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昔の遊び 馬乗りとアシニス

お便りのデジタル化 174

昔の遊びとして「アシニス」と「馬乗り」をやりました。
「アシニス」はワンパクとか足蹴りとか様々な呼び名で呼ばれている
ボール遊びです。

四人1組になり、田の字に描いたますの中に入ってボールを足手で蹴り合います。
ノーバウンド、またはワンバウンドで蹴ります。
ツーバウンドになってしまったり、返せなかったら負けで、待っている人と
交代するというものです。

平安時代から行われてきた蹴鞠と同じです。
「初めてやる」という子がほとんどでした。

次に「馬乗り」をやりました。
五人ぐらいのグループを作り、リーダーを一人決めます。
リーダーは先頭で足を開き、そこに2番目の子が頭を突っ込みます。
さらに3番目の子も頭を入れます。こうして長い馬を作ります。

もう一方のグループがこの馬に乗っていき、全員が乗ったところで先頭の子が
じゃんけんをして負けたチームが馬になるというものです。
途中で馬が崩れてしまったらまた馬をやります。

これも「初めてやる」という子がほとんどでした。

僕が子どもの頃はこの二つは実に人気のある遊びでした。
今の子はボールがないと遊べないといいますが、
馬乗りや鬼ごっこはポピュラーな外遊びでした。

その後、時代は「安全重視」の方向へ行き、馬乗りは禁止されてしまいました。
この頃から「根性」という言葉が死語になり、わがままな子や困難に耐えられない子が増えてきました。


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