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みんなにフィードバック#3 「わたしやったらこうするわあ」の I would

アドバイスだったり、勝手な意見だったり
「わたしやったらこうするわあ」と言うことありますよねえ。

そういうとき、I would ~ でスタートするのです。

I would buy the red one.
I would call him.
I would put some olive oil.
*日本語訳考えてみてね

「〜せえへんわあ」ももちろんあります

I wouldn’t eat the cake now.
I wouldn’t use taxi.
I wouldn’t go out today.
*日本語訳考えてみてね

どれも、「わたし」が実際それをする(しない)のではなく
「(仮にわたしだったらば)」ということ。

なぜ would か。

自分が本当にするなら I will 〜でいうところ、
英語で仮定するときは時制を一段下げるのです
(#1 パラレルな英語 でも似たようなこと言ってます)

もう少し言うと、いわゆる「過去形」と言われているものは、単に過去のことを表すだけでなく、「距離を取る」という働きがあるのだと感じています。特に助動詞(will / would、can / could)ではいろんなパターンが見られて:

・時間軸上で、「現在」から距離をとって「過去」を
・親疎のスケール上で、「親しい」から距離をとって「丁寧」を
・現実性という意味で、「現実」から距離をとって「仮定」「パラレルな世界」を表す時に使っています。

よくインタビューなどでも、聞かれたことに対して、I would say…と答えたりするのもよく聞きます。そこには、(わたしだったらこう言います=他の意見の人もいると思うけど)という、ちょっと何かスッ…と引いた気持ちが表れています。

これからまた、フィードバックや引用にも出てくるかなと思うので、「過去形」という名前に縛られすぎないように、時にびよーんと、時にスススと距離をとる様子をイメージしてみてください。


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