教育は属人的な営みがゆえ、集団として行うのなら教育観のすり合わせは必須
北九州こどもの村中学校校長の高木さんのお話を聞くことができました。
きのくにこどもの村学園の運営する学校の一つで、北九州市で教育活動を展開しているそうです。
映画「夢みる小学校」でも取り上げられた、「きのくに」ですが、「自由な子ども」を育てるという教育目標のもと、教育活動が徹底されている印象は強く残りました。
高木さんからは学校の様子や職員の構えなどを丁寧にお話頂きました。
パンフレットやテキストがベースでありながらも様子がありありと感じられたのは、エピソードの豊富さや、背景になる考え方が見え隠れするからでしょうか。
さまざまなQ&Aに対しても高木さんは即応的に言葉を並べます。
きのくにの教育観が身体化されている証左でしょうか。
今日の高木さんをはじめ、南アルプスの加藤さん、かつやまの丸山さん、皆さんから共通してお聞きしたのは研修に関するトピックでした。
きのくにの教育を司どる大人として、どのような考えで活動にあたるか、どのように子どもを見るか、どのように子どもと関わるか、どれだけ子どもの情報を共有するか。
このあたりを相当に丁寧に行っているのだろうなと推察されます。
それら営みはもはや研修制度というよりも文化と呼んだ方が相応しいのかなとさえ感じます。
今回は高木さんが小千谷出身ということで繋がった縁でした。
高木さんはじめ、セッティングくださった方々に感謝です。
その後の食事会で、あなたは今後どうするの?とさまざまな角度から問われました。
いつになっても悩みは生まれ続けます。