10年後の彼らも、きっとやさしい
長いこと、King&Princeのファンとして応援している方々にとっては失礼なことを書くかもしれない。
『ichiban』をきっかけにKing&Princeにドはまりし、『Made in』を聴きまくって今がある私は、所詮”にわか”と思われても仕方がないかもしれない。
彼らについてわからないことの方が、断然多い。
でも、今の彼らのことで感じていることを発信する権利はあると思うので、うまくまとまるかわからないけれど書いてみようと思う。
ハマったらとことん調べるタイプで、完全に今はキンプリ研究員をしている私。というか、キンプリ中毒。
鬱病11年生で、もう自分の将来に期待することにも疲れてしまい、何かに没頭している間は自分を保てる。現実を忘れられる、、、、、、
そんな状況の、メンタル崩壊人間。
キンプリの動画、ネットやファンの方のSNS、note記事など、とにかく観まくって、どんなひとたちなのか調べまくっている。
パニックになったある日の真昼間に、
『踊るように人生を。』
に救われたこともある。
まず。
こんなに個々の才能とやさしさにあふれる、仲良しなグループを知らない。
MVのメイキングや撮影合間の様子を観ていると、まるで小学生みたくわちゃわちゃひたすら笑い合ってる、ビジネスパートナーというよりはもうお友達のよう。
ただ、
パフォーマンスに入る瞬間、
突然プロになる。
この変貌ぶりに驚く。
パフォーマンスや歌唱、個々のスキルがものすごい。
私はプロではないのでダンスの知識とかはわからないけれど、とにかく彼らがすごいということだけはわかる。
ジャニーズ事務所に入る前からダンススクールに通っていた平野紫耀くん、髙橋海人くんはまずプロ級なのだが、
すごいのは他の3人がそれに劣らないパフォーマンスをしている(おそらく血の滲む努力の賜物)ので、
全体のパフォーマンスとして圧倒的、そして仲の良いチームなので一体感もあり最強だということ。
私は『ichiban』を観て度肝を抜かれた。
それがきっかけでドはまりすることになる。
公式YouTubeを観ていると、そのほかにも、
『Magic Touch』
(キラキラ路線だった初期のキンプリだが、平野くんが大人に頼み込んでシングルとしてリリースさせてもらったHIPHOPナンバー)
『Namae Oshiete』
(アメリカに短期間武者修行に行き、Babyfaceという有名な方にプロデュースしてもらった)
『NANANA』
(ダンス経験者である平野&髙橋が振付を考えた)
『Bounce』
(海人くんの師匠NOPPOさんによる振付)
など、
デビュー曲『シンデレラガール』のようなキラキラアイドル系とは違った
英語詞、高度なHIPHOP系のダンスに果敢にチャレンジしてきていることが分かる。
というか、HIPHOPという言葉で合っているのだろうか、、、、、、
(なんせダンススキルゼロ、"踊りたいけど踊れない一般人"が書いている)
King & Princeを結成するとき、
"世界で活躍できるグループ"
になることをジャニーさんと約束したようだ。
だが、
今回、メンバー3人が退所するという発表について、
個々の考え方に少しズレがでてきていた、とのことだった。
(事務所がどうとかいう憶測を考えたらきりがないので省く)
彼らは、海外を目標にし自費で英会話を学んだり、他の仕事(映画やドラマバラエティなど)の忙しい合間を縫って5人で自主練を重ねてきたという話もある。
今まで、5人が世界を目指すためのスキルアップに全力を注いできたことに間違いはなさそうだ。
どういう理由かは憶測しかできないけれど、
信頼関係は十分築けているので、メンバー間では多分話し合いは深めることはできるグループだと思う。
このメンバーで世界を目指すということが叶わないと判断し、
その結果的に、
事務所を離れる3人、残ってKing & Princeという看板を守る2人に分かれたと、信じたい。
ジャニーズタレントとしてのアイドル業を全うすること、
世界を目指すパフォーマンスグループになること、、、、、、
両方を叶えようとすると、心身共に疲弊することは間違いない。
もっと長くファンとして応援してきたティアラさんにとっては、
私よりもキンプリの様々な姿を知っているだろうし、
違和感があったり、納得がいかなかったり、事務所のバックアップの問題を考えたり、、、、、、
推しメンバーが退所する、この先どうするのかわからないこと、
推しメンバーがこの事実を受け止めて活動を続けていくこと。
それを想う苦しみ。
私が想像しようとしても到底できない思いに打ちひしがれていることと思う。
そして、全ティアラさんの思いが共通しているのではと思うことは、
もう、5人そろって笑いあうKing&Princeが、見られなくなること。
この事実は、本当に寂しいことだ。
ただ、
彼らって、
以前パニック障害の治療で脱退している岩橋玄樹くんも含めた
"6人でKing & Prince"
という思いが強い子たちみたいだ。
と、いうことは
おそらく今後、
実質King & Princeが2人の体制になったとしても、
マインド的には
"6人でKing & Prince"
というスタンスでいるのではないのかな?
5人でわちゃわちゃしていたり、パフォーマンスしたりするのをもうメディアで観られない。
ただただしあわせになるような、笑い合う姿は、もう見られない。
何より、それが悲しいんだよね。
そして、
今いちばん苦しいのは、
世間の声、ファンの悲しみを浴びながらも、
2023年5月22日まで、
人前で笑顔を見せて活動していく、
King & Princeのメンバー5人。
切ないだろうなぁ。
本当のことなんて、
ジャニーズだからとか関係なく、
たくさんのひとに迷惑がかかるから勝手に話せない。
言いたくても、言えない。
人間には守るものがある。
そして、
「真実はひとの数だけある」と、
ドラマ『ミステリと言う勿れ』で主人公の久能整くんが話していたように、
真実は、きっと5人分あるのだと思う。
今すぐには、話せない真実が。
彼らは、
本当に、やさしい子たちだ。
どこまでも。
仲間思いだし。
まだ、答え合わせなんかできないんだと思う。
何年も。
『Dream in』
という、彼らが作詞作曲をした曲がある。
それぞれが”夢をみること”をテーマに、
これまでのこと、現在、未来について思うことを文章にして持ち寄り、
それを合わせて歌詞に起こしたという。
やはり、未来に向けた思い、考え、大事にしたいことは、
どんなに仲がよくてもひとりひとり違うし、
大人になっていくことを考えたときの葛藤もあるだろうし、
完全一致はしないだろう。
ひとりひとり、そのときに何を書いてきたのかはもちろんわからない。
でも、海人くんがまとめたという歌詞をみてみても、
世界へ、という思いになのか、
この5人で、ということになのか、
不安に感じるメンバーがいたりすることは伝わるし、
「別れ」という歌詞があったりするし、、、、、、
こうして書いている今、私自身、
以前と少し違う捉え方になっているな、とも思うけれど、、、、、
「10年後の僕たちに届きますように」
というフレーズで終わる、この曲からは、
10年後、
今と環境が変わっていても一緒だよ、という意味なのか、
世界の舞台に立っていたいね、ということなのか、
どんな形でも一緒にいたいね、ということなのか。
いずれ、今よりももっと、明るい未来を迎えたいという思いは伝わる。
4thアルバム『Made in』には、2番を含むフルバージョンが収録されているので、聴ける方がいたらフル視聴をお勧めしたいところだ。
これが彼ら自身の選択であることかどうか、
そして、
彼らのこの選択をした理由は何だったのか。
それは、
10年後に、わかるのかもしれない。
し、わからないのかもしれない。
もしかしたら、
仲間を大事にする、やさしさ成分で溢れた、決断だったのかもしれない。
今すぐ何かわかるとは思えないし、
だからこそ歯がゆいけれど、
「白紙撤回だ!」ということは違うと私は思うし、
メンバー内の誰が悪いとかいうことをSNSで書くことも違うと思う。
あなたはにわかだからわからないでしょ、と言われたらその通りだけど、
それでメンバーが喜ぶ未来が見えないし、メンバーも見ていると言っているならなおさら、本当にやめてあげてと思ってしまう。
やさしいKing&Princeを応援する立場だから、
やさしくありたいなぁ。
なんて、きれいごとを言ってごめんなさい。
もし、私が25年ほど愛し続けるROCKバンド L’Arc-en-Ciel に何かあったら、
私も荒れ狂うと思う。
勝手なことを長々と失礼しました。
誰かが、YouTubeのコメント欄に書いていたけれど、
「King&Princeが2人になっても、この5人(6人)には、ファンの前とかじゃなくていいから、これからも定期的に集まってご飯食べててほしい」
この言葉が、なんだかやさしかったなぁ。
様々なことを背負って5月まで駆け抜ける、King&Princeの5人。
どんなときも、笑って、全力でパフォーマンスして、5人の時間をたのしんでくれると思う。
どうか、心からは元気になれなくても、健康で、無事に、5人での活動をできるように祈っている。
ごはんをたべて、眠れますよう。
この試練を乗り越えて、
やさしい5人のこれからが、どうか、あたたかい、輝けるものになりますように。
キンプリの自由研究を、勝手ながら続けていこうと思う。
他にも書きたいことはある。
ただ、鬱がひどくなってきて、書き始めてすぐ力尽きてしまう。
マイペース更新をしていきたい。