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「Macondo Raízes Colombianas」&「Botanikafé Jardins」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2023年7月号


Macondo Raízes Colombianas

所在地:Rua Cardeal Arcoverde, 1361 - Pinheiros
電話:(11) 98616-4184
Instagram:@macondo_raizes_colombianas

現在、コロンビアのボゴタに住んでいる娘と食べ物の話をすると、よくアレパという言葉が出てくる。トウモロコシで作ったパンのようなものだということは理解できるが、どのような食べ物か想像もつかず、気になってしょうがないので、コロンビアレストランで食べてみることにした。

ペルー料理が世界中で有名なのに対してコロンビア料理はあまり知られていない。また、世界中のレストランが集まるサンパウロにもコロンビアレストランは2軒しかない。コロンビア料理と聞いて代表的な料理を思い浮かべられる人はほとんどいないと思う。

シンプルな造りのレストランに入り、フレンドリーなウェイトレスさんに勧められるままルーロというフルーツのジュースを頼む。甘酸っぱくておいしい。フルーツを写真で見るとトマトとキーウィを合わせたような感じである。そして、牛肉のアレパ。コロンビアもトウモロコシが良く食べられるようで、アレパもメキシコのタコスを厚くして、しっとりさせた感じで、荒く挽いたトウモロコシでできている。そこにフィレミニョンを焼いたもの、玉ねぎの甘酢漬けが挟まれ、ワカモレをつけて食べる。見た目も味もメキシコのタコスに似ている。朝食にはパン代わりに焼いてバターをつけても食べるそうである。

アレパ

ほかにはソーセージ、豆、ご飯を一皿に盛りつけた料理などがある。


Botanikafé Jardins

所在地:Alameda Lorena, 1765 - Jardins
電話:(11) 3064-6570
Instagram:@botanikafe

名前のとおり、多くの植物が店内に溢れる植物園にいるかのように美しいカフェ。場所柄か来ているお客さんもモデルのような女性の二人組やiPhoneでビデオを撮影しているインフルエンサーかと思われるオシャレな女性など密かに周囲を観察するのも楽しい。

マヨネーズであえた魚や玉ねぎを挟んだ揚げたマントウが思いのほかおいしかった。缶詰のツナが使われているのであれば、別の物を頼もうと思い、ウェイトレスさんに聞いてもらったところ、ブリを使っているという。本当にブリの味がし、野菜もサクサクであった。

揚げたマントウ

メニューには牛肉や魚の料理、エッグベネディクト、トースト、ポンデケーショなどのブランチメニューのほか、生姜焼きボール、ナシゴレン、チキンカレーなどのアジア料理、タコスのようなメキシコ料理などもある。ベジタリアンメニューやヴィーガンメニューも充実しており、ヘルシーさを売りにしていることがわかる。ジュースやスムージーのメニューも豊富である。モーニングショットと呼ばれる活性炭、スピルリナ、クロレラなどを使った朝食前に一口で飲むショットもある。

毎日、朝の8時から23時か零時まで営業している。ただし、週末はかなりの列ができる人気店。


宮本碧
最初は留学生としてブラジルに来たが、ブラジルにはまり、現在ブラジル在住約30年。食べることが大好きで、どんなに落ち込んでいてもおいしいものを食べると幸せな気分になれる。翻訳業。

月刊ピンドラーマ2023年7月号表紙

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