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幸せになるためにピラティスをやって欲しい。

幸せを手にするために、私はピラティスを選んだ。


って、そんな人、ほとんどいないんじゃないかな。何を目的にピラティスをやるのかっていう話。
簡単にいうと、僕は「幸せになるため」にピラティスをやってほしいって思うし、僕はそうありたい。大体の人は、「痩せたい」、「K-POPアイドルみたいになりたい」、「体幹鍛えたい」っていう理由、目的が多いと思う。実際、ピラティスをビジネスにしている人間はそういうところに需要があることを分かっているし、それが達成できたらみんなが喜ぶことも知っている。それが目的で何が悪い?それって幸せなことじゃないのか?痩せた身体、綺麗な身体を手に入れて、それで幸せ。それでいいんじゃないのか?もちろん個人の自由だから、それでいい。実際、僕がピラティスインストラクターをしていて、痩せたいとか、体幹鍛えたいっていう人はたくさんいた。
でも僕個人的には、それじゃその幸せ、長く続かないよなって思う。「痩せる」目的だったら、ピラティス自体も長続きしないよなって思う。本質的な幸せは手に入らないだろうし、むしろ損するんじゃないかとすら思う。
だって、「痩せたら」終わりでしょ?目的達成して、それで辞める。「体幹ちょっと鍛えられた。」それで辞める。こういう人、たくさんいた。現在進行形の人もきっとたくさんいる。
別にいいんだけど、ピラティスってもっと価値があるもので、もっと可能性のあるものだと僕は信じてる。痩せたいんだったら、食事管理の方が遥かに効率的だし、効果的。「運動で痩せようなんて甘いこと言うな」って言いたい。


少し具体的な話をしたい。人間が1日に摂取するカロリーは、厚生労働省が推奨している値だと、約2700kcal。この摂取カロリーを消費カロリーが下回りつづけると太るというのが一般的な理屈(僕は全然信用していないけど、実際これを信じている人は山ほどいると思うので例として書く)。
辛い現実をいうと、
ウォーキング: 約140-240kcal/ 30min
ランニング: 約540-900kcal/ h
水泳: 約500-682kcal/ h
といわれている。詳しくはご自身で調べてほしいけど、大体似たような指標が出る。これを見て、あなたは毎日忙しい合間を縫って、540kcal消費のために1時間も走れますか?
僕は即答で無理と答える。めんどいし、しんどいし、つらいし。もちろんランニングは別の理由で推奨されるし、やった方がいいと思う。でも、「痩せる」という目的においては 非効率的 だから!!
ピラティスや運動で痩せるのがいかほど難しいか知ってもらったということで、目的の話に戻る。幸せになるためにピラティスをやってほしい。これは、幸せの形は人それぞれ違うという議論もあると思うし、痩せることで幸せになれるひとがいるのも確かだと思うので、そういう議論は避けたい。
ということで、ピラティスがいかにして「幸せ」を作るのか、仮説の話だけど、綴ってみたい。
まず、想像してほしいのはとんでもない超満員電車。乗車率、200%、いや、250%ぐらいなのか、東京の通勤退勤電車は本当にやばい。新宿に至ってはまじでもう無理ゲーである。僕も満員電車は何度も経験しているが、率直に思うことは、「満員電車に乗っていたら僕は幸せには絶対になれない」ということ。もちろん個人の感想。
満員電車では、痴漢とか、半ば暴力みたいなこと結構日常茶飯事。急いでいるのに、自分のことばっかり考えて、もう乗れないのに無理やり乗り込んで来て、結果電車を止める人とか、とんでもないほどストレス溜まりません?それが朝、昼は仕事で疲れて、夜にもまた待っている。帰ったらご飯食べて寝るだけ。朝が来たらまた満員電車。
僕が言いたいことは、肉体的にも精神的にもストレスに晒されていて、その上忙しくて自分を労る時間がないのは、幸せから程遠いという話。
「忙しいと、自分を労ることができない」っていうのがここで言いたい全てかもしれない。やることが変わる変わる訪れて、終わったらまた次のことが訪れて、自分の身体の状態や心の状態に気付く暇なんてない。これが幸せから遠ざかる根本的な原因だと思う。
毎朝無理矢理顔を叩きながら起きて、満員電車でガンガン鞄と身体をぶつけられながら出勤して、多くのタスクに追われて、満員電車に揺られてかえって、バタンキューしたりする生活をする人もいるだろう。この生活の中で、きれいな夜景を見たとき、果たして「綺麗だな~」と思える人はどれぐらいいるだろうか。もしかしたら、その景色に気付くことすらない人もいるかもしれない。


綺麗なものを綺麗だと思うためには、ありがたいものにありがたいと思うためには、それ相応の心と体の準備が必要なのである。その心と体の状態は、常々作るしかないと思う。
それを作ることができるのは、色々なツールがあると思うけど、ピラティスというのもその1つだと思う。
次回は、もっと具体的にその幸せの方法論について綴ってみたい。


インスタグラム:pilates_no_ima

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