新しい日々
外見よりも中身。
ってよく言われるけど、第一印象って大事。
この本は、見た目に引き込まれた。
この本の中には、どんな世界が広がってるんだろう。
って思わせてくれた。
私は心から、女性として生を受けたことを誇りに思う。
この小説集の中には、多くの「女性」が登場する。
どの女性もとても人間らしく生きている。生き生きとしてる。
性について、多様性が求められる最近は、
「男なんだから」とか「女性らしく」とか、
そういう男女を分ける言葉が嫌われる。
でも、差別とかをするわけではなくて、
それぞれの「性」がもっている魅力というのはあって、
私はそれを大切にしたいと思う。
母親の好きな言葉。
「男のように考え、レディのようにふるまい、犬のごとく働け」
今の時代では、考え方に男女の差はないとか、いろんな批判の声もあるかもしれないけど、この言葉に私はとても惹かれてきた。
特に、レディのようにふるまい、の部分。
これは、髪の毛は長くて、フワフワのスカートを履いてて、とかの見た目の話ではなくて、なんていうか、人として美しくいたい気持ちの話というか。
これは完全に私の中での解釈だから、この言葉の本意は分からないけど、「女性とはこうあるべき」という誰かに決められた枠の話ではなくて、自分の心がときめいたり、心地よい時間を大切にする自愛のようなもので、、、。
だからやっぱり、外見よりも中身。
女性らしさのある魅力的な人になりたいなって話。
この本の中の女性は、いろんな問題を抱えてても一生懸命で
とても魅力的だった。
私もそんな風にいい年の取り方をしたい。