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【パーキンソン病】自分の現在地を把握していますか?

こんにちは
nemoPilatesスタジオの益森寛美です。

パーキンソン病を始めとした神経難病の方のためのピラティススタジオを運営しています。
▼ご興味のある方はこちらのページをご覧ください♪

今日はパーキンソン病に限らず、目標や目的をもって運動をしている方であれば、誰にでもいえることですが、自分の現在地を把握していますか?というのをテーマでお話ししたいと思います。


パーキンソン病の方は、進行を抑える為にお薬や運動を行うことが大切だと言われています。そして、この運動が大切ということも、少しずつ皆さん認識し始めているように感じています。


ですが、非常に多いと感じるのが、とりあえずやってみよう
というような、取り組み方です。

誤解が無いように言っておきますが、この判断は、非常にいい事なんです。
考えて行動されている訳ですから、とても素晴らしい事です。
ですが、何か目標や目的が明確にあるのだとしたら、もっと最短ルートがあるかもしれないんです。

例えば、東京タワーに行きたいという目的があって
行く手段として、バスを利用するか、電車を利用するか、歩いていけるのか、、、、色々な手段があるのは分かっている。
けれど、これだけでは、東京タワーにはたどり着けません。

どうしてか分かりますか??

なぜなら、現在地が分からないからです。

今どこにいるのかを理解していれば
じゃあバスで行こうとか
実は、飛行機に乗る必要があったとか
意外と、歩いてすぐのところだったとか
目的地までの最短ルートが分かりますよね。


運動も同じことで
「小刻みに歩いてしまうのを直したい」という目的があって
運動で良くなるかもしれないから、まずはラジオ体操をやってみる、卓球をやってみる、、、

この選択は決して間違ってはいないんです。

ですが、今の体の状況をしっかり把握して
なぜ、小刻み歩行になってしまうのかが分かると。

自分がやるべき課題が明確になり、目的に合った行動が選択ができます。

その方が、いい結果が出ると思います^^


現在地を知るためには


ただ、意外と自分のことって分からないですよね。
特にパーキンソン病の方は、ボディイメージの崩れ(実際の動きが、自分が思っていたイメージと違うこと)がある場合があります。
自己解決するのではなく、誰かの目で判断してもらった方が正確だと思います。

ポイントは2つ
①客観的な視点を入れる
②実際に自分がどう感じているかまで落とし込む

①客観的な視点を入れる
自分の体をチェックしてもらいましょう。進行のレベル、姿勢や歩き方、体力、柔軟性、筋力、動きのクセなど、他者にみてもらいましょう。できれば、理学療法士などパーキンソン病のことを理解している、体の専門家に行ってもらってください。他にも、自分で鏡や写真・動画を利用して、姿勢や動作を見てみましょう。当スタジオでは、エクササイズの姿を実際に見てもらいます。


②実際に自分がどう感じているかまで落とし込む
①の結果に対して、どれくらい自分の感覚とギャップがあったか、自分自身は今どう感じているかを考えます。


①までは、行っている方も多いのですが、
意外と②まで落とし込めていないケースがあります。


自分が実際、どう感じるか、どう思うか
ギャップがあればそう修正すべきかを学ぶことが大切です。


ピラティスは現在地を把握するための最適なツールです


ピラティスの体の評価や、エクササイズには、ポイント①・②までの流れの指導方法がプログラム化されています。


ピラティスは、動きの学習、動きの再学習なんて言われ方をします。
面白いですよね、運動なのに、学習って言葉がつくんです。


姿勢や動作、エクササイズを通して、自分の体の状態や体の癖を把握し
どうすれば改善されるかを学んでいきます。


学習といわれると、ちょっと堅苦しいイメージや難しいイメージがありますが、分かりやすくお伝えするための指導方法をピラティスインストラクターは勉強しているので(であるはず)、安心してください。

目標や目的が分からなければ、一緒に考えましょう


人によっては、進行性の病気である者に対して、
何を目標にすればいいのか、なにを目的にすればいいのか分からないという方もいらっしゃいます。

運動は継続しないと効果がでません
そして、継続する為には、目標や目的を持つことが大切です。

自分で決められない場合は、一緒に考えましょう♪


ピラティスがパーキンソン病の方にとって、より良い学びの場になるように
これからも努力していきます^^♪


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nemoPilatesスタジオ代表
益森寛美

神経難病を患う方の心と体を癒す専門家
nemoPilatesスタジオ代表
運動指導歴13年
神経内科病院やパーキンソン病専門のリハビリ施設にてリハビリ業務の経験あり
【資格】
理学療法士
ピラティスインストラクター
LSVT-BIG認定療法士
3学会合同呼吸療法認定士






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