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「Selvagem」&「Pato Rei」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2023年8月号
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Selvagem
所在地:Av. Quarto Centenário, 454 - Portão 5- Parque Ibirapuera
電話:(11) 5198-0844
Instagram:@selvagemibirapuera
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『密林』という名のレストランはイビラプエラ公園の5番ゲート近くの樹木が生い茂る一角にある。公園の民営化に伴い、以前はパッとしなかったランショネッチが洗練されたレストランに変貌を遂げた。
週末にはいつも行列ができており、観光地のレストランのように思っていたが、ジキタイアとヴィスタのオーナーシェフが共同経営者であり、また、コロナ禍の中、閉店したコンソラソン通りのお墓近くにあった伝説的レストラン、ラ・フロンテイラにいたフェリッペ・レイテがシェフを務めるだけあって料理のレベルは高い。素材を生かしたブラジル料理がメインで、生のパルミット、ゴイアス料理によく使われる果実、ペキ、キャッサバの汁を発酵させた旨味調味料、トゥクピーなどブラジル独自の食材が多く使われている。
この日、前菜で頼んだ焼いたパルミットとしめじにはルッコラにチーズクリームとスライスしたパルメザンチーズが添えられ、ベジタリアンメニューであるが、かなりボリュームがあった。
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メインのさつまいもとフェイジョン・コルダと呼ばれる豆のサラダが添えられた本日の魚、豚肉と一緒に煮た赤米が添えられた焼いたタコ、どちらも丁寧に作られていた。
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デザートに頼んだチョコレートテリーヌはカシャッサ入りのカスタードクリームが添えられた濃厚な一品で、二人でシェアしてちょうど良い感じであった。次回は夜の公園でワインを飲みながら食事を楽しみたい。
Pato Rei
所在地:R. Ferreira de Araújo, 353 - Pinheiros
電話:(11) 3816-7979
Instagram:@patoreisp
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オシャレなレストランが多く立ち並ぶピニェイロスのフェレイラ・デ・アラウジョ通りにある、店の前に観客席がある不思議な空間である。Pato Reiはあひるの王様という意味であるが、店のサイトでは『あひるは飛ぶことも、泳ぐことも、潜ることも、歩くこともできるが、どれも下手である。しかし、自然界でこの4つのことができる唯一の動物である』と紹介されている。
中途半端な15時ごろ行ったのにもかかわらず、ブラジル人の若者が次々と来ていた。日本の喫茶店を意識しているようで、日本風、韓国風の料理がメニューに並んでいるが、日本の喫茶店には決してないようなラインアップである。食べ物はキムチチャーハンが入ったオムライス、クッピン(牛のこぶの部分の肉)、焼きトマト、みそや梅干しが入った混ぜご飯、オムカレー、カツサンド、ブルコギサンドなど。
この日頼んだオムライスにはキノコのキムチチャーハンの上に厚さがあるふんわり焼きあがった卵が載っていたが、この卵が絶品であった。
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セットメニューのデザートはクッキーの上にキャラメルとチョコレート、顆粒状の塩が載ったものであったが、クリームのようなキャラメルと濃いエスプレッソコーヒーとの相性は抜群であった。
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宮本碧
最初は留学生としてブラジルに来たが、ブラジルにはまり、現在ブラジル在住約30年。食べることが大好きで、どんなに落ち込んでいてもおいしいものを食べると幸せな気分になれる。翻訳業。
月刊ピンドラーマ2023年8月号表紙
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