本を読むフリをする娘。

6歳の娘にとって3月・4月は大忙しの季節。

卒園式に入学式。
これだけ環境の変化があると、
大人でも精神的に参ってしまいそうだ。
 
小学生となった娘は、
新たな団体行動の世界に放り込まれることになる。

そんな、初登校を終えた娘のエピソード。

本を読むフリをする娘。

帰宅後の妻と娘の会話。

ママ 「小学校楽しかった?」

娘  「楽しかったよ」

ママ 「誰かとおしゃべりした?」

娘  「してないよ」

ママ 「そうなんだ。じゃあ、休み時間何してたの?」

娘  「本を読んでたんだよっ!!」

ママ 「そ、そうなんだ・・・」

妻曰く、
人見知りと初登校の緊張も重なり、
本を読んでいるフリをしているだけだろうという。

妻自身も同じような経験があるようだ。
あまりの緊張のため、
小学生の頃は読みたくもない本を、
読んでいるフリをしていたのだという。

なるほど!
確かに、この気持ちは理解できる。

私自身も人見知りで、グループ行動が苦手。
アウェーの環境に放り出された時、
全く興味のない本を開き、
「私は本を読む人なんだよ」
と振る舞った経験がある。

今回の娘の本を読む行動と、
私の過去の経験がリンクした瞬間だった。


本が近くにある環境にしてあげる。

娘の読んだフリをする。
 
本当に読んでいるフリなのかは分からないけれど、
一つ想定しておこうと思ったことがある。

それは、仮に娘の読書が読んでいるフリであったとしても、
そのきっかけで本が好きになるかもしれないということだ。

そういった兆候がみえてきた時、
親としてどんな行動をしてあげるのがよいだろうか?

過剰に本を買い与える必要はないが、
本が身近にある環境にしたいと思う。

・娘だけの本棚がある。
・パパの本も簡単に手にとれる。
・図書館に本を借りにいく。
・パパなら本は買ってくれる。

本が身近にあって、すぐに手にとれる。

普通すぎることだが、とても重要なことだと思う。

気になった時のパワーを無駄にしない。

調べたい。気になる。と感じた時が一番パワーが強い。
そしてそのパワーは、時間の経過によって弱まっていく。

その瞬間を逃さないために、環境を整備しておけるか。
この考えは常に意識しておきたいと思う。


数回の登校を終了し、小学校いきたくない病が発症している娘。

少しでも早く「楽しい」に変化してくれるのを、

不安ながら只々見守るしかないのだなと感じる。





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