この夏を「謳歌」してますか!
ご無沙汰してます!
前回の記事でnoteを書く癖をつけたいとか言っていたのにも関わらず、だいぶ間が空いてしまいました。tsushiomaruです。
8月6日に自分が作る自主制作、観る絵本の短編「夏木立」を更新しました。
作品のテーマについて
今回のテーマは「謳歌」です。
最初この作品を作るにあたって一番に考えたのは「この夏のあり方」です。
新型コロナウィルスの影響により、僕らの日常は変わりました。
仕事はリモートワークという選択肢が当たり前のように存在し、外に出歩く上で、靴を履くのと同じようにマスクを着用するようになり、夜になると街から人々は消え、気づけば我々はアクリル板を挟んで会話することへ抵抗がなくなっていきました。
そして、その中で行われたTOKYO2020オリンピック。
その開催には様々な意見が飛び交いました。
そんな中、この夏は皆さんの目にどう写っているでしょうか?
そして、それは全て新型コロナウィルスのせいでしょうか?
確かにいつもよりできることとできないことが明確に別れた年になりましたが、楽しめていない理由を無意識のうちに誰かのせいにしてしまってはいませんか?
それを問うための作品を作ろう。そう考えたのが始まりでした。
TOKYO2020オリンピック
「謳歌」をテーマにする上でオリンピックは僕にとって大きな存在でした。
様々な意見がある上で、僕はオリンピック開催して良かったと思っています。
もちろん感染者数は日に日に増加し、東京では先日1日での感染者数が5000人を超えてしまいました。
感染拡大は目に見えて起こってしまっています。が、この夏に少しでも笑顔になれたり、胸を熱くする瞬間が、本気で立ち向かう人たちの背中を一生懸命応援する瞬間があった事は、僕は貴重だと考えています。
人の命には変えられない。
それはその通りです。
でも今、その命が輝く瞬間に立ち会える事も同時に感謝したいと1人の人間として感じました。
短編の内容について
この物語の主人公は一人の少女です。
「この夏やりたいこと」を書き出そうとしつつも、一つも思いつかずに思いつめているところから物語は始まります。
その中で「やれること」と「やりたいこと」の違いに気づき、純粋な気持ちで今の自分がやりたいことを考えるようになります。
僕はこのマスクが当たり前になった時代に、いつからかマスクの上から相手の笑顔を察するようになりました。これは、見えてるわけではなく「きっと笑顔だろう」と思うようになったというだけです。
つまり、笑顔を想像するようになってしまっていました。
ただ単純に、「笑顔が見たい」
それがこの作品を作る上での2つ目のメッセージでした。
マスクの下にあるあなたの笑顔をもう一度見たい。
皆さんは大切な人の笑顔を一番最近見たのはいつですか?
挿入歌 「風が吹いている」
途中聞こえてくる音楽は「風が吹いている」
この曲の冒頭の歌詞に今だからこそ刺さる物があると感じこの曲のカバーを作ることを決意しました。
風が吹いている 挿入部分歌詞
時代はいま 変わっていく 僕たちには願いがある
この涙も その笑顔も すべてをつないでいく
風が吹いている 僕はここで生きていく
晴れわたる空に 誰かが叫んだ ここに明日はある ここに希望はある
君と笑えたら 夢をつなぎあえたなら
信じあえるだろう 想いあえるだろう この時代を 僕らを この瞬間(とき)を
タイトル「夏木立」について
今回は珍しくタイトルを少し悩みました。
この少女を表現する単語且つ、夏にちなんだ名前は何が良いかと考えた結果「夏木立」になりました。
夏木立【なつこだち】
夏の暑い日差しを遮って青々と立つ木立
今日8月8日でオリンピックは閉会しました。そして、個人的な話ですが偶然にもこの日は僕の誕生日でもありました。
夏は折返しを始めています。
これからでも、まだなにかひとつ、自分自身の「やりたいこと」をやりきって、この夏を謳歌してみてはいかがでしょう?
その決意をもとに堂々と立ちこの夏を謳歌するその姿を僕は夏木立と表現したいのです。
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