【第1回】まずは書く、ただそれだけ。 | 京都ライター塾
これまで私は写真や映像を通してたくさんのコンテンツを制作してきた。好きだから発信して、好きと返してくれる人たちがいて、仕事ももらえるようになった。
でも、ここのところなんだか自分のコンテンツがとても薄っぺらい。もっと深く、自分らしい表現をして魅力あるコンテンツを発信するには今のままじゃインプットが足りなさすぎる。
そんな中、去年の年末、なんとなく読み流しながら見てたThredsというSNSでエッセイスト・ライター江角悠子さんのライター塾募集の投稿に出会った。
ふむふむ、と募集ページを読み進めるにつれて、現場での取材能力がつくとより表現の幅が広がるんじゃないか、ライターの考え方を身に付けて企画力が上がればもっと色んな人にコンテンツを見てもらえるんじゃないか、と今足りないことの解決の道筋がどんどん出てくる、出てくる。
気付けば受講を決めていたのです。
前置きが長くなりましたが、今日、第1回の講座を終えたのでレポしていきます。
開始早々受講者インタビュー!他己紹介で気づいたこと
「はい、じゃあ早速他己紹介をしましょう!」
開始早々、3分間で取材をして、その人を紹介するペアワークが始まった。
何を聞けばいいかのヒントを与えられつつも、頭をフル回転させながら質問をしていく。その後、1分で相手の紹介をするのだが、限られた時間の中で
を伝えるのは結構難しかった。他の受講生の紹介で参考になったこともある。特に印象が残ったのは以下の通り。
聞き手の感想が取り入れられている 例)驚いたんですが〜、公開が楽しみです など
自分の気になる疑問を取り入れて話している
話がわかりやすい
1と2に共通するのは、”楽しく会話をしたんだな”ということ。たった3分でも、一方的な質問じゃなく相手の魅力に全力で興味をもって会話する。その会話を、自分の感情も添えて紹介することで他の人にも響くようになる。
そして3つ目、わかりやすい。相手がどういう人なのかが話の中でスッと入ってくる。話し方にも自信があるし、迷いがない。伝えるべき話がしっかりしていると、これもまた印象に残る紹介になるのだと思った。
ライターに必要な3つの素質
他己紹介を経て、いよいよ本題。
どんな仕事でも、求められる素質がある。今回はその素質を3つ教えてもらった。
まず、1つ目は、取材対象の良さを発見し、「伝えたい」という情熱を持っていること。情熱のない話は単純に面白くない。溢れる思いを感じる文章と、そうじゃない文章のどちらが記憶に残るかは火を見るよりも明らかだ。
2つ目は、人の話が聞けること。
人の話を聞くというのはその人に興味を持ち、好きにならないと難しい。そして、よく話を聞き、伝えるべき情報をきちんと集めれることがライターの役目の一つでもある。
そして3つ目は読者のために書けること。他己紹介の時の気づきで挙げた「わかりやすさ」もここの素質がある人だ。聞いた話を誰に話すか、その人に向けた文章が書けるかどうか。ライターは小説家ではない。美しい文章ではなく伝わる文章を書くことが求められている。
文章を書くのを躊躇する理由
文章を書き始めると「これでいいんだろうか?」と色んな角度から躊躇することが多くなる。その代表的な4つの理由についての対策も教えてもらったので、印象に残ったものを紹介する。
私なんかが書いて意味あるの?
大いにあります。なぜかというと、一次情報として自分がその時に感じた気持ちを書くことは自分にしかできないから。
自分の感情に不正解はない。ポジティブな感情も、ネガティブな感情も素直に受け取っておくのがいい。
たとえば、取材先の料理が美味しくなかったら、「美味しくなかったな」という感情は殺さずに取っておく。それが大事。
上手く主観を交えることによって、あなたにしか書けない記事になる。
もっと詳しい人いるんじゃない?
います。たくさん。
でも、初心者なら初心者なりの、経験者なら経験者なりの書き方がある。
私が今いる場所までどうたどり着いたのかは、今のあなただからこそ書けること。上を見ればきりがない。まずは、等身大の今の自分で勝負する。
周りの人になんて思われるか怖い……
意外と誰も読んでないし、気にしてません。(グサっときた、、、)
これだけコンテンツが溢れている中で、読んでくれることが奇跡。
上手く書けないから?いやいや、うまい文章を読みたいならあなたの文じゃなく本屋で並んでる本を読む。ブログにうまさは求められてない。
不特定多数の人に読まれるお行儀のいいコンテンツを目指すのではなく、自分のことを好きになってもらえた目の前の読者に向けて、好きなことを書こう。
間違ったこと書いたらどうしよう!
きちんと調べて書けばいい。
何度も言う、ライターは小説家じゃない。自分の知らないこと、理解できてないことはわかるまで取材するのが仕事なのだ。ただし、ネガティブな感情をそのまま書くと間違いになることがある。それをどう書くかはまた別の講座で。
ここで一貫しているのは何も行動してないのに「書く」ことを諦めてしまっていること。江角さんから言わせればそれは怠慢でもなんでもない。有名なブロガーの方やエッセイストの方ですら毎日書く練習をしている。私たちはその人以上の努力をしていますか?と。そう言われたら何も言えない。素直に書くしかない。まずは書く。書かないと何も始まらない。ただそれだけなのです。
自分に許可を出すと、それだけで筆が進む
江角さんがライティングコーチをしていた際、発信が思うようにできずに悩んでいた女性の話をしてくれた。
その女性は三人姉妹の長女で、いつも周りの顔色を窺って、自分が我慢して丸く収まるならそれでいい、潜在意識で「私は自分の意見を言ってはいけない」と思っていたのが発信を躊躇う理由になっていた。
江角さんのコーチングを受ける中でそのことに気づき、そのことを母親に伝えた結果、潜在意識の中で自分の気持ちを相手に伝えていいんだという許可が出て、ブログが書けるようになったんだそう。
声に出して「書くぞ!」といっても筆が進まないのは、自分に許可を出してないから。ネタがないから書けない、じゃなく、書く時間がないから書けない、でもない。ただ自分に許可ができてないだけ。
これは、書くこと以外にも言うことができると江角さんは続ける。
輝いて目立ってもいい許可。似合う服を着てカッコつけていい許可。そのままの自分を表現して成功してもいい許可。人生の大半のことは「これやっていいよ!」と自分を許すだけで上手く一歩を踏み出せるようになるんじゃないかと思う、と。
自分も無意識にたくさんの制限をしている。気付けないことも多いかもしれない。でもこれからは、できない理由を探し始めたら、自分にはできるよ、やっていいよ、と許可を出してあげたい。
3ヶ月後、なりたい自分になるための達成目標
第1回目からボリューム満点のレポ記事になりましたが、これは講座内容の半分にも満たない内容(!)。すごく充実した第1回でした。同期の皆さんとチャットで交流できるのも楽しかったなあ。
最後に、講座が終わった時にどうなっていたいか宣言しておきます!
noteを3月まで毎月20本以上書く
自分で企画したインタビュー記事を執筆する(最低1本)
ライターの仕事をもらい、1万円稼ぐ
まずは、書いて、書いて、書けるようになる。
結果は3ヶ月後、楽しみにしておいてください〜!それではまた。
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