懐かしの赤い蓋のレコードプレイヤー
最近、メルカリでレコードやレコードプレイヤーが数多く出品されているのを見つけ、ふと幼少期の懐かしい思い出がよみがえりました。私の部屋には一番上の段が引き戸式になっているタンスがあり、そこに古くてレトロなものがいろいろと詰まっていました。その中のひとつが、レコードでした。
兄と姉は私より10才年上で、両親も仕事で忙しく、幼少期の私は家で一人遊びをすることが多かった記憶があります。ですが、それを苦に感じることはなく、むしろ自分の世界に没頭して楽しんでいました。
真っ赤な蓋がついたレコードプレイヤーを引っ張り出し、レコード盤を慎重にセットして、童謡、クラシック、洋楽などさまざまな音楽に耳を傾ける時間が大好きでした。
針が盤に触れた瞬間、スピーカーから広がる音が空間を満たす感覚は、まるで魔法のように感じられたものです。
大人になった今、あの時の「おもちゃ」だと思っていたレコードプレイヤーが、実はちゃんとした機器だったことに気づきました。あの可愛らしいデザインのプレイヤー、どうやらナショナルの製品だったようです。
当時、童謡の小さなレコード盤は簡単にセットできたのですが、クラシック音楽の大きなレコード盤になると、盤を乗せると電源ボタンが隠れてしまい、操作が少し難しく感じていました。
先日、実家に帰った際に、久しぶりに古いレコードと再会しました。様々なジャンルのレコードがまだたくさん残っていましたが、肝心のプレイヤーだけは見当たりませんでした。
メルカリでレコードプレイヤーを探していると、手頃な価格でいくつか出品されているのを見つけました。
もちろん、あの時遊んでいたナショナルのレコードプレイヤーも。
この機会にもう一度レコードを聴きたいという気持ちが沸いてきて、プレイヤーを購入してみようかと検討中です。
レコードを再び楽しむことで、昔の記憶を呼び覚ましつつ、新しい音楽の楽しみ方を発見するのも良いかもしれません。
懐かしのナショナル製のレコードプレイヤー
レコードはケースもおしゃれで見ていて楽しくなります