フィンランド🇫🇮夏至祭の旅「ユハンヌス Juhannus 2024」Day 1 - ラップランドへ🚗800kmドライブ!
ユハンヌスは突然に
忘れもしない2024年6月18日(火)の夜。
リビングでテレビを見ているとうちのダンナ(フィンランド人)がおもむろに「そういえば今週末さぁ」と切り出しました。
「Juhannusだから街がオールクローズするよ、ヘルシンキを出なきゃ」。
「ゆ、ゆは?ナニソレ?!」
突然の告白と初めて聞いた単語にわたしはちょっと理解が追いつかない。
夏に丸ごとフィンランドにいるのは私には初めてで、知らないことが出てきて軽くパニックです。
一番日の長い夏至の日の周辺、6月の第3金曜日が夏至祭「Juhannus(ユハンヌス)」という祝日で、2024年は6月22日がJuhannusにあたります。
国中のお店やイベントがほぼお休みになり、スーパーマーケットやお酒屋さんもやっていないとのこと。(観光の施設やお店、イベントはやっています)
多くのフィンランド人は森へ湖へと退避するようです。
早く言ってよ、、、。そんな国をあげてのお祭り(?)の日に泊まれる、湖畔の良いキャビンやコテージが2日3日前にまだ空いているとは思えません。
と、思ったら空いていました。
ラップランドにあるRanua(ラヌア)のコテージです。
有名なサンタ村のあるロヴァニエミからも遠くはありません。
当初はもちろんヘルシンキから2〜3時間以内で行けるところを探していましたが、当然そんな便利な場所は全滅で、今回行くラヌアはヘルシンキから車で約800km、9時間程度かかります。笑
遠いし、ちょっとお値段も高めだから空いていたのかなと思いますが、湖畔にあり、新しい施設で気密性が高そう、サウナがある、ジャグジーもある、完璧です。
この気密性が高いのが良い、というのは外気を入れたく無いという訳ではなく、築年数が古かったり隙間が多い建物だったりすると蚊が入ってくるので嫌だったのです。
フィンランド北部の夏の蚊はヤバいです。「ラップランド、蚊」でぜひ検索してみてください!
ということで、せっかく遠くまで行ってきたので忘れないうちに徒然と記録を残していきたいと思います。
そして、今回せっかく遠くまで行くならとユハンヌス当日を含む4泊5日の旅となりました。
フィンランドをふんわり一周してきたので何回かに分けて書きます。
ユハンヌスの旅スタート
そういえば今週末さぁ、のくだりから2日後の6月20日(木)朝8時前に車で出発。
前日に買い込んだ食品やお酒でトランクの中はぱんぱんです。
ヘルシンキからラヌアのはずれにあるコテージまでストレートに運転して9時間。
休憩や、うちの車は電気なので充電も3回程度は必要と考えると12時間はかかりそうです。
フィンランド中央空港博物館「Finnish Air Force Museum」
11:30、ヘルシンキから約300kmのところにあるミュージアムへ立ち寄りました。
フィンランド空軍の歴史がわかるミュージアムでユヴァスキュラ空港に隣接しています。
こちらで1時間程度のんびり滞在して出発です。
とても楽しかったです!
ミュージアムカードを持っていると無料で入れます。
ボスニア湾最奥の街「Kemi(ケミ)」を通過
港街Oulu(オウル)を過ぎ、スェーデン国境からもほど近い、ボスニア湾のどん詰まりの街Kemi(ケミ)へ。
ヘルシンキから700km近く走ってきました。
ケミへ入ればもうラップランド。
目的地まではあと100kmです!
少し街並みを散策したかったのですがこの時点で18時をすぎていて、コテージのオーナーが私たちを待っていたのでパスすることに。
代わりにケミの手前で道路脇にあったKuivaniemi(クイバニエミ)のビーチにボスニア湾の海を少し見に行きました。
少し天気が悪くて波が高かったです。
かなり入り組んだ湾なので、アメリカのサンフランシスコ湾のように常に穏やかで波が無い場所かと思っていましたがそういうわけではなさそうです。
ラヌアで野生のトナカイを見る
19:00、ラヌアの街に到着。
私たちのコテージは街を外れた湖のほとりにあるのでここから30分程度かかります。
スーパーマーケットもあって、ユハンヌス当日も昼の2〜3時間は営業もしていそうです。
ラヌアの街を抜けるとき、草原にレインディア(トナカイ)の群れが!
ラップランドに来たんだなと胸アツです。
太陽の沈まない湖畔の素敵なコテージへ
19:40ごろ、コテージに到着。
笑顔の素敵なマリメッコトレーナーを着た女性が迎えてくださいました。
サウナが建物内にもあるけど、湖に浮かぶ薪のサウナがありテンションが上がります。
大きな大きなガラス窓が開放的で景色も美しいです。
全ての荷物を屋内に入れたりホッと落ち着いたら9時近かったのですが、すっかり夜遅くなってしまった、という時間なのに昼同様の明るさ。
実はヘルシンキからここまで2〜3時間で到着していて、あの長旅は夢だったのでは、、と錯覚もして、気持ちの疲れは若干軽減されますね。(ほんとかな?!)
1日のおわりに
結局、家を出発してからコテージに着くまで12時間近くかかりました!
初めての町での休憩や車の充電、ミュージアムへの立ち寄りなどしていたので楽しかったのですがとっても疲れました。
しかし食事とサウナとジャグジーをしっかり満喫して深夜1時過ぎに就寝。
1時を回っていても日本の夕方くらいの明るさで変な感じです。
ベッドルームも完全に真っ暗にはならないので眠れるかなと思いましたが、満喫しすぎて秒で意識がなくなりました。
次の日はユハンヌス当日。
続きをお楽しみに?!
2日目のnoteもぜひ読んでみてくださいね。