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ウェル-ビーイングからウェル-エイジングへ

一昨日の夜、仕事を早めに終えて、
いそいそと下北沢へ向かいました。

こちらでも何度もご紹介している
小杉俊哉先生が、タイトルにある
テーマで講演をされることになって
いたからです。

しかも、今回の講演の場が、
小杉先生が長年懇意にされている、
日本を代表する振付家の一人と
言ってよい香瑠鼓かおるこ先生主催の
イベント
だったのです。

その実績は、有名どころだけでも、
Wink「淋しい熱帯魚」の振付や、

香取慎吾「慎吾ママのおはロック」
新垣結衣「Pocky」CMのダンスなど、

枚挙に暇がありません。

小杉先生から以前より、
香瑠鼓先生のワークショップは凄い!
体験しないと分からない!

と何度も聞いており、
遂に今年の2月にそのワークショップ
への参加が叶うのですが、
その前に一度直接先生のホームに
お邪魔できるチャンスが巡って来た
ので足を伸ばした次第です。

今回のイベントは、
小杉先生からの講義がメインで、
サブとして香瑠鼓先生のところで
ダンスを学んでいる方々による
パフォーマンス実演
も楽しめると
いう趣向でした。

そのパフォーマンスを実演されたのが、
「イケおじパフォーマーズ倶楽部」
という名前で活動する方々。

2分間という短い時間制限の下、
ご自身が訴えたいことを自由に、
思うがまま全身で表現
するという
スタイル。

ほぼ私と同世代、あるいは一回り上の
おじ様たちが、軽やかに舞い、
自分自身の思いの丈をそれぞれに
表現
していました。

人は何歳になっても「表現」をしたい
生きもの
なのですよね。

私も、このnoteというプラットフォーム
上で毎日ブログを書き続けるという
「表現」
をあえて選択し、1800日以上
続けているわけですが、書くにせよ
読むにせよ、歌うにせよ、踊るにせよ、
「表現」することが人間にとっては
かけがえのない活動
であり、
命の炎を燃やす上でなくてはならない
ものなのだ、月並みながらそんな感想を
抱きました。

さて、小杉先生の話がどんな内容だった
かについても触れさせてください。

「ウェル‐ビーイング」
「ウェル‐エイジング」

似ているようで大分異なる概念だと
言えそうです。

実際ググってみたら、
前者は「幸福」絡みが多い中、
後者は美容整形ばかりがヒットした
ような話を漏らしていました。

しかし、年齢に抗うことが
「ウェル‐エイジング」ではなく、
いかに格好よく年をとっていくか
こそがその本質であるべき

そんな主張に全面的に賛成したい
心持ちです。

そして、そういう
「格好良い年の取り方」のコツ
していくつかのポイントを伝授
下さったのですが、
最も心に残ったことが、
「今、ここ」にいるべし!
という趣旨の話です。

参加されていたセミナーで、
「適当に流して早く終わらせたい」
という意識で受講していたところ、
近くで楽しそうに受講していた
中国系アメリカ人からズバリ、

あなたはちっともセクシーじゃない!
だってあなたはここにいないじゃない!

と言われ、人生の中でも最大級の衝撃
受けたという話です。

「今、ここ」に集中せず、
次の予定が気になって、
目の前で進行中の講義に真に向き合って
いなかった
ことを指摘された小杉さんは
そこである意味「覚醒」されたのだと
言えるでしょう。

「今、ここ」に居続けること
目の前の事象に集中し続けること
これがウェル‐エイジングにとって
本質的に重要
なことなのです。

この記事で既に紹介した内容でしたが、
やはり何度聞いても心に響くものがあり、
改めて紹介してみました。

それにしても、香瑠鼓先生と小杉先生は
たった1歳違い、いずれも60代後半とは
とても思えないほどに背筋がシャンと伸び、
スタイルを維持し、頭の回転も速くて鋭い

人生百年時代の素晴らしいロールモデル
だと言えるでしょう。

是非ともお二人に負けない位、
若さを保ちながら年齢を重ねていきたい、
そんなことを思う次第です。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。