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ご自由にどうぞ

保育園の隣にある畑で作業するおじいちゃんに会う。
おじいちゃんを見つけると、娘が「じーじ!」と声をかけ、私は「おはようございます」と声をかける。
娘は保育園のお散歩の時に通るようで、おじいちゃんの姿を見つけると声をかけたくなるようだ。
おじいちゃんからも時々「おはよう」と声をかけてくれる。

保育園からの帰り道、なす、きゅうり、ピーマンが小さな箱に置いてあった。
段ボールに「自由にお持ちください」と手書きで書いてあり、
端っこにビニール袋も置いてある。
道を歩いた人にしかわからない、小さな箱に採れたての野菜が置いてあって、嬉しいおすそ分けを見つけた。

おじいちゃんの姿が見当たらなかったけど、数個だけもらって帰った。
「また明日朝会えたらお礼言おうね」
娘と頂いた野菜を握りしめて家に帰りました。


「一人の人」として、自分のタイミングで野菜を手にとることができる。」購買というサービスでも、支援というサービスでもなく、
誰かの市民性が育んだ余白・間が、
もしかしたら、「何かがあっても大丈夫。何があってもきっと大丈夫」
そんな地域の大切な文化を醸成しているのかもしれません。

PIECES代表理事 小澤いぶき

このエピソードを紹介してくれたのはPIECESスタッフの佐藤麻衣(まい)。まいさんがこのエピソードで出てくるおじいちゃんとの関係性など、まいさんが感じた「市民性」をラジオにて話しています。よかったら聴いてみてくださいね。


暮らしの中にある、誰かを想うふるまいやまなざし。
PIECESはそれを「市民性」と呼んでいます。

2023年12月から「やさしさのむしめがね」として市民性を照らしています。
たくさんの市民性や市民性をみつけたPIECESメイト(継続寄付者)をご紹介していますので、見てみてくださいね。


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