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「参加型社会」を30年以上前から唱えている男
高度成長期からバブルにかけての日本は、
マーケティングで言うといわゆる
「マス・マーケティング」全盛。
大量に商品を作り、
大量に売場に陳列し、
大量に広告宣伝を繰り広げて、
大量に売りさばく。
バブルが弾け、
インターネットが登場し、
携帯電話が当たり前のように一人一台、
やがてはスマホに置き変わるに至って、
マス・マーケティングは緩慢な死へと
向かっているように見える。
マス・マーケティングというものは、
情報の非対称性があるからこそ有効
だった側面があるのだが、
今は消費者がスマホで容易にあらゆる
情報にアクセスできてしまう時代。
売主側が流す「飾った」情報よりも、
同じ買主側の「本音」の情報、
いわゆるレビューやクチコミの類を
信用し、参考にしているのである。
消費者は、長らく情報発信の手段を
持たない、あるいはとても敷居が
高い状態だったのが、
インターネットとスマホの登場で
一気にハードルが下がった格好だ。
この、消費者が市場の形成に積極的に
参加している状況を捉えて、
「参加型社会」
と呼ぶことができる。
この言葉を、30年以上前から一貫して
唱えてきた男、それが橘川幸夫さんだ。
その橘川さんが、コロナの状況下で
イニシアチブを取って始められたのが、
YAMI大学という学び場である。
「来る者を選ぶ」という言葉がある通り、
一見何を学べるのか分かりにくく、
クチコミなどのサポートがなければ
殆どの場合素通りされるかもしれない。
そんなYAMI大学深呼吸学部の
「学園祭」が行われるという。
そして、私がここ2年ほどお付き合い
させていただくようになった
田原真人さんが、マレーシアから帰国、
最初のプレゼンをするという。
おまけに、『ジミー』の著者である
青海エイミーさんまで来るという。
何としても行きたい!
ということで、都合をつけて参戦。
サザエさんの街、桜新町にある
桜神宮へと繰り出したのだった。
ZOOMで面識を得て、Facebookで既に
つながっている人や、著書を通じて
やり取りした人、初対面ながら話が
盛り上がった人も含め、正に「学園祭」
よろしくお祭り気分を満喫。
メインイベントの田原さん講演と、
その前の平野友康さん講演が、
いずれも非常に聞きごたえがあって、
参加した甲斐のある内容だった。
だが、その前に、先の橘川幸夫さん、
別名「新宿の父」による、1対1での
「占い」セッションを持てたことが
今日のハイライトとなった。
マーケターである私にとって、
橘川さんはある意味「伝説的」な
大先輩である。
また、一冊も著書を持たない私に
とって、何十冊もの著書を出されて
いる「憧れ」の存在でもある。
そんな方との1対1セッションという
贅沢な時間が持てただけで、
「プライスレス」な体験だ。
大企業のような組織ではなく、
個人同士が「バンド」を組んで
仕事をすることが可能となった時代。
言い換えれば、面白そうな仕事を
するために、プロジェクト単位で
動き回れる時代。
そんな状況がますます加速していく
中で、自分はどう働きたいのかを
よくよく考えるべきである。
そんなニュアンスを、橘川さんの
言葉から汲み取らせていただいた。
自分の今後の来し方への
有益なヒントをいただき、
改めて感謝の気持ちで一杯である。
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