体の声を聞く

風邪を引いた。
熱が出て、
喉が痛い。

静かに体の声を聞く。

バタバタと雨が急に降り出す。
雨の音に耳を傾ける。

自分の呼吸の音
雨の音

静かに自分の体の声を聞く

自分の意志ではないところで、
体は治そうと働いている。

ひとつひとつの細胞が風邪と戦っている。
雨の音と一緒に体の声を聞く。

「わたし」は「わたし」の細胞ひとつも自由に動かせないことを知る。
それぞれの細胞が意思を持って、
生きているということを知る。

~有身見を超える~

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