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鬱病pizzaの音楽史―hideちゃん―
※今回は著作権関係を守れていません、ご指摘あればお願いいたします。
この写真、昨年か一昨年くらいに、彼のドキュメンタリー映画の公開が決まったときにあがったもの。
本人はもう、亡くなったはずなのに、新たな写真がUPされたのだ。
観た瞬間、
ふわ、、、、、、、
綺麗、、、、、、、、、
美しい、、、、、、かわいい、、、、、、、、、
感動した。
今日、23回忌を迎えた人物に、まだスタッフらしき方々がいるし、毎年毎年たくさんのファンが、全国からお墓に訪れる(今年は自粛を要請中)。
このひとを、私の中では「hideちゃん」と呼んでいる。
小学校の頃からずっと。
彼が生きている頃から、今もずっと、「hideちゃん」。
以前も書いたが、私は物心ついたときからX JAPANの流れる環境で過ごしていた。
TVなどで彼らを見かけるとき、5名のメンバーの中でも特に私が反応していたのが「hideちゃん」だったと思う。
見た目もぱっと明るくて、今思えば”かわいい”、きっと小学生の私には”親しみやすい”感じに映っていたのだろうと思う。今見ても、色彩豊かでいつも華やか。当時の私にギターの技術とか人間性までは分からないけど、魅力にあふれた存在だったことは確かだ。
ソロ曲でいうと、私がミュージックステーションの中でいちばん衝撃を受けたパフォーマンスが、hideちゃんだ。
当時小学生、今もこの衝撃は何者も越えていない。
その日、2曲続けての歌唱だったのだが、2曲目のDOUBTで、hideちゃんの歌うステージに、黒い雨が容赦なく降ってきた。
鮮やかな衣装とメイクなのに、真っ黒になっていくhideちゃん。しかも、汚れるままになるのでなく、最後にはどろどろのステージの上に寝転がり、泳ぐ真似なんかしてすっかり楽しんでいる。
おとなが、汚れをたのしんでいる。
こんなことあるんだ、、、、、、
、、、、、、きっと、当時の私の気持ちはこんな感じ。
多分、学校で書道の墨とか服につけないように言われてたりした頃だったのかも。笑
理由はどうあれ、小学校時代だからこそ、こんなおとなが衝撃的に映ったんだろうな。
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※Google画像検索より。
カラフルな彼の印象は、ソロのときの記憶が強いが、X JAPANのメンバーとしても、今過去の画像などで見ると、赤くて繊細な髪、全身のビジュアル、そしてギターのデザインまでもが本当に美しい。
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※Google画像検索より。
(↑これソロのだよ、とか詳しい方に指摘されそう、曖昧なのでご容赦くだい。)
ソロのときの、ピンク色の髪の毛はすごくポップで、音楽性ともあっていて、頭に思い浮かべるだけで気分が楽しくなる。
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※Google画像検索より。
彼が亡くなったのが、1998年。
X JAPANの解散に次ぐ衝撃の出来事で、後を追う人もいたとか。
当時の母はもちろん落ち込んでいただろうけど、まだなんのこっちゃ分からない私は、このときすでに起こっていたのROCKブームを楽しんでいて、L'Arc-en-Cielにかなり没頭していて、、、
まだまだ子どもだった。
X JAPANの解散LIVE映像か何かを母が観ていたとき、座りながらギターを弾くhideちゃんの目から、すーっと一筋流れた涙だけは覚えているのだけど、、、
誰かの”死”に対して、実感がなかったのかな、まだ。
まだどころか。
今でも私は、
このひとはまだどこかにいるんじゃないか?
なんて思っていたりする。
私の中で、このひとが亡くなったという概念がない。23年経った今も。私が幼稚なのか、何なのか。理由は分からない。
熱狂的なファンの方で、今もなお彼を愛し続けている方が、SNSなどで寂しさを口にしているのを聞いたことがある。こんなにすきなのに、一生逢えないのだと。
まだそれを、現実だと思ってない自分のこの概念は、何だろう?
まだいなくなった感じがしないので、hideちゃんの曲が流れるとすごくhappyな気持ちになるし、心が晴れる。
映像で観ても、「あ!hideちゃんだー!」と、小学生の頃の自分みたいに喜んでいる。
、、、、、、馬鹿なのかな?同じひとはいるのかな?
きっとこの先も、「hideちゃん」は生き続けていく。私の中では。
ちなみに、
ディズニーピクサーの「リメンバー・ミー」という映画を観たときに、真っ先に思い浮かんだ人物が「hideちゃん」だった。
もし、hideちゃんの死を未だに受け入れられず、寂しさを感じている方があれば、観ていただきたい。
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絶対に、hideちゃんは誰よりも骨太で、、、おっと、ネタバレになるので一応やめておきます。
hideちゃん、いつもあかるい存在でいてくれてありがとう。
hideちゃんや、音楽を愛するすべてのひとの未来があかるくなりますように。
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すきなアルバムです。
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