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【4つの利点】併読がおすすめ!洋書+日本語版を読み比べるメリットが凄い
洋書をスラスラ読むための方法として「日本語版(翻訳版)を併読する」というものがあります。
実際、僕も洋書+日本語版を読み比べることが多々ありまして、効果を実感しています。
今回は洋書と日本語版(訳書)をセットで読むメリットについて解説してきます。
▣ 洋書と和訳版の2冊をセットで読む
あらためて説明しておくと、今回紹介するやり方は
【日本語に翻訳された和書を読む→洋書(原書)を読む】
という読書法です。
日本語に翻訳された本であらかじめ内容を理解してから、そのあとに洋書を読んでいきます。
ですから、まずは自分が読みたい本を見つけていくわけですが、当然ながら日本語訳で出版されている本と原書の2冊を用意する必要があります。
まず最初に日本語訳を買って読んでみて、面白ければ英語版も読んでみるというのがおすすめです。
内容が同じ和書と洋書を2冊読むのはそれなりに時間もかかるので、本当に面白いと感じた本だけを厳選して併読するのが良いと思います。
▣ 内容を知ってから読むメリット
あらかじめ日本語版を読んで洋書を読むと、以下のメリットを享受できます。
日本語版を読んで内容の良し悪し確認できる
推測読みができる(辞書を引く回数が減る)
翻訳の勉強になる
同じ内容を反復して読むので、記憶に定着しやすい
1つずつ説明していきますね。
▩ 日本語版を読んで内容の良し悪し確認できる
無数ともいえる出版物をできるだけ多く読むためには、自分にとっての"ハズレ本"を排除していく必要があります。
ここでいうハズレというのは、あくまでも自分にとっては不要な本だったり、興味が沸かない本です。
まだリーディング力が高くない状態で洋書を読む場合、本の全体像を掴むまでに時間がかかります。要するに「この本は、読む本に値するのか?」というのが、洋書だとスグに判断できないということです。
しかし、和書であれば本の良し悪しがわりと早い段階で判断できます。面白ければそのまま読み続ければいいですし、つまらなければ洋書(原書)に行かずに終わらせることもできます。
最初に和書を読むことで、自分が読むべき洋書を厳選できるというメリットがあります。
▩ 推測読みができる(辞書を引く回数が減る)
日本語訳を読んでから洋書を読むということは、本の内容がある程度頭に入っているはずです。
そのため、わからない英単語やフレーズが出てきても「これはおそらくこういう意味だろう」という推測読みがしやすくなります。
推測読みというのは文脈から意味を推測することですが、読書をするうえで推測読みは不可欠です。
なぜかというと、わからない単語が出てくるたびに辞書を引いていては時間がかかりすぎるからです。
これは洋書でも和書でも同じことがいえます。
日本語で書かれた本(和書)を読んでいるとき、僕たちは無意識に推測読みをしています。わからない単語があっても、まわりの文脈から意味を推測できるからです。
洋書を読むときこそ、この推測読みの力を発揮したいところ。そうすれば、辞書を引く時間を大幅に削減できるため、読書に集中する時間を増やすことができます。
もちろん、洋書と和書を2冊読むので、トータルでかかる時間は増えてしまうでしょう。でも、辞書を引かずに読むスタイルを体に覚えさせることができるのは大きなメリットです。
▩ 翻訳の勉強になる
訳書と原書をセットで読むことで、翻訳の勉強になるというメリットがあります。翻訳家を目指す人はもちろんですが、そうでない人にも利点があります。
洋書を通じて英語を勉強したいという人も多いと思いますが、日本語と英語を見比べて読むことで「この文章はこうやって訳すと意味が伝わりやすいんだな」ということが非常によくわかります。これは日英・英日どちらにも言えることです。
洋書をとおして翻訳のコツを掴むことで、自分が書く英文のスキルもUPしていきます。
▩ 同じ内容を反復して読むので、記憶に定着しやすい
英語学習に限らず、知識というのは「何回反復したか」によって記憶への定着率が決まってきます。
英単語がわかりやすいですが、1回見ただけではまず覚えられませんよね。英単語帳を何度も反復したり、他の英文でその単語に出くわすことで記憶への定着が進んでいくものです。
和書であれ洋書であれ、同じ内容を繰り返し読むことで、その本の内容がより記憶に残りやすくなります。
ビジネス書であれば教養が身につきますし、小説であれば物語が頭に残りやすくなります。
▣ デメリットは「時間」と「飽き」
訳書と原書を2冊読むことは、デメリットもあります。具体的には以下の3点です。
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