鬱病pizzaが救われた曲①悲しみの果て/エレファントカシマシ
ちょっとずつ、私のすきな”音楽”を小出しにしていこうと思う。
特に、鬱病治療中に心から救われた曲が、たくさんあるので、、、、、、
同じような境遇の方に、共感していただければ嬉しいです。
物心ついたときから、常にROCK中心に音楽が流れている環境で過ごしてきた。”救われる””感動する”という感覚は幼いころはもちろんなかったが、人生最大の出来事であるこの、鬱病になる、人生において進めなくて苦しむ、という状況の中で、音楽ってすごい、と改めて思う。
まずは、
エレファントカシマシの『悲しみの果て』。
(2024/07/09、記事見直してたら2年前に公式さんが動画公開してくださっていた)
私の鬱病年表の中では、割と最近のほうで刺さった。
いちばん最初にこの曲を聴いて認知したのは(知っていたのはもっと前だけど)、まだ鬱病になる前。
過去にTVで、”歌うまグランプリ” 的な特番が何年かあったのを覚えてらっしゃる方、おられますか
芸人を中心とする芸能人がすきな歌で勝負して、優勝争いをしていた。
当時、タカアンドトシのタカさんが、すごく歌がうまかったのが印象的だった。そのタカさんが、あるときに歌った曲が、この『悲しみの果て』。
タカさんは、腹から声を出し、その声がまっすぐ伸びるので、きいていて気持ちが良い。
その声と、この曲が、本当に相性がよかったのだ。圧巻だった。
やけに耳に残り、エレカシさんの原曲もそのあと聴いた記憶がある。
その後、3.11があり、ミュージックステーションにエレカシの皆様が駆け付け、この曲を届けてくれた。
なんだろう。
♪
悲しみの果てに 何があるかなんて
僕は知らない 見たこともない
♪
、、、、、、答えなんか、出していない。
”こんなことがあるんだぜ!” ”だからがんばるんだぜ!”
なんて、歌詞には出てこず、
なんだか、不思議と、背中をあたたかく、押してくれるような。
そんな感覚で。
、、、、、、当時はまだ、深く刺さるほどではないが、いい曲だな、宮本さんはアツいひとだな(曲中みんなにたくさん語りかけていたので)、という感じだった。
、、、、、、そして。
2012年の終わりに鬱病になって、治療も、思うようには早く進まず、もどかしく、奇跡的に働けてもダメになり、将来が見えない、、、いろいろな苦しい思いを経験してきた、治療6年目くらいの頃だったと思う。一昨年とか。
何年たったら、、、、、、なんて、思うような年数が経つ中、
再び、Mステにて、エレカシの皆様が『悲しみの果て』を披露しにきてくれた。
何かに呼ばれるように、気づいたらTV前に正座していた私。
悲しみがいつまで続くのか、と、ちょうど思っていたタイミングもあったと思う。
♪
悲しみの果てに 何があるかなんて
、、、、、、、
♪
いつもの歌詞。
ただ、歌詞だけじゃない。
音楽って、全般そうだと思うが、歌詞だけよくても、惹きつけるメロディーや声、伴奏、表現力など、魅せる”音楽”が伴わないと、絶対に感動はない。と、私は思っている。
宮本さんの、魂が叫ぶような、届けたいという意志があふれ出るような、歌い方。これは、本当に大きくて。
♪
涙のあとには 笑いがあるはずさ
誰かが言ってた 本当なんだろう
♪
これは、”自分自身もまだ知らないんだ”、というところに、”みんなともに闘っている”、ということが感じられるから、聴く側の心が動くのだろう。
でも、
あのときも、このときも、同じこの曲を聴いたはずだった。
それなのに、、、、、、
♪
悲しみの果てに 何があるかなんて…Oh yeah
悲しみの果ては 素晴らしい日々を 送っていこうぜ
♪
、、、、、、、、曲が終わったときの私は。
「わかったあああああ、送るうううううううううう、、、、、、」
「ああああああああーーーーーーーーーーー」
、、、、、、、、、大 号 泣 。
このときの心が、この曲を欲していたんだ。
”どうなるかわかんねぇけど、希望もってやってこーぜ!”
と、宮本さんが隣で肩を叩いてくれているような気持ちになった。
こんなに、悲しみに寄り添ってくれる曲だったんだ。
年齢を重ね、自分の経験値と立場、そのときの感情によって、同じ曲でも以前より深く理解できたり、ぐさっと心に刺さったりすることがある。
だから、音楽はすごい。
だから、いい音楽は語り継がれる。
すごく、短い曲なのに、あたたかさがぎゅっと詰まってる。
だいすきな曲。
そして、気づいたのは、こうして、言葉で語っては魅力が伝わらないだろうなってこと、、、、、、
音楽のことを、今までも何度か書いたが、なかなか納得いく、伝わる内容が書けない。※結構数字にも出ている
歌詞を全部乗せるのはよろしくないのだろうし、”聴いて!”だけじゃnoteの記事にする意味がないし、どういう伝え方が良いのだろう。
うーーーーーーーーん、、、、、、、
音楽がすきなので、うまい伝え方をちゃんと考えたい。
書きたいから、、、、、、
ということは、さておいて。
まだ、私には ”悲しみの果てにあるもの” が見えていない。
”どん底” の状況も、”え、まだ深い底があったの⁈” なんて経験ばかりしてきた。でももう、底の深さは更新されないだろう。これ以上は。だから、素晴らしい日々が待っていることを信じて、生きていくだけ。どんなに、その日に納得がいかなくても、生きていれば。
エレファントカシマシの皆様、ありがとう。
音楽、ありがとう。
コロナさんに、大雨に。
悲しみ、苦しみに潰されそうな人がたくさんいる中で、誰かが、この曲に力をもらえていたら、いいなぁ。
誰もが、”素晴らしい日々を送っていける”、という希望をもって過ごせる日が、きますように。
祈ります。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。