9 自分と向き合うプチ旅行
最近、適応障害と向き合いながら過ごしている中で、ふと「このままでいいのか」と考えることが増えました。
家にいるとどうしても嫌な思いがよぎり、前に進むことが難しい。
そんな自分に少しでも変化を与えたくて、初めての大きな一歩を踏み出しました。
それは、県外への1人ドライブでした。
目的地を決めず、ただ流れる景色に身を任せながら車を走らせる。
次第に、空の広さや山の雄大さが心をほぐしてくれるような気がして、自然と深呼吸ができるようになりました。
その瞬間、これまで見えなかった「未来」が少しずつ見えてきたのです。
未来のこと、そして「今をどう生きるか」を自問自答し続けました。
その中で、自分がやりたいこと、すべきことがはっきりと浮かび上がってきました。
それは、精神疾患で苦しんでいる人たちや、不登校で悩む子どもたち、そしてその親御さんの支えになれるような絵本を作りたいという想いです。
絵本の中で、心のトレーニングや自分と向き合う方法を子どもたちに伝えることができたら、きっと誰かの心の助けになる。
そんな未来を描くたびに、心がワクワクし、まるで光が差し込むような気持ちになるのです。
大きな旅ではありませんが、今回のプチ旅行は、私にとって何よりの気晴らしであり、未来への道しるべになったように感じました。