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キミのことすきなんだ

暖かく晴れていて
太陽が緑を萌やす影の下
風が吹き目を伏せる
目を開くと目の前にはキミがいる

笑った顔と怒った顔と
泣きべそ顔がそこにあり
ふとした時に湧きあがる
感情的なキミのことすきなんだ

小さいことが押し寄せて
大きな声で笑うから
あふれる笑顔が伝わって
ぼくの目の焦点はぼやけて、キミのこと
食べちゃいたい


何も変わらない毎日
ごはんを食べているその場所には
赤外色の時間が漂い
よく食べるキミを見て温度が変わる

おさかなごはん肉と野菜
破裂の笑顔がそこにある
お茶を飲んだらほっとした
とても楽しいキミのことすきなんだ

ちょっとのことがとてもおかしくて
弾んだ声で話すから
うれしい気持ち伝わって
ぼくはなぜかとてもあわてて、キミのこと
愛おしい


今なにかあってもね
出口を探すから
苦しいこともあったはず
ぶつかりあったりもしたけどね
お互いに溶け込むように
キミと重なりたい


黄昏時がやってきて
いつものそこにはキミの顔
変わらずいつものその姿
目の前にいるキミを捕まえたくなる

時々わざと反発してても
本当のこころが伝わるから
気づいてないふりをして
やさしくなくてもキミのことすきなんだ

たまにはぶつかったりもするけれど
つらいこころを知ってるから
目をつむり抱きしめる
強がっててもかわいらしい、キミのこと
離さない

抱きしめても少し何かが足りなくて
すべてのことを知りたいから
いつまでも離したくない
すべてを知っているはずの、キミのこと
欲しいんだ


なぜか一番ヤバい頃、去年の秋に書いたものです。書き始めたというか。あまりないような具体。いろいろあった頃だけど、だからこそストレートな書き方をしているような気もする。誰にも伝えられなかったけど、気持ちをそのまま書いたような、というと少しおかしいかな。


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