あの頃みたいなコミュニティには戻れなくても
私は、L’Arc-en-Cielがだいすきだ。
長年のファンだ。
今、9年近く鬱病治療していてなかなかLIVEにも行けず、仕事もときどき出て続けられず辞め、という感じでほぼほぼ自宅療養。収入がないので、入っていたファンクラブも離れ、リリースなども十分にはついていけない状況。
以前は、SNSで同じドエル(L’Arc-en-Cielのファン)さんとつながっていたのだが、ついていけなくなってつらくなり、今は本当に信頼しているひととだけLINE交換し、Twitterは完全に新たなアカウントでやっている。公式アカウント以外(ファンなど)はフォローせず、余計な情報を入れないような環境を作った。
自分の心を、守るためだった。
私にとって、L’Arc-en-Cielは今、すきすぎるあまり、興奮が強すぎて刺激になる。
それが、本当に悲しい。
今年、30thのL’Arc-en-Ciel。
コロナさんの影響で、ツアーが途中で中止になったまま迎えた30thyear。
コロナ禍でなくても、私的にはほぼほぼ、参加できずに切ない思いをするだろうなと覚悟はしていた。
でも、
滅多に集まらないL’Arc-en-Cielの4人がついに新曲を出したというので、私は発表の夜に涙した。
その曲『ミライ』のリリースに、私は賭けた。
発売日は、8月25日。
24日にコンビニに到着予定だというメールがきて、息が上がるほど興奮していた。
いちばん豪華なバージョン(ハコスコというVRがたのしめるものがついているらしい)は買えないが、ありがたいことに、私のL’Arc愛を知ってくれている両親も出資してくれて、2200円の、Blu-ray付きの限定盤を、無事に購入することができた。
以前、読売新聞に出した仕掛けアリ(空にかざすと完成する虹の写真)広告の、クリアファイルもついている。色彩だいすきだし、きれいだ、、、、、、、
私は、最近の、最新の、”動くL’Arc”を見ていなかった。
それに気づいたのは、ついてきたBlu-rayの、MVメイキング動画を観てから。
だって、
メンバーが、笑いあっている。喋っている。
それが、どんなに嬉しいことか。
どんなに、しあわせなことか。
元気でいてくれた。
笑っていてくれた。
嬉しい。
なんだか、ようやく、私は、彼らに逢えた気がした。
刺激が強いから、何度も繰り返しては観られないけど。
私は、しあわせだった。
、、、、、、、、そんな、次の日。
ちょうど、『ミライ』の発売日、25日だ。
いつものように、お笑いのYouTubeを観ようと、開いたら。
、、、、、、、、、、うわあああ!!!!!!
、、、、、、、、、、、声が出た。
だって、今いちばん注目している、毎日動画を観ているお笑いコンビ、ニューヨークが、こんな動画を。
別の世界が、急につながって、少し動揺すらしたが、興奮とともに観てみた。
私と同世代のふたり。
嶋佐さん(左)はROCKずき、屋敷さん(右)はコピーバンドの経験があるということは知っていたが。
あまり深くない知識で、世代として自由にL’Arc-en-Cielについて語ったり、コピーバンドでドラムをやっていたけどバスドラムはなしだった話や、ギターのkenちゃんのたばこの灰はどうしていたのかなとか、そしてゆくゆくは脱線。本当にラフに会話をしている。
ただ、嶋佐さんが
「Piecesすきだったなーーーー」
と、歌いだしたのだが、
思いのほか、似ていてうまい!!!!
その流れで、数曲気持ちよさそうに歌い上げている。(ぜひ動画を観てほしい)
ニューヨークが、L’Arc-en-Cielの話をしてくれたことがうれしくて、コメント欄にも書いてしまって、ニューヨーク側のファンにひかれないかと思ったが、思いがあふれるまま書いてしまった。
ニューヨークチャンネルでは、私はL'Arc-en-Cielのファン、ガチ勢ですって言えるのだ。
TwitterにURLを貼ったらドエルさんに届くかな、と発信してみたが、おそらく、ドエルさんは感度が高いので、もうすでに知っていたのか、反応は2件ほど。実際、ニューヨークの動画のコメント欄にもドエルさんが数人来られていた。(8月26日21:30現在、コメント欄を見直したらかなりドエルさんが増えていました)
そもそも自分の判断でファンつながりを切ったので、なかなか、ドエルさんの反応は来ない。拡散などされにくい。そんな環境を、自分で作ったのだ。
でも、以前のアカウントから継続してフォローしてくださっている、やさしいドエルさんが、私のそのツイートをいいねしてくれていた。
心を守るため、こちらからはフォローしていないのに。
そうだ。今日は、新曲がついに発売だし、ドエルみんながうれしい日。
ちょっとだけ、そのドエルさんのアカウントを見てみよう、
どんな情報が行きかっているのかな、、、、、、
、、、、、、と、そっと、開いてみた。
並んでいたのは、
その方も得意な、ファンアート仲間さんとのやりとり。
私も、頻度は落ちたがインスタグラムにファンアートをあげている。
が、
その絵の内容は、
私の知らない、メンバーの姿を描いたものたちだった。
ドエルさんの中で話題になっているであろうことが、今の私にはわからないのは、重々承知だ。
でも、
きっとこれは私が我慢した有料のLIVE配信のときのだな、とか、きっと私が見ることはないファンクラブの中の写真をモチーフにしたのもだな、とか、、、、、、、
、、、、、、知らない世界が、広がっていた。
私のだいすきなL’Arc-en-Cielの、私の知らない姿が。
うん、
こうなることくらい、予測して見ればよかった。
推し事ガチ勢のドエルさんのTLを見て、
やっぱり私はこういうコミュニティにはもう帰ってこれないかもと思った。
バイタリティ、経済面、全てが、今の私には敵わない世界だった。
今後も、追いつけるかわからない世界だ。
いや、追いつくなんて、しなくていいはず。
ひとりひとり、それぞれにL’Arc-en-Cielを愛せばいい。
そのはずだ。
それが、本来のファンの姿なはずだ。
一度、同じバンドを「だいすきだ」と、仲間同士で言い合える喜びを知ってしまったばかりに、それができないことが、悔しくてたまらない。
自分で、切り捨てた世界だ。
CDというものが買えて、そのBlu-rayの映像で、メンバーの笑顔が見られて、話す声が聴けて、、、、、、
8月24日の朝の私は、それだけで、しあわせを感じていたのだから。
CDを買えることが、決して当たり前じゃないってこと、働けているときなんて気づけなかった。
こんなにしあわせなことだったんだ。
それに気づけたことは、私にとって大きかったはずだ。
戻らなくたっていい。
お世話になったたくさんのひと、心配してLIVEグッズとか、銀テープを送ってくれたりしたやさしいドエルさんのことは、忘れない。
でも、苦しまなくていい。
今を生きるだけで精いっぱいなひと、LIVEやリリース、配信など何もついていけない状況のひと、
きっと、私だけじゃない。
興奮したり、心が落ちたり、いいことも悪いことも”刺激”になって負担がかかる今の私のメンタルは情けないけれど、
どんなにお金や気持ちが追い付かなくたって、
L’Arc-en-Cielがだいすきだっていう気持ちは、絶対だ。
それに異論は言わせない。
あああ、かっこいいなぁ。
※『ミライ』MV short ver.
次にリリースされるシングル『FOREVER』は、購入をしない方向だ。
だって、もしかしたら、この先に、アルバムリリースなんてあったらどうする?そのときのために、お金、貯めておかないと、、、、、、
さあ、もう一回、嶋佐さんのPieces熱唱聞いて寝るかな。
(ミライ聴けよ)
明日、いよいよコロナさんワクチン接種2回目。
緊張するけど、もう、副反応で熱は上がるものだと思って覚悟していこう。
明日のための心配が、「案ずるより産むがやすし」な結果になりますように。