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俺はもう従わない:自分で考えて自分で行動する

昨年の今日、4月23日にSNSに投稿した再録です。

本音をなかなか言わないのが日本人です。
正直、3回目の緊急事態宣言なんて
誰も聞いちゃあいない。


「俺はもう、従わない」


そう言う人がたくさんいます。


「俺はもう、普通の生活をする」


これが本音ですね。
で、「テレビじゃ言えない」で
武田教授が言っていましたが、
都知事、尾美会長、大阪府知事・・は
古代人。僕も同感です。


医者でも色々な意見がありますが
専門家会議って本当にデータを読んでいるのでしょうか。
科学者の集まりなのでしょうか。


これは今回のコロナ禍に限ったことでなく
私の専門である
文科省の学習指導要領を審議する会議なんかでも
全く専門家の意見は現場と乖離していて
お話にならないのです。


文科省の役人や大学教授は
小学生を見たことがないのだな、と思うほどです。


結局、どうするかというと


自分で考えて、(法律の範囲内で)自分で行動する。


これに尽きるのです。


***************以下は資料です。長いから読まなくていいです。
筑波大学教授 原田隆之


行動科学のルール
 行動科学には、単純な原理があります。
それは、人はある行動の直後に報酬が伴うと、その行動の頻度が増加し、罰が伴うと減少するというものです。
これを「強化の原理」と呼びます。つまり、人は得をする行動を取りやすいのです。
 たとえば、GoToは人々にとって、安価に旅行や食事ができる「報酬」でした。したがって、多くの人々が旅行や外食に出かけたのです。これは人間の行動原理に沿った政策であったため、一定の成果を収めました。
 しかし、その後にその「報酬」を取り上げられただけでなく、年末年始には「帰省するな」「忘年会や新年会はやめろ」と言われると、
「損失」しか残りません。
すると、その「損失」を自ら回避するために、そのメッセージには従わず、楽しみという「報酬」を得ることを選びます。
 政治家などが頻繁に会食をしていたことも、前述のように大きな影響を与えたと言えます。
なぜなら、人々は利益よりもむしろ損失に大きく反応するからです。
これも行動科学の重要な知見の1つです。
「彼らは好き勝手に楽しんでいてずるい。
自分たちだけ我慢するのは損だ」というように、会食の自粛が「損失」だととらえられると、その「損失」を回避する行動を選びやすくなります。
 さらに、医療崩壊などという「恐怖メッセージ」にもあまり効果はありません。
春先には「感染爆発」「オーバーシュート」という「恐怖メッセージ」がそれなりの効果を発揮しましたが、実際そうならなかったため(それは行動変容の結果だったわけですが)、
今や人々は「恐怖メッセージ」には懐疑的になっているのです。したがって、人々を脅すようなメッセージを発し続けても、反発を招くだけで行動変容にはつながりません。
 このように、人間の行動原理に沿った政策を工夫しないと、たとえ緊急事態宣言を出したところで、その効果には限界があるどころか、経済をさらに圧迫するだけに終わってしまうという危険性があります。
原田隆之:筑波大学教授,東京大学客員教授。博士(保健学)。

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