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本屋で「これ俺でも読めそう!」と無双気分になって、難読本を買ってしまうのやめたい

どうやら僕は「むずかしそうな本」に目がないみたいでして、書店で哲学書とか歴史書のコーナーを見るのが大好きです。

『純粋理性批判』とか『方法序説』とか、字面を眺めるだけでもワクワクします。

3回に1回くらいは「この本、むずかしそう!でも読みたい!今の俺なら読めそう…!」とテンションが上がってしまい、調子に乗って買ってしまうのですが。

家に帰って3ページくらい読んで気づくのです。

「むず…こんな本、読めるワケないじゃん…。」

白状します。探究心や好奇心は人一倍あるのですが、それに見合った読解力と知識は持ち合わせていないのです。勘違い無双野郎。

これは洋書も同じ。今でこそ、一般的なレベルのビジネス洋書はそこそこ読めるようになりましたが、自分の知識や興味の埒外にある洋書はまるでダメ。当たり前か。

まあ、洋書に関しては英語力も関係してくるのですが、いずれにしても本屋のテンションには「自分を過大評価させる作用」があるみたいです。

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難読本によって引き起こされる弊害

読めない難読本を買ってしまうと、いろいろと良くないことが起こります。

  1. 積読が増えて、部屋を占領する

  2. 部屋でその本を目にするたびに落ち込む

  3. 出費がかさむ

積読はただでさえ物理的なスペースを取るのに、「(知識的に)自分には読めない本」という条件が重なると、精神をも蝕みます。

部屋でその本を見かけるたびに、理想と現実の落差に落ち込まずにはいられません。

一方で、積読を良しとする考え方もあって、「こういう難読本が読めるように、読書と勉強をがんばろう」とモチベーションが生まれる場合もあります。

「あえて読めない本を買って、自分を高めよう」という読書術もあったりするのですが、僕にはどうやらその考え方は合わないようです。

読めない難読本を下手に買わないためには、「そもそも本屋にいかない」「本はAmazonだけで買う」という根本を断つ方法もあるのですが、それはちょっとツライ。本屋は毎日行きたいくらい好きなので。

難読本を買わないための対策

ではどうするか?取れる策はいくつかあります。

  1. 難読本がありそうな売り場には行かない

  2. 基本書を読んで勉強する

  3. 小さめの本屋へ行くようにする

1つ目。本屋にはいくけど、難読本がありそうな売り場(コーナー)にはいかないようにすれば、そもそも難読本と遭遇する可能性を減らせます。

ある程度、自制心は必要だけど、本屋を楽しみつつ、難読本を避けることができそうです。

2つ目。難読本が読めるように、基本書を読んで勉強するというのもいいですよね。

哲学書や歴史書などは、前提知識ありきで話が進むので、逆にいえばその前提知識を身につけてしまえば、難読本も読めることになります(口でいうほどかんたんじゃないけど…)。

3つ目。難読本が売ってない本屋を狙って行くというのもあり。小さな本屋は品揃えが限られるから、売れにくい分厚い難読本は置いてない可能性が高い。

これに関しては、行動範囲に複数の書店があるという前提になるけれど。

自分を客観視できる→人生のクオリティUP

マインドフルネスって「呼吸している自分に気づく」「いま自分が本を読んでいることに気づく」といった感じで、自分を俯瞰で観ることを大切にするんだけど、これも本選びにつながる部分があるのかなと思ったりする。

突き詰めると「自分を客観視できれば難読本を買わないで済む」→「自分を引いて観ることができればメンタルも安定する」という解釈もできるのかなと。

だから、難読本を買わない努力というのは、大きな目で見ればクオリティ・オブ・ライフの向上にもつながるのかも。

急に自己啓発めいた話で申し訳ないけど、こういうふうに視点をズラすと、「小さな取り組みが大きな変化につながる」ということに気づけるから大切だと思う。

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