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ニューヨーク 嶋佐さんの発言に共感した話―冷静に考えてみてよ—

Twitter上で隔週木曜日に生配信されている、『ニューヨークジャック』という番組がある。



ネット番組ではあるが、お笑いコンビ”ニューヨーク”にとっては、初めての冠番組である。

生配信だが、公式アカウントからアーカイブがみられるので、私は結構そちらを利用して視聴している。


約一時間の番組内には、様々なコーナーがあるが、

Twitterの番組ということもあり、ここ2週間でトレンド入りしたワードに注目してトークする

『トレンドニューヨーク』

というコーナーがある。



今週は、木曜ではなく金曜の昨日、配信があった。


昨日のトレンドワードのひとつに挙げられたのが、

「アンジャ渡部」。


何故トレンド入りしたかというと、

”アンジャッシュ渡部が、最近豊洲市場でアルバイトをしている”

という話題がネット記事になり、その記事のタイトルのなかに

『”禊”のハードワーク』

という言葉が入っていたよう。

日ごろ市場で働く立場のひとにとって、

”禊”とはどういうことだ、市場の仕事は罰ゲームなのか

というような意見があり、記事自体が炎上した、

、、、、、、ということが原因だったそうだ。


渡部さんや、奥様の佐々木希さんが炎上したわけではない。


記事によると、渡部さんは年明けから2か月弱市場で働いているようで、仕事内容は卸業者にて荷物の運搬、整理などだそう。深夜0時過ぎから翌朝のハードワークで、残業で帰りが午後になることも。

市場関係者からは、「周りの目を気にすることなく一生懸命働いている。最初はイメージがよくなかったが、見直した」との声があるそう。



ということを踏まえての、ニューヨークのトーク。


嶋佐「どっから何を言っていいか分からない。」

屋敷「(渡部さんは)何かしたら話題になるね。」



自分たちのバイト経験と照らし合わせて2人が話したのは、

一般の仕事と芸能の仕事は全く違うということ。

渡部さんの件は、ハードワークだし、これまでの生活とちがうこと、そして年齢的にも大変だということ。

そこで市場のひとたちに「あいつはがんばってる」って言わせるってことは、相当渡部さんはがんばっているのだと思う。

、、、、、、ということ。



嶋佐「だからもうさ、何も言うことないんだよな。」

屋敷「お前もう一回、(前にやっていた)警備の仕事、夏場にできる?」

嶋佐「いやー大変だったよ、毎日2㍑のんでたよ。アスファルトの照り返しでさ、、、、、、」

屋敷「夜寒い中、多分市場で荷物の運搬って、なかなかやで」


渡部さんの市場でのアルバイトの件は、奥さんに「働きなさい」といわれたのか、自分の意志かは分からないが、(夫婦間で)いいんじゃないってことになったんだろう。でも、お子さんもいるから、朝帰ってきて寝てばかりもいられない。大変だろう。

、、、、、、という話に。


嶋佐「これだからもう、大変な時代になっちゃいましたね。もうそれしか言うことねえよ。」


屋敷「ちょっと前まで(王様の)ブランチしながら不倫してたんやぞ。最強の人生やん、それが今、夜中、市場で働いてんねんで。」


嶋佐

「だって、だからもう、その、、、、、、

みんなが言えば言うほど、佐々木希さんが大変じゃん、こどもと。

将来的にこどもがさあ。もうみんながさあ、、、、、、

本末転倒なんだよ。”奥さんがかわいそうだ”って言ってるわけでしょ。

あなたたちが言えば言うほど、奥さんが大変になるから。

もういいよ、不倫、、、、、、」


、、、、、、先ほどから、ふつふつと怒りをにじませていた嶋佐さんの人間味が、ここであふれ出た。



屋敷「復活したらええのになあ、はよ。木下さんも復活したしなぁ。

、、、、、、木下さんは、なんであんなに責められるの?」


と、お笑いコンビTKOの木下さんの話題になると、


嶋佐

「もうさ、冷静にも考えてみてよ。

ずっと仲のいい先輩後輩がさあ。

ちょっと、ライブでむかついちゃって、ちょっとはずみでちょっと、

投げただけじゃん、ペットボトルを。

そんなくらいさあ、どこにだってあったと思うよ。今まで。」


屋敷「やのに、もうほんとに、めちゃくちゃ悪いことしたみたいになってる。」


嶋佐

「なんでこんなことなってんだよ。

何年テレビに出れないままになってんだよ。

こわいよな、ほんと。ようわからんわ。

もっと悪いことしてるやついっぱいいるのにさ。、、、わからん。」



、、、、、、完全に本音だ。


こういう、世間的にもナイーブな話は、理詰めで論破されるより、こういう心からの正直な思いを聞かされる方が、圧倒的に共感を得る。


これは、今の嶋佐さんのポジションでしか、なかなか言えない意見かもな、とも思った。



私自身、渡部さんや木下さんを擁護するつもりは全くないし、そもそもの詳しいことを知ることから逃げている、”繊細さん”の末端にいる人間(感情移入過剰)だから偉そうなことは言えない。

ただ、渡部さんのニュースは耳をふさいでも聞こえてくるくらい話題になるし、行為自体はもう、想像もしたくないくらいのことで、ひととしてそれは、、、という内容だったことは確かだ。

また、木下さんの件については、『カジサックの部屋』というYouTubeチャンネルに本人が出演し、起こしたらしい問題について経緯を説明した際、その動画のコメント欄が荒れに荒れていた。よほど、世間から支持を得られていないのだな、ということはよくわかった。


(渡部さん、木下さんの起こしたことについての詳細は書きません)


でも、嶋佐さんの

「冷静に考えてみてよ」

という言葉で、ふたりのことをよく考えてみたらば、なんだか、嶋佐さんの言うことは妙に腑に落ちるなぁと。



ネット、SNSの普及で、一般人の意見が必要以上にたくさんのひとに知れてしまう。

嘘か本当か分からないまま、どんどん広がる。


ありもしないことをいちから作り上げるネットニュースに、自分の応援しているひとのことについてでたらめな記事を書かれたときには、

”本人の発信だと分かることしか信じない”

という対策ができるけど、

自分が特に大ファンとかではない、ある程度の知名度のあるひとのことはすぐに

「へー、そうなんだ」

と思ってしまいがちだから不思議で。


一般人がことを大きくしているのか、記事のライターが悪意を持ってしているのか、それとも、警戒しすぎる本人や事務所もよくないのか、、、、、、



答えは出ないけど、

シンプルに考えたら、

嶋佐さんの言うことって、正しいよね。



オリエンタルラジオの中田さんが、オリエンタルラジオのYouTubeチャンネルで言っていた。


有名人は、いちど世間から干されてしまったら、この国で再就職もできない。会見したうえで復帰ができない、というときのあの、絶望的な感じ。相当なことを課している。何のために法律、裁判所、刑務所があるのか分からない。全員無期懲役なのか。そこから、更生させて復帰させるべきではないのか。(意訳)


中田さんは、そういう、吉本なのかどうなのか、というようなひとや、TVに出られないような状況になっている”ならず者”のようなひととYouTubeで共演し、つなげていけたらいいと思っていると話していた。

※オリエンタルラジオの公式チャンネル。現在更新はなく、個々のチャンネルでのコラボ、ということになっているようだ。



一度何か問題を起こした有名人は、メディアに出ても叩かれるだろうし、世間に不快に思われるかもしれない。

有名人は、”イメージ”というものが、すごく大事であるから、仕方のないことではあると思う。

ただ、一般人でない、例えば事務所や、身近なひとの働きかけが、あっていいのかなと。誰か、公でなくとも、守ってくれるひとがいてもいいよねって。

もし、一緒になって悪く思われるのを恐れてそのひとを排除する事務所なのだったら、それっきりなんだろうな、その事務所は。

もともとそのひとから迷惑をずっと被っている状態で切られたのなら、仕方がない。所属したままにしても、会社を守ることにならないから、そういう場合は正しいと思うけれど。



現に、

昨年1月、私も、鬱病が治らないまま11か月働いていた倉庫管理のパートタイムのお仕事、「これ以上は、、、」と、契約期限を延長しないことを告げられた。病気のことを理解しようとウェルカムな採用をしてくれた支店長に、「俺も会社を守っていかなければならないから」、と、切られた。

私自身も心身が限界だったのと、もう、理解してもらえないとか言っている場合じゃない程、迷惑になっていたのは知っていたので、期限前に辞めた。

そんなもんなんだ。


大手の芸能事務所から離れた、辞めたとかで、いろいろ世間は騒ぐけど、そんなこと普通の社会でいつも起こり得ることだ。



「冷静になって考えてみてよ。」



本当にそうだよな。



とりあえず、一般人がいちいち騒ぐほど、実はたいした問題じゃないことって、いっぱいあるんだろうなって、なんだか考えさせられた。




嶋佐さんの、こういう、たまにでる、人間的でアツいところが、改めていいなと思った。


失敗してから、どう立ち上がるか。

人生、常にそれだ。


私は、周りに助けを求めない、自分だけがしなきゃいけないという思い込み、限界が分からない、という大失敗により、鬱病9年生をしている。


立ち上がるのに時間、かかってるなーーー。



気が遠くなる。



私のほかにも、この場所、自分の今いる場所から、這い上がろうとしているひと、山ほどいるんだろうな。世の中には。



天気もいいし、とりあえず、外の空気を吸いに、歩いてきます。



立ち上がりたいひとに、少しでも、力を。


私も、絶対這い上がる。

生きているだけで、どうにだってなるって、一生懸命言い聞かせて。



前に立って、発信する側にはなれないけれど、毎日毎日、できることを探している。

今、冬の間は鬱状態がどうしたってよくないから、春を待ってる。

ひたすら。



”ここ”から這い上がろうとしている、全てのひとの未来が、しあわせでありますように。


※『ニューヨークジャック』2/26のアーカイブはこちらから。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。