水野学の「センスは知識からはじまる」を読んだ
新年なので、新しいことを始めたくなりますね。去年からインプットしたことをアウトプットしたいと思っていたので、note始めました!
私は休みを利用して読書をしてみました。本は「センスは知識からはじまる」という本です。グッドデザインカンパニー代表の水野学さんが書いています。
この本を読もうと思ったきっかけ
昨年開催されていた『good design company 1998-2018 展』に行ったときにあまりにも圧倒的なアウトプットの量と質に衝撃を受け、ぜひグッドデザインカンパニー代表の水野学さんの本を読んでみたい!と思ったのでした。
この本の見た目で気づいたこと
まずシンプルに見えるこの表紙、活版印刷みたいで、文字の部分が凸っていました!きっとこういったところもこだわりなのかなと思いました。GDC展でポスターを見たときも印刷ででき表現に挑戦されていて、近くでみると文字が見えるとか、気づきがありました。(気づいたのは読み終えた後ですが!)
普通を知ることの重要性
本ではセンスの良さをこのように定義していました。
『「センスのよさ」とは、数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力である』
かっこいいもおしゃれも数値化できません。人によっても環境によっても変わってきます。でも、「普通」という基準を知ることで、それよりもちょっといいもの、ものすごくいいもの、がわかり、つくりだせる。
私は新卒でデザイナーとして入社しましたが、全然グラフィックができませんでした。そんなとき部長にも『自分の最高だと思う美を見つけることと、他の人が普通と思っている美を知ることで、なにが一般的な美なのかがわかる。だから普通を知ることは大事。』と言われたことが心に残っていました。
この本にもそれと同じように、「普通」を知ることで、最適化されたものをつくれるのではないか、と言っていて納得感がありました。
すべての仕事において“知らない”は不利
この章には、ぎくりとしてしまいました。センスを磨くには、普通を知ること。普通を知るには知識を蓄えること。
センスがいい文章を書くには言葉をたくさん知っていた方が圧倒的に有利です。良いデザインや成果につながる仕事ができる人はたくさんデザインを知っているし、知識を蓄えている方が、成果を出せる可能性は広がりますね。社会人こそ学ぶのに忙しいですね。
思い込みの枠を外す
知識は得ようとするか/しないかですが、思い込みは無意識なもので、やっかいです。センスを生かそうとするなら客観的でなくてはなりません。客観的な目で何が普通より良いか、悪いか、を考えられなければ自分の中だけでの良いになってしまうと思います。私も無意識に思い込み、方向性を誤っていることがあります。。
思い込みの枠を外す方法として、日常でいつもと違うことをちょっと試してみる。例えば、いつもは見ないテレビ番組を見てみる、いつも同じルートで会社に行っているなら別のルートで行ってみる。これだけでも当たり前を外していけるはずです。
日常と違うこと、意識してやっていきたいなと思いました。
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