月刊ピンドラーマ

ブラジルを知るための雑誌。 おそらくサンパウロ唯一の日本語フリーペーパー。 2006年…

月刊ピンドラーマ

ブラジルを知るための雑誌。 おそらくサンパウロ唯一の日本語フリーペーパー。 2006年6月から刊行中。 HP https://www.pindorama.info/ #ブラジル #サンパウロ

マガジン

  • 月刊ピンドラーマ2024年10月号(vol. 220)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ2024年9月号(vol. 219)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ 2023年01月号~12月号

    ブラジルを知るための雑誌。 フリーペーパー。 2006年6月以来サンパウロで刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ2024年8月号(vol. 218)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ2024年7月号(vol. 217)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

最近の記事

格闘ゲーム好きは注目! サンパウロで格闘ゲーム大会「コミテ・アレーナ2024」開催 優勝者は来年度の世界大会出場権を獲得 月刊ピンドラーマ2024年10月号

「コミテ・アレーナ(COMITÊ ARENA)」は、格闘ゲームのファンには目が離せないブラジル最大の格闘ゲーム大会です。今年も8月23日から25日までサンパウロ市のニッケイパラセホテルで開催され、約1,000人がブラジル全土のみならずアルゼンチン、コロンビア、チリからも来場し、熱戦が繰り広げられました。 同イベントを組織するスタッフの一人が自らもプレーヤーとして参加している村山英二マークさん(43歳、ムラサン健康食品社長)です。主催者のパブロ・ロペスさん(42歳、ボリビアの

    • 「日本での生活設計」 黒酢二郎の回想録  Valeu, Brasil!(第12回) 月刊ピンドラーマ2024年10月号

      前回はブラジルを去って日本に帰る決断をした経緯についてお話ししました。初めてブラジルにやってきた20代の頃は世間知らずで几帳面かつせっかちだった私も、Cara de pau(厚かましい、ずうずうしい、恥知らず)を座右の銘として暮らしてきた影響で、見事に厚顔無恥なおやじとなり、自身の数々の失敗談さえもピアーダにして笑い飛ばす日常を送っています。友人たちからは、ブラジルの自由で気ままな環境に慣れた人間が、日本での息苦しい環境に再び適応できるか甚だ疑問だと言われており、果たして本当

      • カルロス・マルティン・ボランテ(アルゼンチン) クラッキ列伝 第179回 下薗昌記 月刊ピンドラーマ2024年10月号

        ブラジルのサッカー界では、かつて数々のクラッキが中盤で輝いてきた。 とりわけ中盤の後方で、試合をコントロールしたり、相手の攻撃の芽を摘むボランチのポジションは、緩急を生み出すブラジルサッカーの生命線とも言える役割を与えられている。 ポルトガル語で「ハンドル」や「舵取り」を意味する、と一般的に言われるボランチであるが、実は一人のアルゼンチン人MFの名に因むという有力な説があることをご存知だろうか。 数々の驚くべき、または目を疑うようなエピソードに事欠かないブラジルサッカー

        • お腹が痛いのは何が病気?〈上腹部編〉 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          先月からの腹痛のひとりごと第二弾です。前回はどのような状況の時に必ず受診するかについて展開しました。腹痛の多くはなにもしなくても快復しますが、命取りになるような急性腹症もあります。腹部は人体の内臓器の3分の2が入っているといって良いほど、多様な臓器が収まっています。また、性別により、生殖器が異なるのは、このコラムの25人の読者様(註1)にとっても当たり前ですよね。今月は生殖器が直接関係していない「上腹部」の腹痛についてひとりごとします。 『つまり、男性と女性とその他性に共通

        格闘ゲーム好きは注目! サンパウロで格闘ゲーム大会「コミテ・アレーナ2024」開催 優勝者は来年度の世界大会出場権を獲得 月刊ピンドラーマ2024年10月号

        マガジン

        • 月刊ピンドラーマ2024年10月号(vol. 220)
          11本
        • 月刊ピンドラーマ2024年9月号(vol. 219)
          11本
        • 月刊ピンドラーマ 2023年01月号~12月号
          50本
        • 月刊ピンドラーマ2024年8月号(vol. 218)
          11本
        • 月刊ピンドラーマ2024年7月号(vol. 217)
          9本
        • 月刊ピンドラーマ2024年6月号(vol. 216)
          10本

        記事

          「Nomo」&「Petras Greek Taverna」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          Nomo 住所 : R. Dr. Virgílio de Carvalho Pinto, 137 - Pinheiros, Tel:(11) 3898-5890 Instagram:@nomogamia 打ちっぱなしコンクリートとガラスでできたミニマリストのレストランの外観と素材を活かした一見シンプルに見えるが、ソースに凝った味わい深い料理。一皿目が来た時に繰り返し訪れたいレストランだと直感した。サンパウロでは数多くのレストランを訪れているが、一回行けば満足するところが多

          「Nomo」&「Petras Greek Taverna」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          「商工会議所視察旅行」 伯国邦字紙四方山話 第6回 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          ブラジルの日刊邦字3紙(サンパウロ新聞、パウリスタ新聞、日伯毎日新聞)がまだ紙面競争をしていた1996年8月、ブラジル日本商工会議所が主催する「産業視察旅行」に参加する機会があった。当時、3紙の経済担当記者が持ち回りで年に数回だったか、日本からの進出企業駐在員に同行して地方の企業等を視察、取材するというものだった。 なぜか商工会議所の取材を行っていた記者がこの時期の視察旅行に同行したのは、マット・グロッソ州にある大湿原地パンタナール方面への旅。当時書いた記事を見返すと、商工

          「商工会議所視察旅行」 伯国邦字紙四方山話 第6回 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          実録エッセー『ブラジルあるある』 カメロー万歳 第94回 白洲太郎 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          それは、とある日曜日のことであった。 隣町の青空市場で行商を終えた我々は無事に家に到着した。車を車庫に入れ、まずは荷物を運び出す。商売道具やコーヒーポット、購入した野菜などをである。 ひと通りモノを出してホッとしていると、何だかあたりがガソリン臭い。気のせいかと思い、犬のようにクンクンしてみるが、やっぱり臭い。それもかなりキョーレツな香りだ。 こりゃまさかガソリンタンクに亀裂でも入ったかと、車庫の床を確認してみたが、オイル漏れということでもなさそうである。 じゃあ一体

          実録エッセー『ブラジルあるある』 カメロー万歳 第94回 白洲太郎 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          リマ・バヘット(作家・ジャーナリスト 1881-1922) ブラジル版百人一語 岸和田仁 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          今時の日本で流行っているテレビ番組風に意訳すれば、「ブラジルとは公金というオイシイ食べ物のデカ盛りハンターがうようよしている国家」とでもなろうか。確かに、ブラジルは昔も今も、軍政時代も、民政復帰してからも、公職について権力を乱用できるようになると、政治家は公金を横領するノウハウを“技術発展”してきた。右翼であれ、左翼であれ、中道であれ、いずれも金額の大小はあっても、公金ドロボーの歴史はしっかりと繰り返されてきた。 冒頭の、ブラジルは公金ドロボー国家だ、との明快な一文は、作家

          リマ・バヘット(作家・ジャーナリスト 1881-1922) ブラジル版百人一語 岸和田仁 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          「Eu não」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          ピンドラーマの読者の皆さんに「ブラジルを代表する音楽のジャンルは?」と問いかけたら、間違いなく多くの方が「サンバ」とお答えになるでしょう。 サンバはブラジル文化の最大級の表現であると考えられていますが、常にそうだったわけではありません。サンバは20世紀の初頭に現れ、長年にわたりエリート層やブラジル文化の研究者やジャーナリストから劣ったものと考えられてきました。サンバが受け入れられ始めたのはヨーロッパでこのジャンルが認められてからなのです。例えば、フランスのダリウス・ミヨー(

          「Eu não」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          對間美好妃さん(たいまみずき、東京都出身) 21世紀の日系移民(第6回) 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          今回はパライゾ地区でビューティーサロンBeauty Tokyoを営む對間美好妃さんにお話をうかがいました。 ◎情報もないままブラジルへ 日本では美容学校を出た後ずっと美容室で働いていた。2018年に美容院をやめた後休みをとって色んな国を回りたいと思い、最初に訪れたのがタイであった。タイをいっぺんに気に入り自分で美容室を開業した。タイでは主に現地駐在の日本人がお客であった。 コロナ禍が始まった2020年、ちょうどタイのビジネスビザを更新しなければならなくなったが、更新料が

          對間美好妃さん(たいまみずき、東京都出身) 21世紀の日系移民(第6回) 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          ☺カラオケタクシー リオデジャネイロ市の配信アプリの運転手ハファエル・ロペスさん(41歳)は乗客が走行中楽しく過ごせるよう車内にカラオケ装置を設置している。マイク、スピーカーだけでなくカラフルな照明も取り付け、プライベートなドライブショーを満喫できる仕組みだ。 カラオケの他にお菓子、化粧道具、スマホ用品、避妊具など色んな商品を揃えた“ミニコンビニ”も車内にあり、そのおかげで売り上げは以前より40%増えたそうだ。 「移動中カラオケをずっと楽しんで、目的地に着いた後もマイク

          ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年10月号

          「焼き栗」 栗御殿への道 第12回 田中規子 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          プッシュー!と、勢いよく蒸気が飛び出し香ばしい栗の匂いがあたりにたちこめる。圧力式焼き栗機に出会ったのはアチバイアの農場購入前年の2012年、茨城の栗農家だった。焼き上がりの驚き、その香ばしい風味、自然な甘さに感動し、これだ!これしかない!と心に決めた。栗の加工も全くの未経験の私は、機械さえあればこんなおいしいものができる!私にもできそう!と直感したのだ。 農園をはじめるというのに農業技術力も経験も皆無の私は、栽培ハードルの低い果樹を選ぼうと考え、栗を考えたのだが、ブラジル

          「焼き栗」 栗御殿への道 第12回 田中規子 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          「リオのファベーラで災難」 伯国邦字紙四方山話 第5回 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          新聞の日系社会面を記事で埋めるため、サンパウロ市の「東洋人街」と呼ばれるリベルダーデ区の狭い範囲で、主に文化協会や各県人会の催しといった日系団体関連の取材が多い邦字紙での活動。 そうした中で1994年11月頃、リオデジャネイロ市のファベーラ(スラム街)で麻薬密売組織の抗争が激化。地元警察だけでは抗争を抑えられないことなどを受け、ブラジル軍がファベーラに治安部隊を派遣し、鎮圧にあたったとのニュースが流れた。 当時の同業他紙(邦字紙)の日本人記者が逸早く現地に赴いて取材を行い

          「リオのファベーラで災難」 伯国邦字紙四方山話 第5回 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          お腹が痛いのはどこまでガマンするか? 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          今年に入って“なんとなく診療所でよく見るな〜”になっているのが「腹痛」です。お腹が痛くて受診されるのは総合内科では一般的です。ヒトを含む哺乳類の腹部は沢山の臓器、組織、機能が集まっていますので、簡単に網羅できるものではありません。ここ開業医のひとりごとでも8回、色んな場面で腹痛が現れています。それらも一例であるように腹痛はあらゆる病気の症状として現れます。 「痛み」は感じている本人にしかわからないもので、客観的に評価不可能な症状です。また、その感じている痛みに対してどのくら

          お腹が痛いのはどこまでガマンするか? 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          「Virado」&「Borgo Mooca」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          Virado 所在地:Largo do Arouche, 150- República 電話:(11) 3334-6100 Instagram:@virado.sp アロシェ広場のサンラファエル・ホテルにあるViradoにExecutivoを食べに行った。Executivoは昼のみ提供されるお値打ちメニューで、高級レストランにも気軽に行くことができる。 Viradoは場所柄か気取っておらず、価格設定も低めだが、どの料理もきちんと作られている。また、ウエイターやウエイトレ

          「Virado」&「Borgo Mooca」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          「ファンキの日」を政府が承認!体操ヘベッカ・アンドラージが2大会連続ファンキ楽曲で五輪メダル獲得! ブラジル文化研究室 島田愛加 月刊ピンドラーマ2024年9月号

          今から約15年前、私はボサノヴァに夢中だった。歌詞の意味はわからないが、安静時の鼓動のような2拍子の上に不規則に揺れるメロディが心地よい。この想いを誰かと共有したく、勇気を出して東京のブラジル音楽愛好家コミュニティに顔を出した。しかし、そこで「本国でボサノヴァはもう懐メロですよ」と言われ愕然とした。こんなに素晴らしい音楽がもう聴かれていないのなら、ブラジルでは何が聴かれているのだろう。それ以来ブラジルと名の付くもの全てに興味をもつようになったのが、私のブラジル研究のはじまりだ

          「ファンキの日」を政府が承認!体操ヘベッカ・アンドラージが2大会連続ファンキ楽曲で五輪メダル獲得! ブラジル文化研究室 島田愛加 月刊ピンドラーマ2024年9月号