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【本】先生、どうか皆の前でほめないで下さい
タイトルで敬遠していたが、かつての生徒から勧められたので読んだ。
大学教授が論拠を示しながら軽快な筆致で著した書籍だったのですらすらと進んだ。
全体を通して大学生ら「若者たち」の考えや振る舞い、それによって生じている現象が描かれていた。
かれらがそのような様式になる背景として、「大人たち」の姿や「社会のありよう」がある。
小学校高学年くらいの挙手をしなくなるくらいのタイミングから若者たちのあり方が始まるようで、私たちが目に来ている中学生はまさにその最中なのだとも感じる。
それを強化するか、はたまた解放するかは、「大人たち」である私たちの姿や「社会のありよう」である学校の教育課程・システムによるのだろうなとこちらも再確認。
しかし、地方が生きていくには消費者マインドを育んでいる暇はないのだよなあ。