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「De Segunda Restaurante」&「Cabruca Restaurante」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2023年2月号
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De Segunda Restaurante
住所:R. Prof. Tamandaré Toledo, 160 - Itaim Bibi
Tel:(11) 3078-2900
HP:https://desegundarestaurante.com.br/
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サンパウロでは多くのレストランが月曜日を定休日としているが、月曜日も開けることからDe Segunda(月曜から)という名前が付けられた。若手シェフが腕を競う料理のリアリティショーで優勝経験がある若い夫妻がオーナーシェフである。
素材を生かした見た目も美しい手が込んだ料理。メニューの品数はそれほど多くなく、選ぶのに苦労しない。アペリティフが特に独創的である。
この日頼んだカジュー(カシューナッツのフルーツの部分)のシャーベットと紫玉ねぎのピクルスが添えられた生ガキ。シャーベットの微妙な甘さとピクルスの酸味で生ガキが完成された一品になっている。
大衆的な料理であるトウモロコシフレークで作るクスクス・パウリスタもこのレストランでは繊細な一皿に仕上げられている。ココナッツミルク、デンデーオイルそれに、イカの出汁で味付けられたクスクスの上には細かくカットされた白いププーニャ(パーミットの一種)の粒粒が載っている。
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残念ながらメインの肉料理はあまり印象に残っていない。この日頼んだデザート、ロミオとジュリエットも素材は同じであるが、ミナスチーズにゴイアバーダ(グアバで作った固いジャム)を添えたオリジナルとは大きく異なる。クレーマダンジュを思い出させるグアバジャムが入った軽いチーズムースに削ったパルメザンチーズがかけられ、生のグアバのタルタルが添えられていた。
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Cabruca Restaurante
住所: Av. Brg. Faria Lima, 196 - Pinheiros
Tel:(11) 91077-8623
Instagram:https://www.instagram.com/cabrucarestaurante/
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カブルッカ(アグロフロレストリーシステムでのカカオ生産に与えられた名前)はチョコレートで有名なデンゴが展開するレストランである。デンゴはブラジル産カカオからチョコレートを作っているだけではなく、環境保護を重視し、また、小規模なカカオ生産者が共に発展できるシステムを取り入れている。具体的にはデンゴは提携する小規模生産者が作ったカカオをすべて買い取っており、また、大西洋森林の樹木の下にカカオの木を植えることで森林を破壊せず、カカオの木に日陰を提供することを可能にする農法を取り入れている。
レストラン・カブルッカは魚介やカルネ・セッカ(干し肉)の料理などブラジル産カカオの主要産地であるバイア州南部の料理を中心に出している。
この日はエビのトマトソース煮の上にキャッサバ芋クリームが載り、焦げ目をつけたエビのエスコンジジニョを頼んだ。
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デザートのチョコレートテリーヌは絶対に外せない。濃厚なチョコレートテリーヌにカカオニブとカカオのフルーツで作ったアイスが添えられている。
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宮本碧
最初は留学生としてブラジルに来たが、ブラジルにはまり、現在ブラジル在住約30年。食べることが大好きで、どんなに落ち込んでいてもおいしいものを食べると幸せな気分になれる。翻訳業。
月刊ピンドラーマ2023年2月号
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