書籍『お探し物は図書室まで』感想(918文字)
僕の好きな作家の1人である青山美智子さんの著書『お探し物は図書室まで』が読み終わったので今日はその感想を書いていきたいと思います。
この作者の作品て全体的にやさしい雰囲気が漂ってるものが多く、今回読んだ本もそんな感じでした‼︎
5つの章に分かれていて、それぞれ主人公が違うんだけど、ふとした場面で他の章の登場人物が出てきたり、細かい部分で人と人との繋がりが仕掛けられていたりして面白い‼︎
登場人物(それぞれの章の主人公)達はみな、自分に自信が持てなかったり、人生に行き詰まってしまっていたり、理想と現実の違いに落ち込んだりしながら毎日を過ごす。
僕も含め、多くの人が共感できるような経験があるのではないだろうか?
そんな悩みを図書室の司書に薦められた本を読むことで解決に向けてゆく。
この図書室にいる司書がちょっとクセのあるキャラクターで面白い。
(僕は「モンスターズインク」に出てくる校長のような人を想像しちゃいました😂)
オススメの本を何冊かリストアップしてくれるんだけど、1冊だけ全然関係のなさそうな本が混じっていて、だけどその1冊が悩み解決のヒントとなる。
それと、本の付録として司書が自ら作った羊毛フェルトを渡してくれる。
この羊毛フェルトも全然関係なさそうに思えて実はその人に一番合っている物をチョイスしてくる。
(話が逸れるけど羊毛フェルトって針をブスブス刺して作っていくんですね😵‼︎初めて知った😅)
備忘録として登場人物とオススメされた本、渡された羊毛フェルトを書いておこうと思います↓↓
1章 朋香(21) 婦人服販売員
「ぐりとぐら」 フライパン🍳
2章 諒(35) 家具メーカー経理部
「植物のふしぎ」 猫🐈
3章 夏美(40) 元雑誌編集者
「月のとびら」 地球🌏
4章 浩弥(30) ニート
「進化の記録」 飛行機✈️
5章 正雄(65) 定年退職
「げんげと蛙」 蟹🦀
↑↑こんな感じ😁
本を読みながら僕も主人公達と重なる部分があったので、彼ら彼女らが大切な事に気付き前向きになっていく姿を見て少し気持ちが楽になりました🍀
青山美智子さんは他にも何冊も本を出しているので次は「鎌倉うずまき案内所」あたり読んでみたいなーと思います😄‼️