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再挑戦!浅間神社と展望台の旅
今日はまるで天気の神様が「お前、そろそろ行っとけ」と背中を押してくれるかのような快晴だった。前回、浅間神社と展望台を目指して雨に追い返されて以来、リベンジを誓っていた自分にとって、これは絶好のチャンス。さっそくウイザードニュースで天気予報をチェック。降水確率0%!天気予報がまるで「行け、行ってこい」と背中を押してくる。よし、今日は行ける。
出発前の準備―そして、虫ゴムにサヨナラ
まずは準備。ちょっと気になっていたタイヤのバルブを虫レスバルブに交換する。虫ゴム付きのバルブは空気が入れにくい上に、空気圧も測り難いのだ。
愛車「バリエンテ」の推奨空気圧は350~550KPA。400KPAくらいで調整した。入れすぎると乗り心地が硬くなってしまうし、かといって低すぎると転がり抵抗が増し、パンクのリスクも高まる。絶妙なバランスが大事だ。
スタート!―朝の寒さと最初のハプニング
目的地をGoogleマップに入力し、いざ出発。11月も後半、朝の空気は冷たい。でも、走り出すと次第に体が温まってくるのが気持ちいい。裏道を抜け、田舎の山道へと進む。10kmほど進んだところでローソンに寄りトイレ休憩。ついでにマチカフェのホットコーヒーを購入してイートインスペースで一息。
ところがここで、補聴器を付けた初老男性から「音を下げてくれ」と謎クレームが入る。「いやいや、何も音出してないですけど?」と返す、どうやら店内BGMの音を私の出した音だと勘違いしているのだろう、なるほど、それは仕方ない…放っておこう。
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林道浅間線に突入―静寂と孤独、そして登山の始まり
休憩後は再びナビを頼りに山の方へ進む。山の麓にある団地を抜けると、「林道浅間線起点」の看板を発見。ここからは舗装された道が林道へと変わる。周りはすっかり静かになり、たまにすれ違う人影が妙に新鮮だ。
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やがて舗装路が終わり、砂利と砂の道に。電動アシスト自転車の力を借りて進むが、坂がどんどん急になる。途中でとうとう自転車を止めて徒歩に切り替えた。事務職の運動不足の身にはこれがかなりキツイ。Googleマップをチラチラ確認しつつ、「あと少し…あと少し…」と自分に言い聞かせながら進む。ようやく浅間神社に到着したときには達成感もひとしおだ。神社には先客が1人、静かに佇んでいた。
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展望台までの迷走―危うく遭難?!
浅間神社で一息ついて参拝を済ませた後、次は展望台へ向かう番だが、ナビでは「あと20分」と表示されている。え、まだそんなに歩くの?と一瞬躊躇するも、ここまで来たら行くしかない。
再び山道を歩き出すと、さっきの先客が前方を歩いているのが見えた。「あの人についていけば迷わないだろう」と楽観的に進む。しかし、いくら歩いても展望台らしき場所に着かない。不安になってGoogleマップを確認すると、何と目的地からどんどん離れているではないか!その人はただ山歩きを楽しんでいただけだったらしい。方向音痴の自分は、危うく低山で遭難するところだった…。
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仕切り直してナビを再設定。慎重に進んでようやく展望台に到着!GPSのありがたさを噛み締めた。
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展望台の眺め―「まあこんなものかな」
展望台にはすでに先客が一人。ベンチに腰掛けて景色を眺めながら昼食らしきものを食べている。こちらも景色を楽しむが、高度400m未満の山からの眺めなので、「まあこんなものか」と少し冷静になってしまう。それでも、遠くに広がる町並みや山々を見ていると心が洗われる気がする。
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帰り道―滑る砂利道とご機嫌な下り坂
休憩を終え、帰路につく。砂利と砂の急坂は下るのが危険と判断し、自転車を引いて歩いていく。しばらく進んで緩やかな場所に到着し、いよいよ自転車に乗って帰路につく。行きは山へ向かっていたので必然的に坂道が多くなるが、帰り道は下りが多いのですいすい走れる。少し肌寒くも気持ちいい田舎道を走る。風を切って進むと、体が温まってくる。
途中、田んぼのあぜ道で休憩。遠くに見える山々を眺めながら、今日の冒険を振り返る。自然の中で体を動かすことの爽快さ、予想外の出来事から学んだこと、そして自分の限界に挑戦することの大切さ。これらの経験が、日常生活にも良い影響を与えてくれるだろう。
無事帰宅し、今日の記録を確認する:
走行距離:25.68 km
走行時間:2:04:59
最高標高:591 m
バッテリー残量:50%(約50km走行可能)
愛車のアシスト自転車バリエンテ(27.5インチ、外装7段)の性能に改めて感心。軽いダート路面でも難なく走破し、乗り心地も静粛性も申し分ない。
今回の冒険で、自然の魅力と同時に、現代技術の便利さを実感。GPSナビの正確さ、アシスト自転車の性能、そして自身の体力の限界まで、様々な発見のある充実した1日となった。
この経験を通じて、日常から少し離れて自然と触れ合うことの大切さを再認識。心身ともにリフレッシュでき、新たな視点や気づきを得られる貴重な機会となった。次回は、さらに遠くの山や新しいルートに挑戦してみようと、早くも次の冒険を計画し始めている自分がいる。
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