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お酒への興味ゼロから運命の一杯に出会い、47都道府県のお酒を制覇したので推し酒を紹介する企画をはじめます!

アルコールの匂いが苦手でお酒に興味がなかったわたしが、立派な酒飲みとなったのは、旅先でいただいた一杯の「澤屋 まつもと」がきっかけでした。

守破離シリーズも好きです

わたしの唯一の自慢は、「47都道府県の日本酒を飲んだことがある」ということ。
「日本各地の美味しいお酒についての発信をしたい!」とひそかに思っており、個人的なライフワークとしてこの企画をはじめることにしました。

仕事でもプライベートでも「知識欲モンスター」として、好奇心と行動力の最大瞬間風速が高めのわたし。
普段は採用にまつわるnoteを書いたりしているのですが、この企画では日本全国にあるわたしの「推し酒(種類問わず)」を紹介していきたいなと思っています。

それぞれの地域に思い入れがある人への贈り物えらびに、週末のお酒えらびに、少しでも参考になれば嬉しいです。

実は、わたしはもともとまったくお酒が飲めない人間でした。
今回は「推し酒」紹介の前に、ちょっとだけ「まったくお酒を飲まなかった人間が、どうやって立派な酒飲みになったのか」をお話させてもらいたいと思います。


まったくの下戸から立派な酒飲みに

今では日本酒、ワイン、クラフトジン、クラフトビール・・・と、およそお酒と名のつくものはほとんど好きな立派な酒飲みに成長しましたが、実は、「アルコールの匂いがきらい」と飲みの場を避けるような下戸でした。

ビールは苦いし、日本酒もワインもお酒のにおいがするし、カクテル飲むくらいならジュースでいいと思っていたほど。

そんなアルコール嫌いだったわたしが、47都道府県の日本酒を制覇することになったのは、ひょんなことから旅先で口にした日本酒の美味しさに感動し、日本酒にどハマりしたのがきっかけでした。

わたしを変えた一杯

わたしを変えるきっかけになった一杯は、冒頭にあるように京都の松本酒造でつくられる「澤屋 まつもと」です。

あるとき、京都旅行で嵐山にいくことにしました。
京都は毎年のように旅する大好きな街、ただ、嵐山方面に宿泊したことはなく、「船でお宿に向かう」という体験がずっと気になっていた星のや京都に泊まってみることに。

建築やデザインが好きなので、100年以上前に建てられた旅館をベースに改築された星のや京都での滞在体験そのものも、旅の目的の一つでした。

宿でいただいた夕食の会席料理は、地元の食材にこだわり、季節を感じられ、一品ごとに「わぁ!」という驚きの連続。すべての体験が鮮やかで、どれも印象的でした。
ただ、なぜか、なんとなく物足りなく感じたのです。

そこでふと、「このお食事に合う飲み物はなんだろう」という好奇心がもくもくとわき、おすすめしていただいたのが地元、京都のお酒である「澤屋 まつもと」でした。

わたしを変えた一杯

アルコールの匂いを警戒しながら嗅いでみたら意外にも優しい香り。
ひとくち飲んでみたら「こんな美味しい飲み物があるんだ!」と衝撃を受け、それまでの日本酒、お酒そのもののイメージが覆った瞬間は、今でも鮮明に覚えています。

モノの裏側にあるストーリーに惹かれる

美味しいものを見つけたら、なぜこれがそんなに美味しいのかを知りたくなるのが、知識欲モンスターのわたしです。
検索をしてみたらこちらの記事にいきあたりました。

当時、「澤屋 まつもと」をつくる松本酒造は、杜氏の松本日出彦さんが切り盛りされていた時期です。
景気の低迷とともに日本酒人気も落ち込むなかで、若い蔵人兄弟が奮闘されているというビハインドストーリーにも興味を惹かれました。

翌日、さっそく京都の台所である錦市場にある酒屋さんへ走りました。

お酒のことを知らなすぎたわたしは、店員さんに澤屋まつもとのどれを探しているのかを聞かれても、あたふたするばかり。

みかねた店員さんの「どの店で飲んだのかがわかればだいたいわかるよ」というお言葉に甘えて聞いてみたところ、なんと卸元とのことで(現在はわかりませんが)、わたしが感動したお酒は「澤屋 まつもと 純米酒」であることが判明したのでした。

早速、「澤屋 まつもと 純米酒」の一升瓶とおすすめしていただいた地酒数本を購入し、宅配を依頼してほくほく顔で東京へ帰ってきました。

旅先でお酒の美味しさに目覚め、地酒を帰宅後に楽しむという旅のあたらしい楽しみにも目覚めることになったのです。

自宅での飲み比べでは、やはり「澤屋 まつもと」がわたしの好みにストライクど真ん中!と感じました。

それなら杜氏の松本日出彦さん軸で違うお酒も飲んでみたい!と、松本さんが修行をされたという愛知県の萬乗醸造の「醸し人九平次」を探して飲んでみたら、これもまた美味しい!

そこからどっぷりと日本酒の世界にはまっていきました。

造り手はもちろん、お米の種類、醸造方法によって味の変わる日本酒の魅力にどっぷりはまったのち、「お酒が美味しいなら飲み会も楽しい」と、美味しいお酒がある場所に進んででかけるようになりました。

好きなお酒も、日本酒に限らず、ビール、ワイン、クラフトジン・・と領域の幅を広げていき、気づいたら立派な酒飲みに成長していたのです。

なお、「澤屋 まつもと」を造っていた松本酒造ですが、当時の杜氏をされていた松本日出彦さんは現在は松本酒造を離れ、「日々醸造」を立ち上げられています。(なかなか手に入らなくてわたしはまだ飲めておらず、、、)

「47都道府県推し酒」を紹介する企画について

日本は地域ごとに地酒があり、それぞれ味わいが違います。近年は、日本酒や焼酎だけではなく、ワインやクラフトビール、クラフトジンと、さまざまなお酒の造り手が各地で活躍されています。

日本酒好きはきっと全国各地の「推し酒」をもっているでしょうし、最近流行りのクラフトビールやジンについても地域別の「推し酒」をお持ちの方は多いのではと思います。

ただ、意外とコミュニティが「お酒の種類別」でわかれているようにも感じていまして、「地域」を軸として横断的にお酒を選ぶような情報ってそんなに出ていないように感じています。

なので、これからスタートする企画では日本酒に限定せず、日本各地にあるわたしが美味しいと感動した「推し酒」を、幅広くご紹介していきたいと思っています。

差し入れの1本、乾杯の一杯選びに

わたしがお酒好きな方へになにかを差し入れるときには「美味しくて、そのひとにゆかりのある土地のお酒」を探すことが多いです。これが結構喜んでいただけるんですよね。

お世話になった方とのお食事の席でも、その方の地元のお酒を乾杯の一杯にしたり、地域ごとに美味しいお酒をおさえておくと楽しみがちょっとだけ広がるんじゃないかなと思っています。

選ぶ基準

ご紹介するお酒の銘柄は、わたしの個人的な主観によりピックします。
食の専門家でなく、有名人でもないただの酒飲みのセレクトなんて・・・と思われるかもしれません。ですので、下記の構成でご紹介する予定です。

・その地域のお酒事情
 ・有名どころのお酒
・キノシタの偏愛「推し酒」

なお、キノシタの「推し酒」については、定性的ではありますが下記の基準でピックしていきます。

・リピートして愛飲しているもの
・(手に入らないものは)少なくともボトル単位で飲んだことがあるもの
 例)ひとくちだけ試飲した、1杯だけ飲んだ、は除外
・造り手の「ストーリー」があるもの

なお、わたしは食の専門家ではないことに加え、瓶のデザインにほれてのジャケ買いもしがちなミーハーであることもつけ加えておきます。

それでは、47都道府県の推し酒「北海道」編でお会いしましょう!

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