あなたの「できない」は大ウソ。
ぼくの妻は、豆腐が苦手。なので無調整の豆乳を「飲めない」と言う。
ぼくの娘は、味の無いものが苦手。なので味の無いプロテインなどは「飲めない」と言う。
この「飲めない」ということが、ぼくにはよくわからない。
だって、飲めないことはないでしょ。うまいとかまずいとかは味覚だから個人差があって当然。だけど飲むことはできるよね。
口に含んで、飲み込めばいい。うまかろうがマズかろうが飲んでしまえばいい。
たしかに飲んでいる間は「まずい」と思うだろう。だけど、それだけのこと。
「まずい」と思いながら飲めばいいのに。
別に楽しむための食事でら出てきた物は飲まなかったらいいと思う。だけどもしも健康維持のためとか、体力増強とか、あとは薬とかも「飲まなきゃ」と思ったものに対して「飲めない」ことなんてないと思う。
昔、テレビのCMであったよね。青汁を飲んで…
「まずい!…もう一杯!」
ってやつ。あの俳優さん、本当は「うまい!」というはずだったのに、まずかったから本音が出ちゃったらしい。だからNGのはずだったけど、採用されてそれがウケた。
アレはでもまさにぼくの今言っていることで、まずかったらまずいと思って飲みはしちゃえばいいんだよ。
「あーまずかった!!」
って思うだけで健康を保てるならそれでいいと思うんだけどな。まずいと思うのなんかその時だけで、それによって「飲めなくなる」なんてことは絶対にない。
「味がない」というのも、別に飲めない理由にはならない。健康診断で出るバリウムも味が無くて飲めないという人もいる。
こういう時、やっぱり「飲めない」というのはおかしいと思うんだ。
飲もうと思えば飲めるでしょ。無味無臭の水だって飲めるんだから。
だからこの「飲めない」は『飲めない』んじゃなくて
「飲みたくない」だけ。
本当は飲みたくないだけのことに理由をつけ、大袈裟に「飲めない」という言葉に変換して、飲むことを拒否しているんだと思う。
実は、今日ぼくが言いたいのはここなんだ。
相変わらずフリが、長い。長過ぎてみんなもう読むのをやめてしまっているのではないか。
この前振りを短くする方法、誰か教えてください。切実なんです。
こうやってグダグダとフリの話しかしていないのに、ここまで読んでくれている「あなた」のことが大好きです。
ぼくら人間はこの「飲みたくない」→「飲めない」の変換は他のことでもしていると思っていて・・・
要するに自分がしたくないだけのことに対して勝手に「〇〇できない」と言っているんだと思う。
自分がやろうと思えばできるのに、「〇〇できない」と言うことによって完全にその行為から離脱することができる。逃げ延びることができる。
そう考えてしまっていることってない?
ぼくも、きっとある。
自分がやれないことに理由をつけて「できない」と言い切ってしまう。そうすればもうそれに向き合う必要がなくなる。
めんどくさくても、やろと思えばできるのにそうやって逃げ出そうとするのは、人間のどうしようもないところ。
本当にやる必要のないことなら、別にやる必要なんてないけどね。
「苦いから飲めない」の本音は、
「苦いから飲みたくない」だ。
「味がないから飲めない」の本音は、
「味がないから飲みたくない」だ。
やらなければいけないことに対して、そんな風に「〇〇できない」と言ってしまっていることってない?
ぼくはそうだな。
今書いているnoteもそうかもしれない。
日記なんて、別に誰かに「これを書いてください」と頼まれているわけでもないのに、そこに「書くネタがないから書けない」と思ってしまうのは、「書くネタがないから書きたくない」ってことなんだ。
書くネタなんて、実はなんだっていい。
例えば、今目の前にある何かのことを書いたっていい。
ちょうど目の前にあるの「穴あけパンチ」のことについてくだらない話だって書こうと思えば書ける。さすがに今は書かないけど。
要は「書けない」と言ってしまった時点で「書けるようにする」努力も怠っている。思考停止している。
「◯◯しない」は本当に罠だ。
自分の可能性をこのひとことで台無しにしてしまう。ある意味で「魔法の言葉」。
魔法の言葉ってちょっと良いふうに使うことが多いけど、実はこっちの意味の方がそれっぽいよね。書いてて思った。
自分のことをしばり付けてしまう言葉って他にもきっとある。
そんな言葉を発することによって、損をしているのって自分なんだよね。そうやって自分で自分の可能性にフタをする。せっかくやればできることなのに、自分で制御をかけてしまう。
しかも「〇〇できない」と言ってしまった手前、気が変わってやろうと思った時に、あの時「できない」と言った自分を否定することになるから、また理由を付けて「やっぱりできない」と言い聞かせてしまう。
魔法っていうか、もはや十字架だね。
自分が「できない」と思ったことはには、いったん間を置いてさ、
「本当にできないの?」
って自分に問いかけてみるのはどうだろう。
できないんじゃなくて、やりたくないだけでしょ?
君ならできるよ、きっと。
って言ってあげようよ。
じゃあ、またね。
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