憧れは先か、後か、
私は今、スクールに通ってカウンセリングを勉強している。
「カウンセリングしてもらったとかなんですか?」と聞かれて、あれ?っと思った。
カウンセラーさんにカウンセリングをしてもらったことはない。
勉強したいと思ったのは、自分が対人援助をしていて仕事を辞めざるを得なかったときに、私は仕事のどこが楽しかっただろう、何をやりたいんだろうと考えたときに出てきた。
私は、面談の時間が1番楽しくて、毎週、毎月、相手に合わせてじっくり話を聞く時間が好きだった。深刻な悩みや原体験、雑談、お互いにフラットに話す時間が大好きだった。対話なのでカウンセリングに近いかといったら微妙だが、「何でも話せる」と言ってくれた子も割といて、カウンセラーみたいな仕事がしたい、と思い始めたのだ。
カウンセラーさんは職場にもいたが、その人に憧れた、とかはなかった。
と、思い返すと教員もやっていたが、大学時代に「恩師に出逢ってあんな先生になりたいと思った」という友人は割といたが、私は好きな先生はいても「こんな人になりたい!」と思って教員になろうとかもなかった。
幼稚園の先生も憧れたが、特定の誰か尊敬する人がいたわけではない。
ただ、実際教員になったときの1番身近な先生は社会人としても教員としても人としても女性としても、尊敬して憧れる人だった(有難い)。
カウンセラーというか相談業務をしている方にも尊敬している人が何人かいる。
どうやら私は「こうなりたい」が先ではなくて「こういうことをしたい」が先で、その後に憧れや尊敬する先輩が出てくる傾向があることに気づいた。
だからいいとか悪いとかでもなく、どうというわけでもないのだけど…
旅するとして、先にゴールを決めてそこに行くために必要なことを吸収しようとルートを模索するか、先にルートを決めて歩きながら何でも吸収してゴールを模索するか、大きく2タイプいると思ってて。
私は前者だから憧れから、というのがないのかなと思った。
どっちもあっていいと思う。前者には前者の、後者には後者の苦労があってお互い羨ましく思ったりもする気がする。
まとめると、こういう部分で見ても自分は我が道を行くタイプなのかなって思ったとただそれだけの、まとまりもない話。以上。