自分がここに存在しているんだという実感や、何かあってもきっと大丈夫だと思えるような感覚は、ほんの些細な積み重ねで育まれていく。
みなさん、こんにちは。PIECESスタッフの西角綾夏です。
普段PIECESでは、Citizenship for Children(CforC) のプログラム運営や、CforCコンソーシアムを担当しています。
PIECESに関わっている理由は、「市民性の醸成」といった一見分かりにくいような、抽象的で、でもとっても本質的なところを、ぶれずに真ん中において、貫き通している団体だからです。
PIECESがなにをやっているのかと聞かれたとき、自分でもびっくりするくらい、説明に困るときがたまにあります。でも想像以上にすんなり通じ合えるときもあります。その違いは、説明できる時間や方法、自分の語り口など、いろんな要素があるのだと思いますが、いかに相手と自分にとって、情景や浮かぶようなエピソードが挙げられるかだなあと、最近は感じています。
本来、「市民性」って、なにも特別なことではないはずです。誰のなかにもあるもので、日々の暮らしや社会のあちこちにあるはず。
通りすがりの人と目があって微笑んでくれたこと。
風邪で声が枯れてたらのど飴をくれたこと。
仲良しの小学生が覚えたての漢字でお手紙を書いてくれたこと。
顔が浮かんだから会おうよと久しぶりの友人からメッセージが届いたこと。
自分がここに存在しているんだという実感や、何かあってもきっと大丈夫だと思えるような感覚は、ほんの些細な積み重ねで育まれていく。
「市民性」とは、人が人として自分のことや誰かのことを大切に想う気持ちや願い、温かなまなざしや関わり、そしてそこから生まれるつながり。
もしかしたら今は、その「市民性」がなんだか顕在化されにくく、特別なものになってしまっているものなのかもしれません。
そんな時代やそんな社会だからこそ、PIECESだけが頑張るのではなく、より多くの人たちとのつながりが必要だなと切に思います。無関係な人や団体は、きっとないはず。
これまで思いを寄せてくれた方々とのつながりを濃くし、もっともっと新たな出会いを広げていくためにも、ぜひこのクラウドファンディングで、より多くの方々が仲間になっていただけることを願っています!!ご支援どうぞよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング、目標達成しました!
2024年8月31日までクラウドファンディングに挑戦し、500人の方から510万円を超える支援を頂きました。本当にありがとうございました。
今回、PIECESがどうしてプロジェクトを立ち上げたのか、想いについては以下でご紹介しています。こちらもお読み頂けたら嬉しいです。