自由とは?【映画:自由な学校】
岐阜県は多治見市に映画「自由な学校」を見にいきました。
「自由とは行動のことを言うのではなく、内面の心的なあり方のこと」といった言葉がたびたび登場しました。
自由と好き勝手は違う、自由にありたいなら周りの人の自由も尊重することが必要。
そんな問いかけの映画です。
映画「自由な学校」
徳島県阿南市にあるフリースクール TOECのドキュメンタリー映画です。(不登校の児童を対象とした運営でないので、オルタナティブスクールと呼んだ方が理解しやすいが、「自由」を大切にしているので「フリースクール」としているそう)
卒業生の齋藤千夏さんが大学の卒業制作でつくった映画を仕上げて作品にしたものだそうです。
卒業生が、自分のいた学校の背景にある理念や、仲間が抱いている思いなどを掘り下げてまとめた形で、さまざまな人のインタビュー中心に構成されています。
それゆえ、スタッフと子どもたちとの関わりをもっと見たいなんていう意見が寄せられることもあるそうです。
が、監督の立場からすると、その関わりの背景や、そこで育っていった人たちのその後が関心ごとだったのは頷けます。
そんな切り口の映像作品なので、ちょっと今までに見たものとは異なる切り口で教育観を揺さぶられます。
大切にしていることは何か、そしてそれはどのように定義するのか。
どのようにスタッフで共有し、実践に落とし込むのか。
このあたりが、組織で教育や子育てをする上ですっ飛ばしてはいけないステップだよなあと。