「筋肉ファースト」より「骨ファースト」
今日は貴重な梅雨の晴れ間。
蒸し暑さもなんのその、こういう
チャンスに走らない手はない、
とばかりに朝からランニング。
金曜に短めに走った際に、
これまで違和感が出ていた右脚の
ふくらはぎとほぼ同様の症状が
左脚にも出てしまい、恐る恐るの
スタート。
普段の1kmラップ×1.2から1.3倍
位の時間をかけて、ゆるゆると
走る。
少しずつ、微妙にペースを調整
しながら、無理せず走る。
痛みが出そうな予感があれば
ペースを落とし、絶妙な中間地点
を模索する。
ゆっくり走るときには、頭の中で
色々とじっくり考える余裕がある
というのが良いところ。
それなりのペースで走っていると、
走ること自体に集中してしまい、
意外と他のことを考えようにも
なかなか考えられない。
今日は、走りながら、自分自身の
コンディション調整について
考えていた。
というのも、昨日ZOOMで自分の
体のメンテナンスの重要性を、
その道のプロに教わったから。
教えてくださったプロは、
何とあのシルク・ドゥ・ソレイユ
で10年間もワールドツアーに帯同
してきたという、宮海彦さん。
現在お世話になっているEMSで
いただいたご縁である。
宮さんの記事は、それこそネット
上に山のようにあるので、ご存知
の方も多いかもしれない。
例えば、今ググるとこの記事が
トップで表示された。
『トーテム』という公演で大抜擢
された宮さんの、人生に対する
向き合い方がインタビューされて
いて、勇気をもらえる内容だ。
話を本題に戻すと、その宮さんから
昨日教わった最も大切なキーワード
それは、「骨ファースト」。
体の土台として、最も大切なのは
骨であり、骨と関節の可動域をできる
だけ広げて筋肉を柔らかくさせる、
柔軟に動く状態に保つことこそが
重要なのだということだった。
「筋肉は裏切らない」をもじって
「骨は裏切らない」なんて言葉を
自分のFacebookにアップしたのが
半年ほど前。
ビブラムファイブフィンガーズを
教えてくれた塩澤さんから、
「骨で歩く」
「骨で走る」
というコンセプトを伺った際に、
なるほど!と思って書いたのが、
このnoteを始める僅か4日前のこと
だった。
正にこのコンセプトと同じ、
骨、骨格を正しく使うことが
重要で、筋肉はその正しい骨の
使い方を支えるように発達する
のが正しいあり方だ、そんな話
である。
宮さんはシルクのワールドツアーに
ずっと帯同していたわけだが、
一番怖いのはケガだったようだ。
あれだけ高いレベルの演技を要求
され、それをケガ無く長期にわたり
パフォーマンスし続けるには、
体のメンテナンスが極めて重要に
なってくるのが道理。
プロとして、いかに体と向き合い、
ケガを予防していくか。
そのための事前、事後のケアを
一般人の想像を超えるレベルで
行われていたのだろうと推し量る
ことのできるZOOMセッションで
あった。
具体的なセッションの内容は、
体を動かしながら教わる部分も
多く、文字に起こすのは難しい
こともあって省略するが、
均整の取れた体、その体の使い方を
完全に心得た本質を突く言葉、
やっぱりプロはカッコいいなと
思うこと頻り。
そんな宮さん、著書もいくつか
出されており、下記が集大成的な
ものである様子。
シルク自体はつい最近コロナの
影響もあって破産法申請という
残念なニュースもあった。
人間の体の限界に挑むあの
優れたパフォーマンスの数々は、
なくすには惜しいと多くの人が
思っているはず。
いち早い復活を望みたい。