King&Princeサブスク解禁についての思いあれこれ【後編】
書くぞ、後編。
是非、前編をお読みになってからこの先をご覧いただきたい。
(前編の概要)
King&Princeの楽曲がサブスク解禁されることが決まった。
その発表をしたインスタライブで本人たちが話した言葉や
・『Mr.5』のサブスク解禁に関しての私の率直な感想
・賛否についての私の思い
・2人が主演ドラマを務めるこの時期でよかった
、、、、、、というところまで。
この、5/4に生配信されたインスタライブ(アーカイブUPは5/5)をもとに書いている。
・”野心がなかった”永瀬廉の「ビルボード1位」発言
これは結構、特筆すべきことかと思う。
インスタライブの中で、
という、永瀬廉の発言があった。
彼がこう話したことによって、ファンは”応援するぞ!”と盛り上がっている様子だ。
どうして、彼の発言がファンを熱くさせるのかというと、
2人になってから、ファンに何かを求めるよりもどこまでも不安、戸惑いに寄り添い、ただただ安心させてくれる姿勢を貫いてくれていたこと。
、、、、、、も、あると思う。
これは海人も同じだ。
だが、それ以前から永瀬廉を応援しているファンには、、、、、、
、、、、、、少なくとも私には、
彼のこの、上を目指していく姿勢、”1位を獲りたい”という発言をしたことには驚かされ、かなり胸を熱くさせられた。
2022→2023年。5人から2人になる、という節目を迎える前、その変わり目。
ありとあらゆる仕事、感情に追われていたであろう永瀬廉は、1月期も4月期もドラマ出演があったし、個人とグループでの雑誌撮影を合わせると数えきれないほどのインタビューラッシュに遭っていた。
その中でも、この
「野心は、ないですね」
という言葉が、私には忘れられない。
私は過去に、永瀬廉のマインドについて記事にしているのだが、他にも彼が大切にしている考えが分かるインタビュー時の発言としてあげると、
・流れに身を任せて漂うこと
・未来に期待しない
・生きていればそれだけで、まあいっか。
など。
”やってやるぞ!!!!!”
という挑戦的なマインドのひととは反対にいる、ありのままのゆるりとしたスタイルで生きる人間なのだな、ということを感じる発言が多かった。
※詳細はこちら。
ただ、
あらゆる事情があって、髙橋海人とふたりで『King&Prince』という”グループ”を続けていくと決め(自分自身の決断だと話している)、その形がスタートしてもうすぐ1年。
その中で、
この当時の永瀬廉のマインドから、彼が少しずつ脱皮していく瞬間を、彼自身の紡ぐ言葉、パフォーマンスの姿勢、後日談などから感じることがあった。
彼は、2人になることが決まってからずっと、「とにかくライブがしたい」「2人でドームに立ちたい」と言い続けた。
幼少期から”やりたいこと”がなく、流れに身を任すようにここにたどり着いた彼が、
髙橋海人と全て”はんぶんこ”する状況になったことによって、
「”こんなに自分でやりたいことがあったんだ”って気がついた」
と雑誌で話していたのは、海人とふたりで始動しはじめた、昨年の5月末。
ダンスを「嫌いではない」(得意な意識はないように思われる)と話す彼が、ダンスの申し子髙橋海人とともにあの激しい『ichiban』(れんかいver.)を披露し、すべて出し切って海人の腕をつかみ寄りかかった、あのCDTV。
後日談で、
廉は他の曲でいいじゃんと言っていたが、海人が「ふたりで『ichiban』をやることに意味がある」、と説得したと聞いた。
やりきった廉を見て、海人が満面の笑みでガッツポーズをしたのが、忘れられない。
笑っているが、パフォーマンス後の廉さんは満身創痍だったそうだ。
これは、ライブツアーの円盤発売にあたっての投稿。ツアーでも『ichiban』をセットリストにいれていたのだが、この文章に、あのCDTVでのパフォーマンスでどれだけ海人さんが”2人のKing&Prince”に自信を持てたか、が込められている。
2023年秋に永瀬廉が参加した旅ロケ番組『メシドラ』では、
「ふたりでドームに立ちたい」に加え、「できないとは思っていない」と落ち着いた、強い口調で語った。
進化しつつも、一度決めた目標に対する信念はぶれない。
6人、5人時代のことは、私はリアルタイムではそこまで詳しくない。
5人時代、私が『ichiban』のパフォーマンスでドはまりしてKing&Princeの沼に落ちてから数か月で、3人が脱退することが発表された。
そこから、King&Princeのことについてたくさん調べた。
世界を目指す、そしてリリース楽曲やライブに関してなど全てにおいて自主的に、メンバー内でとことん話し合って決めるグループであったKing&Prince。
その中で永瀬廉という人間は、クリエイティブというよりはプレイヤーで、メンバーを信頼し、4人の意見に委ねることが多かったようだ。ただ、任せっきりで何もしないというわけではなく、個人仕事が多い中でも、見えないところで努力を惜しまない姿勢は、メンバー誰もが認めていた。
平野・髙橋はダンススクール出身でスキルがずば抜けている。また平野・岸はキャラクターもバラエティ映えするようなスター性があり、神宮寺はグループ全体が見えていてライブ演出も手掛けていた。
個性が強く推進力のある面々の中で、永瀬廉は自分の立ち回り方に関してはバランスをみていたようなところがあるよう。俳優業で賞を獲ったり、MCとしてグループでの会話を回すことはしていたが、グループにいながら自分の個性を強く出すには周りのキャラクターが濃すぎたのかもしれない。
これは私の持論だが、
もともと、King&Princeはもともと全員が主役になれるタイプだったんだと思う。
でも、どうしてもカリスマやスターのようなキャラが強い面々が揃っていたため、全体のパフォーマンスや仲の良さということではなく、全員分の”個人としての魅力”ということを考えると、まだまだ未発掘になっていたメンバーもいたかもしれない。
現在、結果として2人と3人にグループがわかれたことで、個々のキャラもよりよく見える形になったように思う。
そして、”2人でKing&Princeを守っていく”ということになってから、流れに身を任せてばかりいられない状況の中で、永瀬も自らの意見を出さざるを得なくなった。クリエイティブな才能にあふれる髙橋海人という相方だが、彼に全てを任せてばかりはいられないし、廉はもともと好き嫌いがはっきりしていてこだわりが強い人間ではあると思う。1対1となってより、自分の意見をぽんと言いやすい環境になった。廉のことを海人も理解してくれようとし、廉も海人の意見をより真摯に受け止める。ときには異なる意見が出る中で相手の説得にも応じ、その上での成功体験も得てきたように思う。
そういう経験を、この1年で積み重ねてきたことで、
今回のサブスクに関しても、
「いろいろなひとにより身近に聴いてもらえる」
「音楽の面でもっと攻めていきたい」
という海人に対し、
『ビルボードの1位』
という言葉を、あの永瀬廉が発するという状況が生まれた。
「野心はない」「未来に期待しない」と言っていた男の、攻めの姿勢。
世界に通用するランキングで、一位を獲ること。
こういう永瀬廉の姿は、本当に進化の証だと感じる。
・『ビルボードランキングの1位』とは
ところで、
「ビルボード(ランキング)で1位を獲る」。
って、どういうことなのか。
私自身、そういうランキングを意識してアーティストを応援した記憶がない。ギリ昭和生まれ、平成を生きた私はCD世代で、物心ついたころには『ORICONランキング』を毎週TVで観ていた。音楽番組で必ずといっていいほど「今週のORICONランキング!」的なものをやっていたのだ。
現在はそれとは違う、ネットやサブスク配信なども含まれる、CDよりも配信が主となった音楽業界。その、配信などが大きく関わるランキングが『ビルボードランキング』である、、、、、、
という、なんとなくの知識しかなかった。
ROCK中心に様々なアーティストがすきで、幼いころからCDを聴き、高校時代はMDに録音し、という世代。
現在、”鬱病無職でCDを簡単に購入できるお金がない”、と言う理由で、
曲ごとに買えてスマホで聴ける”ダウンロード”という形では音楽を購入する習慣がある。(やむを得ず、という感じだった)
Spotifyもダウンロードしていて、一時期90年代ロックなどすきな曲を聴いていたが、無料会員なので、広告や興味のないアーティストの音楽が勝手に再生され、スキップをするのにも回数制限がある、、、という感じなので、
”特定のアーティスト、曲を聴きたい”
という私にとってはあまり向かないな、と思っていた。
(有料ならきっとうまくいくのだろう)
とりあえず、『ビルボードのランキング』って何?
と、『Billboard JAPAN』の公式HPをたずねる。
だそうだ。
『ビルボードの1位』=『”Billboard JAPAN Hot 100”の中の1位』
という理解でよろしいか。
こちらは、まさに私の今の気持ちがタイトルになっていた記事。
ほうほう。
ORICONランキングにも、一応ストリーミング再生は影響しているらしい。でもごくごくわずかな割合らしい。
『Billboard JAPAN Hot 100』のランキング上位に入るには、
・CD売り上げ
・ダウンロード数
・ストリーミング再生数
・ラジオ再生数
・動画再生数
・カラオケで歌われた回数
、、、、、、が、多いほどいいようだ。
”ストリーミング”って説明できないな、と思っていたら、いいサイトがあったのでこちらを、と言いたいのだがうまく貼れただろうか。
他にも、アーティストへの収益が入る仕組みなど書いてあったので、どうかうまく飛べるように貼れているといいなぁ、、、、、、
私にとって、困っていることもある。
・”がんばる”という応援ができない鬱病pizza
たびたびここで書いているが、私は鬱病長患いで長いこと無職である。
障害年金を受給し実家暮らしでなんとかやっているが、
本当は、”推し活”なんていうことをするためにお金を使っていて平気な状況ではない。
父は定年後の再雇用でこれまでの半分の給料で働き、母は私と似た病気でずっと専業主婦。社会人の妹も一緒に住んでいるが正社員というわけではない。
父の給料が主で、私は障害年金の一部、妹は給料の一部を収めていて、協力して生きている。
昔から、J-POPやJ-ROCKを中心にいつも音楽が流れている家だった。だから、すきなアーティストにお金を(最低限)かけることには寛容な親だ。
でも、今の私の状況では限界があるし、長年の鬱病無職で貯金もなくなる中、堂々と”推しにつぎ込む”なんていう贅沢は、さすがに、、、、、、
という私の状況の中。
永瀬廉によるビルボード発言や、言わずと知れた昨今の”CDが売れない”問題。
「サブスク解禁になってCDが売れなくなるのは確実、どっちもがんばらないと」
「CDも今まで通り買う」
「ファンもみんながんばろうね」
と気合が入ったファンの声。
”あの廉が言うならがんばるよ”
という声が、SNSではとにかく多い。
また、King&Princeのレコード会社であるユニバーサルミュージックの公式Xでも、ダウンロードやサブスクに関しての丁寧な説明(本当に丁寧な説明)を発信してくれるなど、楽曲配信を始めるにあたってかなり力を入れているようだ。
私は、いつも形態違い(通常盤+初回限定盤2種)のリリースをするKing&PrinceのCDを、今回はタワレコ他各サイトでわけて購入。1,000円台で3形態購入できた。
他のファンの皆さまは、各店で異なる特典もあるし保存用などに各形態数枚以上、加えてFC盤。
さらに、各音楽配信サービスの有料会員になってストリーミングで再生しまくっているであろう。
YouTubeなどもそうだが、繰り返しボタンでは再生数にカウントされなくなるとか、サブスクではプレイリストに同じ曲ばかり入れるとよくないとか、とにかくいろいろあるらしいのだ。
”数字を上げる”ための詳細を調べてSNSで発信したり、
「回せー!」という声があがったり。
私は、
音楽は”たのしむもの”だと思っていて。
”音”を”楽”しむ。
それが”音楽”だな、と、聴く立場からも、ピアノ・吹奏楽を経験した立場からも思う。
「回す」=同じ動画や音楽を繰り返したくさん再生する
ということは、たのしむための音楽の聴き方として、少し違うような気がする。
アイドルの世界では、それが普通なのかもしれない。
音楽もそうだけど、そのアイドル、人物自体を強い”すき”の対象とし、ファン側も”がんばって”応援するということが、求められるのかもしれない。
私はKing&Princeに出逢うまで、そういう音楽のたのしみ方はしてこなかった。
そして、
少なくとも、今の経済力、メンタルの波がある病気の状況では、
”がんばる”という形の応援は、できそうにはない。
純粋に、
聴きたいときに聴きたいし、観たいときに観たい。
それ以上は、自分にとって負担になってしまう。
King&Princeを生んだ事務所の先代の社長が、
デビューをしたら「数字に追われることになる」
ということを話していたらしい。
実際、アイドルも、それ以外のアーティスト、とかく芸能人である以上、
売り上げや人気がないと将来が見込めないし、生活もできない。
”やりたい仕事”をするためにもそれが必要になってくる。
表に立つ仕事をしているひとたちは、ファンの前では笑顔を見せつつ、そういう厳しい世界で生きている。
ただ、
”エンターテインメント”ってなんだ?
”音楽”ってなんだ?
と考えたときに、
消費者側が無理をしてでもお金をつぎこんだり、パワーを消費したりことではないよな、、、、、、
と。
自分にとって都合のいい考えかもしれないが、
極限状態までつらいとき、ふとみた映像に思わず笑ってしまったり、
感情がなくなりそうな状態の時に、ふと聴いた曲で涙が止まらなくなったり。
そうやって助けてくれるものが、鬱病になってからは私にとっての”エンターテインメント”であった。
それは音楽やお笑い、全てを含めるものであった。
今は、永瀬廉、King&Princeというものの存在がそれにあたる。
受け取るばかりの人間で申し訳ないのだが、私には、そういうことしか今はできないのだ。
ひとそれぞれ、King&Princeを応援する、たのしんでいる環境は様々だと思う。
聖地巡礼ができたり、推しが使っているものや食べたもの、着ているものと同じものを買い求めたり、1度に何枚もCDを買ったり、各出演番組に感想のメールやハガキを書いたり、”数字をあげる”活動に全力を尽くしたり、
というひともいれば、
家族を養うことで精いっぱい、仕事に忙殺され情報が何も追いつかない、家が被災してそれどころではない、毎日病室から空をみている、、、、、、
というファンもいるだろう。
活動を支える、と言う意味では、前者のようなバイタリティーのあるファンの方の力が必要かもしれない。
でも、みんながみんな、それはできないのだ。
後者のようなファンには、
たとえば、
前者のようなファンがたくさんリクエストを送ったKing&Princeの曲が有線で流れるのを聴くチャンスがあったり、
時間がない中流れる朝の情報番組で、King&Princeの売り上げの記録について話題になっていたり。
そういうひとときが、
生きていてよかった、と思うひとときが、
待っているかもしれない。
私は、力が出せない後者のようなファンだと思う。
バイタリティーのある、前者のようなファンのみなさんに感謝を忘れないで、もう少し、King&Princeという存在に”頼る”ことをさせてほしい。
生きているだけで合格、の日が、本当に多い中で、
King&Princeのインスタライブが癒しだったりする。
再生回数は、何の記録にもつながらない。
でも、心を休めたい私に、いちばん寄り添ってくれる。
TVerでたくさん観たい番組を観る。
YouTubeでたのしく、味わいながらMVを観る。
観たいときに。
そういうことならできる。
それぞれに、できる応援をする。
すきなようにたのしむ。
それでいいのではないか。
れんかいも、無理をすることまで望んでいるとは思えない。
、、、、、、というのは、自分に対する罪悪感を消すために一生懸命言い聞かせていることだったりする。
これで、ファン失格と言われたらそれで仕方がない。
・私がしようと思っていること
現時点で私がしていること。
・『halfmoon/moooove!!』の2曲を、iTunesStoreで購入(ダウンロード)した。
・Spotifyを久々に起動し、King&Princeのフォローをした。
・キャンペーンや特別動画の公開があったので、LINEMUSICのアプリをとって、King&Princeをはじめすきなアーティストをフォローしてみた。
・『halfmoon/moooove!!』のCDを、通常盤、初回限定盤A、Bの3形態購入した。
・公開されている『halfmoon』のMVを、YouTubeで観ている。
・『東京タワー』をTVerで観ている。
・『95』は、心身の負担を軽くするため細かく刻みながらTVerで観ている。
これからする予定のこと。
・iTunesで、『Mr.5』のまだ聴けていない音源をダウンロードする。
・明日公開される『moooove!!』のMVをYouTubeで観る。
・YouTubeで行われる6周年記念の生配信を、アーカイブになるかもしれないけれど観る。
・Spotifyに全63曲が解禁されるので、無料会員でもたくさん曲が流れやすくなるため、そちらをできる限り再生する。(無理なく)
・上記に加えて、これまでと同じようなこと。
そして。
6/27に、永瀬廉主演の
『余命1年の僕が、余命半年の君と出会った話。』
がNetfrixで世界配信されることになっている。
無料お試ししようと思っていたら、Netflixにはお試し期間がないようだ。
困ったが、、、1カ月だけ料金を払って入会しよう、ということにした。
990円。大きいが、この機会にみれるものをたのしむチャンスだ。
推しが、演技で世界デビューをするとなったら、なんだか観ずにはいられない。内容は苦しそうだが、グロテスク系、災害、暴力、重い社会派系、血が流れるなど、私のメンタルの受け付けないものではなさそうなので、、、、、、
Netflixに1カ月入会することを先に決めていたという理由からも、他のサブスクサービスにはまだ、有料では会員にはなれない。
音楽の方は、しばらくダウンロードしたもの、購入したCD音源、無料でたのしめる範囲の音楽サービスでたのしむ予定だ。
自分のたのしみ方は、自分で決めていい。
そうしよう。
明日は、あれから1年、というよりも、
King&Princeの6周年。
迎えられることが当たり前ではなかった、6周年。
今、King&Princeは山口県で、大きな花火を打ち上げている。
明日、帰ってきて、ファンをたのしませるためにまた生配信など、いろいろなことをがんばってくれる。
自分ができる範囲で、自分のペースで、大切に愛情を受け取りたい。
いつも、安心させることに徹していてくれたふたりだから、
こんなメンタルの私でも、ふたりを追うことが嬉しくて、癒してくれるのがありがたくて、親のようにふたりの成長に感動して。
いつも本当にありがとう、という言葉では、足りないな。
これからも、ふたりが健康で、しあわせでありますように。
そして、ふたりが愛するひとたちが、みんな、しあわせでいられますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。