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みんなにフィードバック#15 仮の世界

これまでも何度かお話ししている仮定法、とある番組で良いものを採集したのでシェアさせてください〜!

『ヴィンテージカーでコーヒーを(原題:Comedians in Cars Getting Coffee)』という15分程度の番組(on Netflix)なのですが、アメリカのコメディアン、ジェリー・サインフェルドがゲストとドライブしてコーヒーを飲みに行くだけ、という内容がなんともちょうど良いのです☕️

"If you could have anything, what would you have?” 

このフレーズが出てくるのは、ハワード・スターンというアメリカでは名の知れたラジオ番組のホストがゲストの回(シーズン2「軽くて甘い飲み心地」のエピソード4)。ニューヨークのアストリアという『ニューヨークで考え中』の近藤聡乃さんが住んでいた二人が地区に行くので、その点でもわくわく。ダイナーでショーケースに並ぶケーキを見ながら話しているシーンで(6:20ぐらい)、ジェリーが言った言葉です。まずは、何を言っているか考えてみてください。🍰

英語では「(現実では可能性が低いけど)もし〜なら…」という話をする時、"現実では可能性が低いけど” のニュアンスがわりとはっきりわかるようになっています。それが、上の文の could であり would。前にも書きましたが、英語の過去形(特に助動詞)は過去のことをいうというよりは、時間・親疎・可能性というベクトルで【距離を取る】ものなのです。なので、上の文も別に過去の話をしているのではないのですね〜。

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