27 秋の日差しとともに
息子の乗馬トレーニングの送り迎えで、山間の風景が広がる場所へ行ってきた。
秋の日差しが心地よく、自然の中で過ごすひとときに少しずつ心がほどけるような感覚があった。
ふと振り返れば、ゴールデンウィークの頃も同じ場所を訪れていた。
あのときは息子のトレーニングに付き添いながらも、心はどこか灰色で、重たいものを抱えていたように思う。
今こうして穏やかな気持ちで景色を楽しめていることが、不思議でもあり、少しだけ「前に進んでいるのかも」と感じさせてくれる。
昨日は、保護者の方々や教え子たちからたくさんの温かい言葉をもらった。
彼らの思いやりや、見守ってくれる気持ちが心に染み渡り、自分も少しだけ勇気と希望を持つことができた気がする。
今日のように穏やかな気持ちで過ごせる日が少しずつ増えていけばいいな、と。
とはいえ、ふと頭の片隅には復職についての考えがよぎることがある。
「いつ復帰するべきなのか?」と自問自答する自分がいる。
1月に焦る意味はあるのか?それとも、4月から新しい環境でリスタートした方が良いのか?
今は、焦らずに、自分に素直でいられる時間を大切にしていきたい。
きっと、こうした穏やかな日が少しずつ増えていくことが、心の回復に繋がっていくのだろう。