影響もあり、より力を入れて観るようになり、今はそのM-1世代の”推し”もできた。
それが、ニューヨーク。
M-1グランプリ、キングオブコントともに、2年前から決勝戦のメンバーになっていて、「賞レース常連」と呼ばれる。
その芸風や顔をたくさんのひとに知られ、メディアにも今多く出演していて忙しいコンビだ。
ニューヨークについては、結構記事にしてきたつもりだから、過去記事をひとつだけ載せて説明は省略させていただく。
その、ニューヨークと世代が同じで、『ピアス』というユニットライブを行うほどの交流があるのが、見取り図。
見取り図は、お人柄が素敵で(特に盛山さん)、ミルクボーイが決勝で大爆笑をかっさらったときの舞台裏での一幕で、惚れた。
※参考記事。
この、4人が一緒にいるときの空気感がすきで。
見取り図が先輩だけど、年齢がほぼ同世代。見取り図はニューヨークよりもM-1の「常連」になっていて、昨年は最終決戦まで残った。
いろいろな縁がつながって、東京吉本、大阪吉本の垣根を越えて仲がいい。
M-1グランプリ2021では、このニューヨーク×見取り図の闘いが、地上波で観たいと思っていた。
そして、フジの『突然ですが占ってもいいですか?』という番組で、
「M-1グランプリで優勝したい」と星ひとみ先生に占ってもらい
「できると思いますよ」
という言葉をもらった、SNSでも本気の優勝を目指すツイートをしているオズワルドの伊藤さんの存在も知っている。ニューヨークのかわいい後輩だ。
その、オズワルド、見取り図、ニューヨークという、3組での最終決戦を、私は勝手ながら期待していた。
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昨日(2日)、午後からいよいよ準決勝が行われるということは知っていた。
その前日の3日、夜に『ニューヨークジャック』というTwitter上の生配信番組があり、その配信での屋敷さんが、明らかに明日の準決勝を意識してそわそわしていた。今年ブレイクしたタレントランキングにM-1ファイナリストがたくさん入っていることを知って、MCをしつつもまた焦る屋敷さんに嶋佐さんが「落ち着けよ」と声をかけるほどだった。
だから、2日は祈りを飛ばした。
でも、
私自身はというと、その日は特に、家庭の状況がよくなくて本当に鬱症状がひどかった。
準決勝の結果が発表されることになっていた夜。
私と同じくメンタル治療中の母が、諸事情でキャパオーバーになり大爆発。
家族全員に対し怒号を上げるような状況で。
私は寝ることにして自分の部屋へ行ったが、”自分がした言動が母を苦しめた”ということに結構なパニックになり、部屋でひとり、直接言ったら叱られる「ごめんなさい」を100回は言い続けた。ベッドの上で。足りなくて、声を上げるくらいもう、おかしくなっていた。
こんなにもひどいのは久々だった。
とてもじゃないけれど、M-1の結果発表どころではないし、気を紛らわすために動画を流すということも、できない状況だった。
Twitterに、なんとか、誰にも言えない心の中を独り言として吐き出して、とりあえず、がんばって、寝る方向に自分をもっていくしかなかった。
朝が来るのが嫌だと思うくらい、苦しかった。
そんな夜だった。
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なんとか寝て、朝。
あ、と思いTwitterを開いたら、M-1の決勝進出者が発表されていた。
、、、、、、、、、あれ
、、、、、、、、、、ニューヨークがいない。
それだけは、確認できた。
そして、よくよく観たら、見取り図も⁈
、、、、、、正直、見取り図はそろそろ優勝レベルかと思っていた。
ここで見取り図が勝ち上がれないとは、全く予想していなかった。
敗者復活戦があり、準決勝敗退した中から、当日漫才をしてひと組だけ、決勝で漫才を披露できる。
でも。
、、、、、、ひと組しか、勝ちあがれないんだよね。
そうかぁ。
、、、、、、、、、、と、いうところから、
まだ、私は立ち直れていない。
YouTubeで、昨日の決勝進出者の発表の瞬間が観られるらしいけれど、私は、到底再生する勇気がない。
すきなひとの、悔しい瞬間を、
がんばったことが報われないつらい瞬間を、
見るというカロリーは、
鬱症状がまだつらい私には、ないのだ。
共感をしすぎてしまう癖がある。
4人のつらさが、今は背負えない。
背負わなくていいのはわかるけれど、
心に、入ってきてしまうのだ。
そういうメンタルの状態なのだ。
ニューヨークも、見取り図も、
TVなどのお仕事はたくさんあって、生活には困っていない。
過去のM-1の優勝者の中には、「前日までバイトをしていた」というひとがたくさんいる。
そういうひとのための舞台だ、と言われたら、それまでかもしれないし、そういうひとが勝ち進むべきだという考えもあるかもしれない。
メディアに多く出ていたり、何度も決勝に残っていたりして、芸風などがもう知られていることも、不利になるのかもしれない。
ただ、、、、、、
そういうことではないのだ。
本人たちは、漫才で、実力として、証明されたいから挑む。
ここに挑むひとたち、みんなそうなのだと私は思う。
もうすでに忙しくてネタを磨く時間が少なくても、ネタに妥協していると思われるのは嫌だろうし、諦めたと言われるのも嫌だろう。
でも、それを逆手にとってネタにしてM-1にチャレンジしていたEXITのネタをYouTubeで観たとき、このひとたちはすごいと思った。準々決勝で姿を消したが、自分たちにしかできないことをわきまえているのはさすがだと。
今はTVなどの仕事をきっちりやりたい、とエントリーしない決断をするひとたちももちろんいる。
逆に、メディア出演を断ってでも今年はM-1に賭けると決断した人たちもいると聞いた。
、、、、、、、、、、、、何より自分の心配をしなければいけないのに、推しの心の心配をしているのは、バカだろうか。
ただただ、
年末、地上波で、応援したいコンビの、闘いのときを、見届けたかった。
どちらかひと組が、敗者復活してくれるといいのだけれど、
ひと組しか、復活できない。
他にも、ライバルがたくさんいる。
本人たちがいちばん悔しいのに、
私は、ただ、「自分が観たかった」というだけで、こんなに悔しい気持ちになっているのかな?
応援したかった。
今、”推し”というものに対して、一円もお金が出せない。
有料配信なんて観られない。
鬱病で働けず、無期限金欠だからだ。
20年以上愛し続けているだいすきなバンドの、30thツアーのLIVEビューイングにも、行けない経済状況だ。
せめて、お笑いの”推し”のことだけは、応援したい。
おいおい、気持ちが追い付いていくのを、待とう。
彼らは、きっと次に向かっている。
自分が、元気でいないと、、、、、、、、、、
そして、家族が、元気でいないと、、、、、、、、、
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みんな、いろいろな事情を抱え、それぞれの生活の中で、闘う師走。
新たな変異ウイルスも出ているし、風邪は万病のもとだし、こちらは雪も降ったし、鬱病以外の体調管理、ちゃんとしないと。
無理なく。
生きることに、すきなことに、目の前のことに、一生懸命なひとのこれからが、報われますように。
あ、そして、
M-1戦士の皆さんが、無事に、本番を迎えられますように。
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